天然木の家は、自然そのままの「無垢材」を使うことで
快適な住み心地や肌触りの良さを生み出しているのが特徴。
が…自然の木を使うということは、虫さんにとっても居心地の良い空間を作っているということになるのです。
しかも、殺虫剤などに使われていたホルムアルデヒドの建材への利用が法改正によって制限されたことで、
害虫被害が多くなっているのが現状。
①シロアリ
住宅の害虫被害と言えば、最も有名なシロアリ。
床下、柱の内側をかじって家の耐久性を落としてしまう大変迷惑な虫ですね。
毎年4月、5月頃「なんだか家の周りで羽アリを良く見かけるような…」
そんな気がしたら注意が必要です。
②キクイムシ
木材の内側を食い荒らして穴を空けて出てくる虫です。
木の柱や家具の傍に木の粉が落ちていたら近くに小さな穴が空いていないかよく見てみましょう。
③シバンムシ
かなり小さい茶色い虫がシバンムシです。
食品や畳(イグサ)にも発生することがある虫なので注意。
次の投稿では「害虫対策」についてご紹介します。
前回に引き続き、この時期に特に悩まされるカビと湿気についてお伝えします。
カビ対策として除湿はもちろんのこと、
カビは細菌の一種なので抗菌作用も必要となります。
除湿剤、防カビ材は色々ありますが最近は自然由来のものが注目されるように。
住宅に用いる「木」もその一つです。
木は種類によって様々な特性を持っていますが
住宅の中で湿気の多い箇所に効果的な材料を使うことで実力を発揮するとのことです。
我が家でも使われている湿気に対応力のある木とは…「桐」です!
桐の木(写真右)割とすぐ大きく育ちます。
紫色の花が咲いている背の高い木、見たことありますか?
前述で「木」と紹介しましたが
桐は木かと思いきや実は「草」の仲間だって知っていましたか?
私は知りませんでした(;^ω^)
桐はやわらかく断面は穴だらけ。
穴の中に湿気を刷り込むことで乾燥する性質を持っています。
また、桐は湿度が高くなると膨張して機密性が高まり、
湿気が侵入するのを防ぐ効果もあるそうです。
その性質を建築にも活かし、古来から重要建造物やタンスなどに多く使われてきました。
我が家では、押し入れ・ウォークインクローゼット(WIC)に用いています。
桐のWICは、湿気を吸収して湿度が70%以内に保つようになっているので洋服が傷みにくい!
↑ WIC内部。
完成から4年経ちましたが、湿気防止効果は全く衰えず!
カビも生えませんし防虫効果も◎
4年間で防虫剤を使用したことはありません。
それだけ桐が優れた素材だということが分かりますね!
さらに、乾燥時には木が収縮して蒸れないように通気性を良くしてくれる効果も。
このように、桐はまるで呼吸しているかのように調整を行い
収納内を一定の快適な状態に保つ働きをしてくれるのです。
また、調湿性のある本物の桐は素手で触ると一瞬で紫色に変色するそうです。
安物の桐ではそうはなりません。
ホームセンターなどで売られている桐として売られているスノコは
触ってみても変色しませんよね。
主に中国産の粗悪な桐は、漂白・塗装が施されていたり黒ずんでいるそうです。
日本で昔から使われてきた万能素材「桐」。
湿度の高い日本ならではの「天然素材」を用いた優れた防湿の方法と言えますね(^^♪
カビ、湿気対策についてまだまだお伝えしちゃいます。
次回の更新もお楽しみに!
いつもブログをご覧になっていただきありがとうございます☺
7月より暮らしのスタジオで働きはじめました、スタッフKです。
湿気は大の苦手!この時期特有のジメジメを絶賛体感中…。
さて、今回は実際に弊社で自宅のリフォームを手掛けたスタッフKが、
実際に「総天然木の家」に住んでみて感じたリアルな声をお届けしたいと思います。
今回は「カビと湿気」について。実体験を踏まえて色々調べてみましたのでご紹介します。
【K邸 リビングキッチン】
「家の中でもカビが生えるの?」
天然木の家に興味のある方は、カビの発生率を特に気にされます。
一般的に天然木の家はカビが生えにくいと言われていますが、
じゃあ、実際はどうなの?と確かめたいですよね。
結論から言うと…ほとんどカビの発生はありません!
住み始めて約5年経ちますが、カビに悩まされたことは特別ありません。
木には「調湿作用」があり、
湿気が多いと水分を含み、空気が乾燥するとそれを排出する働きがあります。
これによって、室内の湿度をある程度一定に保ってくれるのです。
そのため、普通の住宅に比べると湿気に悩まされること自体が少ないと言えます。
流石に多少のカビの発生はありますが、
こまめに換気する、風通しを良くする…などのひと手間で
かなり抑制することが出来るのです。
とはいえ、「木」は素材的にはカビが生えやすいものです。
しかも一度生えてしまうときれいに取り除くのが難しくなります。
そのため、できるだけ家を建てるときに湿気や水分に負けないような
工夫をしておくことが大切なのです。
「具体的にはどんな工夫がされているの?」
次回のブログでは、我が家でも使われている防湿性に優れた最強素材をご紹介します。
必見ですよ!