子供は一人じゃ作れない!非協力的な夫と私の妊活奮闘記

不妊治療に非協力的な夫クマ吉とすったもんだの末に妊娠。不妊治療の様子、高齢出産、育児の様子を綴っています。

根本的な性教育改革を。

2019-02-22 | 日本の性教育について思うこと

先日とある経済番組でアメリカの投資家の1人が日本株に投資しない理由についてこう語っていた。

 

「ニッポンは少子化の影響がこれからでてくるとよんでいるからね。」

 

少子化ー。

国会の答弁でもよく聞く言葉です。今日本が最も直面している危機であることは間違いありません。政府も女性が子育てをしながら働きやすくなる環境を整えて・・・とかいうニュースも見ますが、クマ子は思うのです。

 

ならなぜ妊娠するか、という仕組みをもっと小学校、中学校の保健体育の授業でしっかり教えるべきじゃない??

 

 

確かに働きながら子育てできる環境の整備も必要です。昭和のように夫の稼ぎだけで生活できる時代は終わった今、夫婦共働きで将来に備えなくてはいけません。

 

だけど根本的な解決策にはなっていないような気がしてならないのです。

 

なぜか?

 

理由は誰でも不妊治療すればと40近くでも子供を産める、という誤解が晩婚化を促進しているから。私もその一人。人生100年と言われる今の時代、不妊治療で子供は授かる者とばかり思っていました。

 

 

ところが現実はそうじゃない。人生100年になろうが200年になろうが、それは老後の人生が伸びているだけであって生殖時期は昔からかわっていないのです。

 

赤ちゃんは男性の精子と女性の卵子が受精して初めて生まれます。精子は毎日男性の体内で作られているのでいつもフレッシュですが、卵子はそうじゃありません。

女性は生まれながらにして原始卵胞を持って生まれてきます。そしてその卵はおぎゃーっと生まれたその日から毎日数十個ずつなくなり、30代になるともともとの卵胞の2%しか残っていません。男性のように毎日体内で作ることができないのです。

 

ただ卵の保有数は人それぞれ。40代で卵がたくさん残っている人は高齢でも比較的妊娠しやすいし、クマ子みたいに30代にしてほぼゼロという人は望みは限りなく薄くなります。

 

それに妊娠の最適期は20代前半。それが30代になると卵子の老化は一気にすすみ、卵がたくさんあっても不良卵の数が多くなってくるのです。

 

不妊治療をすれば年間数百万はすぐふっとびます。精神的にも肉体的にも非常につらいです。

ならこんな思いをする前に産める時に産むことがベストだとクマ子は思うのです。

 

 

自分がどれぐらいの卵を今持っているを知るAMH(アンチミュラーホルモン)検査も今は確立されています。18歳ぐらいで女性は1度この検査を受ければ自分が早く妊娠した方がいいのか、多少時間はあるのか判断もできます。そうすればおのずと未来設計も漠然とでも変わってくるはずです。

 

ちゃんと小学校、中学校の保健体育の性の授業でこういったことをしっかり説明して、自分で自分の体を知る仕組みを国に作ってほしい。

 

そしてもう1つ。

性の授業だからといって、男性と女性を分ける必要はないと思うのです。

男性は女性の妊娠のしくみを知っておくべきだし、その逆もしかり。

 

小さい時からちゃんとそういうことを教えてもらえれば、男性は成人してもし奥さんが不妊治療をすることになっても、メンタル面で大きくサポートできるだろうし、女性も男性の性の性を知ることで、安易なセックスはしなくなると思うのです。

 

 

タブーじゃなくて性とちゃんと向き合える。

そんな日本の教育が今求められている気がしてなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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