あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

酒蔵の熱気。歌会を無事終了。

2024-09-09 | ライブレポ

9月に入ったとは言え

真夏並みの暑さが続く。

8日主催歌会に向けて前夜、

自宅から15分の‘スタジオ‘に

泊まりこんで音響機材を準備。

色々なモノに電気が必要で

シールド1本、バッテリー1つ

忘れてもライブは出来ない。

最近忘れ物が多くなったのを

自覚している。

機材を持ち込む時は特に慎重を

要する。

当日朝、機材を積み込んで

一旦自宅に到着。

脳内がアレレの母とあちらこちら

がアレレな麻呂のケアを完了。

母におひるご飯んのおにぎりも

用意した。

会場まで10分少々。

時間的に余裕があると思われたが

「ところでスマホは?」と思った。

スタジオで機材を積み終わり

そのままバッグを持たずに発車

させたのだった。

往復30分で10数分遅刻して

しまった。

今回の歌会テーマは「温故知新」。

「裏テーマ」は「忘れ物」だった

と思い知る。

会場は北広島町大朝の福光酒造さん。

4代目蔵元の福光さんは一度は

廃業された酒蔵再生の為に

岩国市から通っておられる。

片道2時間以上!

急いで来て下ったのに申し訳ない。

今回の歌会を大朝でやろうと

思ったきかっけはTakさんとの

再会から。

中高生の同級生。

Takさんはアメリカから出身地である

大朝に一時帰国中。

滞在は年単位のようだけれど。

街のにぎわい創出になればと

ライブを企画したいとのことだった。

我々の元クラスメイトが4人

遠方にも関わらず駆けつけてくれた。

リハの後でラーメンの泉屋さんへ。

皆と合流した。

カレーライスが売り切れていて

残念だった。

最後の一皿を食べたのは

「にいやおっかけ」のOさんと判明。

8日㈰はイベントだらけ。

お客さんが来て下さるか心配した。

久ぶりに再会する方や初めての方も

何組か来て下さったのが奇跡的展開。

町内での歌会なので母を誘ったが

「しんどいから無理だ」と前日も

当日朝も固辞した。

妹が説得して連れて来てくれた。

そんなこんなで蓋をあければ

満席を頂戴して本当に有難かった。

1曲目2曲目が私のギター音量が

小さくて失礼した。

リハの後音量メモリを0まで

下げたのはまずかった。

音響担当者が不在なので

しゃべる時にはリバーブを切る。

その為のペダルを使ったが

不馴れゆえスイッチが

切れているのか入れているのかを

都度忘れる。

歌いながら思いだしてペダルに

足を伸ばすも届かないとか・・。

もはや入っている状態かどうか

自分では分からないという状況。

加えてギターのDIも変えた。

音を増幅させたり音色を変える

ことができる。

値段が高い方のテイラー君の

音色がやっぱりイマイチ。

ピックアップという装置を

付け替えなくては改善しない

そうだが周辺機器で

乗り切れないかと思った。

電気を使わなければ素敵な音

なのにライブ会場では

大いに問題。

新しいDIは全く機能せず(涙)

アルべジオ(弦1本ずつ弾く奏法)と、

ストローク(全部の弦を一度に

弾く奏法)では音量が違い過ぎる。

後者になると「煩い」と

言われて来たので新しいDIの

ペダルで音量を下げたい。

が、これまた不慣れで扱えず。

切れているのか入っているのか・・

ライブ中に忘れた(爆)

あれこれやらかしながら

それでも皆さんが凄く熱心に

聞いて下さるのを肌で感じた。

会場の隅っこで満面の笑顔で

聞いてくれている母が

目に留まった。

ライブに行けるのも最後に

なるかもしれない。

妹も私もそう思っていたから

冥土の土産になった(笑)

私のギター音色はアレレ~

だったが声は良く出た。

森川敏行さんのギター音色は

今回も素晴らしかった。

自分のギターが嫌になる。

オリジナル曲を1曲お願いした。

流石です。

本日の1曲は森川さんサポート

ならではのジャズナンバー。

「Summer time」は楽しかった。

合わせるのはさらっと1回だけ。

本番は別物で「そう弾くのね」

と思えば自分でも未知の声や

歌い方が下りて来る感覚。

コロナで終わってしまった

今夏を多少取り戻せた。

オリジナルも「温故知新」に

ちなみ活動初期のナンバーも

たくさん歌った。

右腕筋力は何とかなったが

思いがけず左指の筋力が

今日は特にイマイチで

コードの「F」が抑えられず。

ソロのパートで多用した「F」は

いつにもましてペコペコ音(涙)

世界的ギタリストMIYAVIが

「Fはむずい。僕は押さえられない」

とユーチューブで語っている

くらいだから新屋まりが

抑えられなくても仕方ないっす。

で、忘れ物を他にも思いだした。

マニキュア。

「月の涙」で手の甲を会場に

向けつつ気づいた。

マニキュアを前夜忘れずに

枕元に持参した自分を褒めた。

が、塗り忘れた。

「月の涙」の前に

「やさしさにつつまれたなら」で

シェーカーを振った時に

武骨な指先に気づくべき

だったけれどね。

因みに森川さんはサロンで

ネイルしてもらうそうだ。

ギタリストは爪がイノチ。

新屋まりは声がイノチで

ギターは二の次っていう意識?

わざわざ持参した椅子を

使い忘れてもいた。

そんなこんなで反省すれば

ゾロゾロと出て来て私は

いらっとするとか眠れなかったり

なのだけれど、

今回は皆さんのリアクションが

とにかく凄~く良かったので

安心して良く寝た(笑)

サポートによって選曲が違う。

森川さんのおかげでだだっ広い

選曲で歌いたい歌を思い切り

歌えたのが楽しかった。

会場との一体感も癖になる。

エアコンがないので良い汗をかいた。

戸を開ければ涼しい風がぬけて

すごく気持ちよい。

歌会を終えて希望者にどぶろくの

試飲をさせてもらった。

どろっととろみがあるがきりっと

辛口目。

右側に向かってやや甘味がある。

福光さんとTakさんには搬出まで

お手伝い頂きお世話になった。

帰宅すると母が上機嫌。

「楽しかった」「行って良かった」

と2回も3回も言った。

「あんたーようやったの~」と

珍しく褒められた。

お客様から「どぶろく」の

差し入れをもらったので

そっと打ち上げた。

下手な手料理にも良く合う。

歌会の余韻がじわ~っと身体に

沁み入った。

 


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