9月19日23時32分配信 読売新聞
【北京=牧野田亨】中国国家品質監督検査検疫総局は19日、日本の工業用「事故米」の不正転売・譲渡問題で、原料に事故米が使われた「アサヒビール」(東京)の焼酎を輸入停止とするほか、有害物質の有無を中心に、日本から輸入される酒類の検査を強化すると発表した。
この問題を受けて、中国が日本からの輸入品に対する具体的措置を取ったのは初めて。
日本の事故米の問題は中国でも報道されている。汚染粉ミルク事件で、中国国内が動揺しながらも、「食の安全」に対する国民の意識が高まる中、輸入品に厳しく対処する姿勢を示す狙いがあるとみられる。
同総局によると、事故米を使用した同社の焼酎は今年に入って中国に約3万3000本輸入された。このうち、市場に出回ったのは「さつま司」の504本。約1万6000本は倉庫に保管され、残りは港で検査中という。
【北京=牧野田亨】中国国家品質監督検査検疫総局は19日、日本の工業用「事故米」の不正転売・譲渡問題で、原料に事故米が使われた「アサヒビール」(東京)の焼酎を輸入停止とするほか、有害物質の有無を中心に、日本から輸入される酒類の検査を強化すると発表した。
この問題を受けて、中国が日本からの輸入品に対する具体的措置を取ったのは初めて。
日本の事故米の問題は中国でも報道されている。汚染粉ミルク事件で、中国国内が動揺しながらも、「食の安全」に対する国民の意識が高まる中、輸入品に厳しく対処する姿勢を示す狙いがあるとみられる。
同総局によると、事故米を使用した同社の焼酎は今年に入って中国に約3万3000本輸入された。このうち、市場に出回ったのは「さつま司」の504本。約1万6000本は倉庫に保管され、残りは港で検査中という。