アフリカ内陸部の国ジンバブエでは、現在世界経済史上に刻み込まれるであろうほどの超インフレ状態にある。1000万ジンバブエ・ドル紙幣などというものが発行されるほどだから、そのレベルも理解できよう(日本なら1000万円札が流通するようなもの)。そのジンバブエの現状をひと目で理解できる情景が【DailyMail】で報告されていた。
写真を見ると「宝くじでも当たったのかそれでも起業で大成功したのか。いずれにせよ、とんでもないお金持ちだな」と思うかもしれない。しかし実際にはジンバブエの首都Harareのどこにでもある(と思われる)買い物風景。彼はこれだけ山盛りの紙幣を抱えることで、ちょっとした食料品を買い集めるための「現金」をどうにか用意することが出来たのだという。
しかし彼が持つジンバブエの通貨紙幣「ジンバブエ・ドル」は為替レート上の下落を続け、昨日まで2500万ジンバブエ・ドルで1米ドルだったものが、当日はさらに価値を下げてしまった。今や2500万ジンバブエ・ドルはイギリス通貨で50ペンス(日本円で100円)程度の価値しかない。買い物をしても、缶ジュース一本か小さなパンを一つ買ってそれでオシマイ。
ジンバブエでは超インフレを迎えたことで、買い物において「100,000 and 200,000 notes bundled together in bricks」、つまり「10万ジンバブエ・ドルや20万ジンバブエ・ドルを束にしてレンガのようにまとめた札束」がよく使われるようになった。この「札束レンガ」を買い物バッグに詰めて、お買い物に出かけるそうな。
今やジンバブエで重要なのは、「お札を大量に入れても壊れない丈夫なバッグ」と、「お札の重さを量るための秤(デジタル系が好まれる)」。ちなみに現在の一般市場レートでは、18.1キロの重さのお札(元記事では札の種類が未記載)が50ポンド(約1万円)に相当するとのこと。道端では自国の高額紙幣が打ち捨てられている情景が日常茶飯事。拾ってもそれこそ「一円の価値にもならない」からだ。
以前、歴史の教科書に載ってた、WWⅠ後のドイツの風刺画を思い出す…
写真を見ると「宝くじでも当たったのかそれでも起業で大成功したのか。いずれにせよ、とんでもないお金持ちだな」と思うかもしれない。しかし実際にはジンバブエの首都Harareのどこにでもある(と思われる)買い物風景。彼はこれだけ山盛りの紙幣を抱えることで、ちょっとした食料品を買い集めるための「現金」をどうにか用意することが出来たのだという。
しかし彼が持つジンバブエの通貨紙幣「ジンバブエ・ドル」は為替レート上の下落を続け、昨日まで2500万ジンバブエ・ドルで1米ドルだったものが、当日はさらに価値を下げてしまった。今や2500万ジンバブエ・ドルはイギリス通貨で50ペンス(日本円で100円)程度の価値しかない。買い物をしても、缶ジュース一本か小さなパンを一つ買ってそれでオシマイ。
ジンバブエでは超インフレを迎えたことで、買い物において「100,000 and 200,000 notes bundled together in bricks」、つまり「10万ジンバブエ・ドルや20万ジンバブエ・ドルを束にしてレンガのようにまとめた札束」がよく使われるようになった。この「札束レンガ」を買い物バッグに詰めて、お買い物に出かけるそうな。
今やジンバブエで重要なのは、「お札を大量に入れても壊れない丈夫なバッグ」と、「お札の重さを量るための秤(デジタル系が好まれる)」。ちなみに現在の一般市場レートでは、18.1キロの重さのお札(元記事では札の種類が未記載)が50ポンド(約1万円)に相当するとのこと。道端では自国の高額紙幣が打ち捨てられている情景が日常茶飯事。拾ってもそれこそ「一円の価値にもならない」からだ。
以前、歴史の教科書に載ってた、WWⅠ後のドイツの風刺画を思い出す…