子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

違うものだなあ。

2019-11-13 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

10月末に里帰りをして、はや2週間が過ぎました。

実家とは不思議なもので、帰った当日翌日あたりまではお客様待遇で迎えられますが、それ以降は昔の通り家族の一員としての生活です。

 

お腹にあかちゃんがいるといって、そんなに特別待遇はされません。

家族が起きる6時には起きて、朝食の用意をして洗濯物をして洗い物をして・・・。

里帰りをする前とまったく一緒の生活ペースです。

 

でもこれがクマ子には合っているかも。この生活ペースが乱れてだらだらすると運動不足にもなるし、生活にメリハリもなくなってしまいますものね。

 

クマ子が出産予定の病院は市内の総合病院。

色んな科もあるし、産婦人科にはNICUも完備されているので、母子ともに万が一の緊急事態でも迅速に対応してもらえるので安心です。なんといっても高齢出産なので、その辺は考えて選びました。

 

そしてその病院でも妊婦検診がスタート。

妊婦検診は全国どこでも一緒かと思っていたのですが、違いがあってちょっとびっくりしています。

 

これまで診てもらっていた産院では毎回尿検査、体重血圧を測定後、先生に診察をしてもらいます。

お腹にジェルを塗ってエコーで赤ちゃんの様子を2Dと3Dで見せてもらって、「ここが心臓で、これが足の骨で、これが腎臓で・・・」などと詳しくエコー画像を見ながら赤ちゃんの生育状況を説明をしてもらい、現在の赤ちゃんの体重、羊水量も教えてもらいます。

 

心音も機械で聞かせてもらった後に今度は問診。気になることがあればすぐ別室の内診台に上がって内診してもらって異常があれば処置をしてもらう、という流れでした。

 

さらに診察でみたエコーの動画と心音は自動的に録画されるようになっていて、お会計を済ませることにはスマホにダウンロードした病院のアプリで自分の赤ちゃんのエコー画像をいつでもみることができるようになっています。

 

 

一方いま大阪で診てもらっているところは、先生の診察は毎回ありません。

尿検査、体重測定、血圧測定を自分で済ませるところまでは一緒なのですが、先生の診察はなく助産師外来という形式をとっているのです。

 

待合室で待っていると、助産師さんが待機している部屋へ呼ばれ、子宮底を計測。その後エコーで一瞬だけ赤ちゃんの様子をみて、異常がなければそれで終了。

 

妊婦側に気になることや助産師さんが診て異常があれば、その後先生に診察してもらえるそうなのですが、クマ子は今のところ以上もないし気になることもないので、先生にお目にかかっていません(笑)

 

超音波でしっかり赤ちゃんの様子を確認する日は産婦人科の妊婦検診ではなく、一般外来の超音波検査科で改めて予約をいれてもらいます。その日は検診はせず、ひたすら超音波検査室でじっくり赤ちゃんの様子を検査技師に診てもらうもの。

 

総合病院と個人医院の違い、ということもあると思いますが、病院によって違うものなのですね。

ありがたいのは大阪の病院もスタッフの方みなさんがとても丁寧で優しいということ。

これが本当にありがたいです☆

 

ここなら安心して出産できそうですぞ♪

 

 

 

 

 

 

 

 


いろんな経験がある

2019-11-08 | 私の夫の妊活の末の妊娠日記

大阪の分娩予定の病院で母親学級が開催されるとのことで、さっそくクマ子も参加してきました。

 

こちらの病院では妊娠前期プレママさんと後期プレママさんと2度にわけて母親教室を開催しているんですって。クマ子は28週以降のプレママさんが参加する教室に参加してきました。

 

参加者はだいたい25名ぐらい。皆さんお腹がもう目立ってきてるプレママさんばかりです。

参加者全員が初対面なので話すこともなく、床に敷かれたマットの上にとりあえず座って教室が始まるのを待ちます。

 

時間を持て余すクマ子。

とりあえず分娩予約をした際に渡されたA3版の厚みが3センチほどある重いテキストを読んでいるうちに時間がきて助産師さんによる母親学級がスタートしました。

 

前にパパママ学級に参加した時は強烈に面白くてわかりやすい助産師さんの教室だったので、3時間なんてあっという間に過ぎたけど、さて今回はどんなものか・・・・

 

 

事前にいただいたカリキュラムでは助産師さんより分娩の詳しい進行状況やこの病院の入院の様子、マタニティヨガ、病棟見学となっていたので最初は座学かと思いきや、

 

いきなり「では2グループにわかれて陣痛時に必要なグッズについてディスカッションを始めます」と言い出す助産師さん。

 そして全然面識もない人たちが2チームに分けられ、誰も話すことがないまま円になって座ります。

 

き・・・きまずい。

誰も視線を合わさないし声を発しない。

隣のチームも水をうったようにシーンとしているけど、助産師さん、始まっていきなりこれはハードルが高いよ・・・。

こういう時は年齢が上のクマ子が仕切るべき??

いや、様子をもうちょっと見よう・・・・

 

 

などと考えていると、とても優しそうなプレママさんが口火を切ってくれました。

それでホッとするその他全員。こういう人がいてくださると、ほんっと助かります。

 

 

相変わらず隣のチームは沈黙が続いて助産師さんがはいっていましたが、クマ子がいるチームはそろりそろりと意見が出始めました。

そしてその中のおひとりの話が、衝撃的だったのです。

 

その方が「陣痛時にはきっちり食事が病院から提供されますが、食べる余裕ないので手軽に食べられてカロリーがあるものが必須でした」と発言したときのこと。

 

おや??

この教室は個々の病院で初めて出産する人のためのクラスなのでは・・・・

と思っていると。

 

 

その方がこうおっしゃいました。

 

 

「私、昨年この病院で出産したんです。でも・・・死産でした」

その方曰く妊娠6か月目で赤ちゃんに先天性の疾患があることがわかり、そのまま赤ちゃんはお腹の中で息だえてしまったそうなのです。

それだけでもショックだったでしょうにさらに残酷な現実はここから。

 

たとえ赤ちゃんがそうなってしまっても、赤ちゃんを体外に出すには「出産」という形をとらなくてはいけません。

だから他の健康な赤ちゃんを産むのとまったく同じように陣痛から始まり、産声を上げることのないその赤ちゃんを出産をしたそうです。

 

言葉を詰まらせながら、目に涙を浮かべながら話されるのを見て、これは経験した人でないとわからない、ものすごく辛い体験だったことが伝わってきました。

 

 

幸い、今回その方のお腹には健康な赤ちゃんが!

「今回は、赤ちゃんと一緒に退院するのが私の目標です」

 

そうなりますように。

昨年の辛いできごとを乗り越えて今、新たにお腹に赤ちゃんを授かったのですから。

絶対今度は元気な赤ちゃんを産んで欲しい。

 

 

その方のお産経験はとてもリアルで、ディスカッションそっちのけでみんな聞き入ってしまいました。

 

 

ここで有益な情報が1つ。

出産後は肌がかっさかさになるそうです!!!

絶対保湿重視の基礎化粧品とリップクリームを持参した方がいい!!と力説されていたので、クマ子もこれはメモメモ。退院する時に写真撮るだろうし、かっさかさのお肌にメイクしてたんじゃ一生後悔しますものね。

 

 

なんだかんだで予定の2時間はあっという間に終了。

あとは助産師さんを筆頭に入院病棟を案内してもらいました。

うん、出産のイメージがだんだんつかめてきたぞ。

 

 

「ではこれで終了になります。最後お土産がありますので受付で受け取って帰ってください」

ほう。お土産付きとは良心的な母親学級ですな。

感心感心。

 

しかし現実はそれほど感心できたものではなくて・・・・

 

受付で渡されたお土産。

これがめっちゃ重かった・・・・

妊婦は重いもの持つなと言っておきながら、なんじゃ、この異様に重い土産は!!!私たち、テキストも持参してるのに!!

中を見ると450mlの赤ちゃん用ボディソープ現品と、ゼクシィベビーのカタログがどっさり。そしておむつ現品とその他試供品。

 

重いはずだよ・・・・

 

 

おまけに受付での一言

「お会計はあちらの精算機でお願いします」

 

 

お会計・・・??

母親教室有料なの??!!!!!

 

そんなの聞いてないよ!!!!!

 

精算機に表示される1,080円。

 

 

黙って支払い、お土産とテキストと自分の鞄を引きずるように持って帰ったクマ子でした。