あめつちの詩

「あめつち」に響く歌声の持ち主「にいや」こと「新屋まり」が奮闘の日々を綴る。

宮島リトリート

2021-05-28 | 心の栄養

左下肢の痛みで動きが

ぎこちないせいか、

体もココロも妙に疲れた。

お仕事に行くテイで宮島へ。

観光客が不在のガランとした宮島。

お店はほとんど閉まっている。

こんな宮島は見たことがないと

思いながら厳島神社へお詣り。

なが~い朱塗りの回廊には

私の他に観光客は一組だけ。

出口には日本三大弁財天の

大願寺が。

そそくさお参りをしたら宿へ。

宿への入口付近に

千手観音さまのお堂があって

ちょっとびっくり。

というのも先日、

治療院の予約時間を調整する為に

立ち寄ったお寺のご本尊が

千手観音様だった。

千手観音様にはたくさん腕があって

いろいろな道具を持っている。

むか~し須磨寺境内で見かけた時、

「何か下さい」とお願いしたことがある。

真ん中の何も持っていない腕が

私の方に伸びて来たイメージが見えた。

何ももらえなかったと思っていたが

「あなた、音よ!」と

ある人に言われて涙ぐんだっけ。

私にとって何より大切だった音を

ないがしろにしていたと思う。

感謝しつつ「あめつちの詩」を

ひとふし歌った直後だった。

呼んでもらったのだろうか。

などと思いながらお部屋へ入ると

広々として実に落ち着いた空間だった。

右側はうっそうとした山で

眼下にプールが見える。

正面は湯殿の木造建築。

空腹だったので

夕食のバイキングに直行。

お風呂に入り

ビールやワインを飲みながら

ゆっくりと読書をした。

妹が勧めてくれた本。

母娘の確執がテーマ。

いつまでも長引く私の左下肢痛の

コンポンゲンインがストレスならば

このあたりがテーマかもと

妹も私も思っているが

良く分からない。

不特定の人間全般にストレスを

感じて居る気がするから。

年を重ねるに従い

肝っ玉おばさんになれる気がしたが

繊細になるばかり。

「ああ、私は繊細なんだ」

と言葉にできたのはこの春だ。

で、少しだけ自分に諦めがついたし

自分の感じた事を

誰かと共有しようとして

徒労に終わって来たことに

大いに納得・合点がいった。

今後表現したいことはするけれど

分かってもらえなくても

仕方ない。

宿で良く寝た。

朝もお風呂に入り自転車で

海岸線を走る。

ちょ~気持ち良かった。

清盛神社に参拝。

縁あって清盛様を歌にしている

身の上。

「安らけく平らけく」を地味に奉納。

そこから大元神社と大聖院へ。

大勢の羅漢さんだ。

楽しそうだ。

眉間にしわよせなくても

ガハガハ笑いながら修行して

よいのねと思う。

大聖院では以前イベントや

ライブをさせてもらったが

今にして思えばけして当たり前

ではなかった。

尊大だったジブンをあ~恥ずかし

と思う。

正面のお堂が気になり入る。

表の仏像は何やら怒っていて怖いが

裏手に回ると阿弥陀仏が。

阿弥陀仏には妙にシンパシーを

感じる。

蓮華の上に半眼で座っておられる。

「泰然自若」という言葉を

思い浮かべながら

「あなたも蓮華に座っていなさい」

と言われた気がした。

精神がバタバタし過ぎているから

と思いながらやっぱり

バタバタで宿に自転車を返して

一泊のリトリートが終了。

勤務明けのテイで帰宅。

エネルギーチャージをしたが

2日で切れた(爆)

第2回リトリートを

すぐにでも実行したいものだ。

 

 


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