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Riang,Liang

Riangはマレー語で「陽気な」、Liangは中国語で「明るい」という意味!マレーシアから陽気で明るい話をお伝えします。

台湾から

2005-12-27 01:13:12 | 

23日の朝、突然、電話が・・・。「今、タイからマレーシアのバターワースに向かっているところ、夜、クアラルンプールに着くよ!」台湾に住んでいた時の台湾人の友人Aがカナダ人の彼Pと一緒にクアラルンプールに遊びに来るとのこと・・・。
クリスマス前後に遊びに来るとは言ってたけど、まさか、今日とは思わなかったので、家に着くと、すぐ軽く掃除をして、彼女達を迎えました。

実は、私、1999年から2001年まで台湾の台中に住んでいました。Aとはその時以来の友人。Aとは週末、よく遊びにでかけたり、新年にAのお父さんの中華を食べさせてもらったり、今年の5月にはWと一緒に台湾に旅行に行って、家に泊めてもらったり、A一家にもAにも本当によくしてもらっています。

今回の2人の旅は台湾→タイ→マレーシア→シンガポール→マレーシア→タイ→台湾で、バックパッカーでタイ→マレーシア→シンガポールの移動はバスと電車を使うらしい・・・。

23日の夜、Wとバス・ステーションに迎えに行き、久しぶりのご対面。カナダ人のPとはお初。彼は台湾で英語教師をしながら、音楽活動をしていて、台湾ではCDを発売し、来年、カナダでも売り出す予定。なので、この旅にもギター持参。

我が家に着いたのは11時過ぎ。これからのスケジュールを聞くと、明日の夜にはマラッカ(マレーシアの南)に行きたいとのこと・・・。「そんなに早く、もう一泊していけば?」と私。彼女達が言うには、中の移動が、バス、電車なのでそんなに時間を使えないらしい。「うん、それなら、仕方がないなあ~。」

Aとは台湾時代の友人の近況を。私の中国語のクラスメイトだったカナダ人のDは台湾人と結婚して、台中に旅行会社を始めたとか、日本人のAは子供を産んで、子育て中とか、日本人のKはカナダに行って、今は日本だとか、アメリカ人のNと日本人のSカップルとは連絡をとってないが、今頃、どうしてるかな?アメリカかな?なんて、台湾時代の友人の話題ばかりで、とっても懐かしい~。
彼のPは中国語を勉強中らしく、テキスト持参。旅行中なのに、えらいわ~。「Aと毎日、話していれば、上手になるよ!」と私。英語、フランス語ができるし、音楽をやっていて耳もいいはずだから、3つ目の言語もすぐ上達するんじゃないかな~。

24日、朝、起きて、中華のブランチをして、ヒンズー教のBatu Caves に。Batu Caves は洞穴の中にヒンズー教が祭られているところです。かなり神秘的なところですよ。洞穴には金毘羅さんのように階段があって、それを登っていかなければなりません。それと、ここには自然の猿たちがたくさん、走り回わり、観光客からもらえるえさに飛びついています。猿たちもヒンズー教では神様なので、大事に扱われているようですね。

階段の隣には新しくなったお寺が・・・。ここは初めてなので、私も中へ。象の神様、牛の神様、ねずみの神様など、いろいろな色鮮やかな動物の神様が出迎えてくれました。お祈りをしてくれるお坊さんが「こっち、こっち。」と言っていましたが、私達はヒンズー教徒ではないので、「いいです。」と断わって、外に出ました。2人は登山開始。私は友人を何回も連れてきているので、下で休憩。

2人が戻ってきて、「どうだった?」と聞くと、「なかなか!」と。ここはヒンズー教なので、2人の外国人には異文化を感じるところでしょうね。

その後、1月1日に引越し予定の新居へ。Wはそこで業者の人と、ペンキ塗りをしていました。2人に中を案内して、「今度はここで寝られるよ。」と部屋を紹介。
まだ、何もないので、イメージがわかないだろうけど、また、是非、遊びに来て欲しいなあ。

それから、ツインタワーがあるKLCCへ。
映画にも出た建物なので、Pが是非、行きたいと。
KLCCのショッピングセンター、外の公園をぐるっと回りました。
スターバックスで休みながら、彼の音楽活動に興味がある私。「どうして、音楽を始めたの?いつから?何の楽器ができるの?」など質問。彼はピアノ、ギター、ベース、ドラムができるんですって。
私もピアノ、ドラムはできるので、彼に「いつ、また楽器を始める?」と聞かれ、「ピアノもドラムも高いからね~。買うとしたら、キーボードかな?今は歌を歌ってるしね。」と。

一先ず、家に帰って、2人は出発の準備。Pはギターをポロロンと弾いてくれました。
適当に弾いているようだけど、素敵な曲だわ。
台湾で出したCDが売れるといいねえ。そして、カナダでも。

5時半過ぎ、家を出発。昨日と同じ、バス・ステーションに向かいました。
「マラッカ行きのチケット、すぐ取れるといいけど、万が一、取れなかったら、もう一泊しなね。」と。
車を駐車できないので、バス・ステーションの向かい側に、車を止め2人は荷物をとって、出発。Pからは「本当に長い間、運転させてしまって、どうもありがとう。」「いやいや、またマレーシア、遊びに来てね。また家に泊まっていいので。」Aとは運転席、助手席で、ハグをして、「またね。」と。

10分後に電話が鳴り、マラッカ行きのチケットが取れたと。
よかった、よかった。
これからの2人の旅も楽しくいけるといいなあ。
また、2人に会えるのを楽しみにしてます!



 KLCCで撮った写真。
 2人の楽しそうな姿。

 許可をもらったので、載せてしまいまーす。

 


荷物

2005-11-28 00:23:08 | 

日本の姉から荷物が届いた。

9月末に双子の女の子を出産して、私達とWの両親、兄弟達へのお祝い返しが送られて来た。それと、お煎餅盛りだくさんと秋の新作プリッツが入っていた!!お煎餅はかなり、大量に。海外に住むと恋しくなるのがお醤油味の食べ物、お菓子・・・。それと、ちょっと成長した姪の写真。2ヶ月でこんなに顔が変ってくるんだ!!とびっくり。

姉は双子の出産だったので、2ヶ月前から入院をしていた。ちょうど、9月に日本に帰っていた私も、洗濯物や食べ物を届けにときどき病院に。双子の為、帝王切開をしなければならなく、10月初めの予定になるだとうと言われていた。ところが、私が帰る前日、9月27日の朝、姉から電話が・・・。「今日、手術することになったの!」

とにかく、一番に、飛んで行けるのは私。タクシーに飛び乗って、某有名歌手Aの元夫、Sの実家のM病院に出発。(この病院は双子の出産も扱える産婦人科としてはかなり有名な病院。)私が着いて、30分ぐらいして、義理の兄Sも到着。お医者さん、看護師さんから帝王切開の説明があった。「Mちゃん、頑張って!!」と声をかけ、手術室に入っていく姉。

手術が始まって、義理のお母さんも到着。久しぶりにお母さんとの再会で3人でいろいろ、おしゃべりを。 3、40分ぐらい経って、「Sさん・・・2人とも女の子よ。」と看護師さんに呼ばれた。

3人で駆け寄って見ると、小さい女の子の赤ちゃんが2人保育器に入っていた。「かわいい~。」叔母馬鹿だけど、出て来た瞬間は天使のように見えてしまった。五体満足な赤ちゃんが産まれてホットしたのか、感動したのか、涙も出てきてしまった

その後、30分ぐらいして、姉が出て来た。麻酔をしてるので、ちょっと昏睡状態・・・。「頑張ったね!お疲れさま。」と声をかけた。 それから、うちの父と母も到着。「今日からおじいちゃん、おばあちゃんだね!!」と私。

5時を過ぎたので、そろそろ帰らなければ・・・明日の用意、ほとんど何もしてないので(いつもだけど)。私、1人先に帰ることに・・・。昏睡状態の姉に一言、「じゃあね、帰るよ。明日の準備があるから・・・。」「ありがとう。気をつけて。」と姉。

赤ちゃんの誕生って神秘的と言われているけど、本当にその神秘さを目の当たりにした1日だった。あのお腹の中から2人も出てくるなんて・・・それも、体を一生懸命動かして、声を出して泣いてるんだよね。
本当に不思議!!
姉も自分の家に戻り、2人の新米ママとして頑張っていることでしょう。

 

 送られてきた写真。
   2卵生なので似てないのよ。
   なんだか、ちょっと男っぽい感じ
   
になってきたのは気のせいかな?
   
        
 とにかく、これからどう成長するか
 楽しみ!!

 


タクシーのおじさん

2005-10-26 23:21:14 | 

マレーシアでは車が必需品、みんな、仕事に行くのも、買い物に行くのも、遊びに行くのも車を使っている人がほとんどです!私は2年前、マレーシアで免許を取りました。実は、日本では免許がなく、一回も運転したことがなかったんですよ。

2年前まで私はタクシー、LRT、電車、バスの乗り換え生活でした。それはそれで楽しかったのですが、電車、バスのない所もあるので、かなりタクシーにたよっていました。 私が日本人であることで、お金を高く要求されたり、回り道をされたり、嫌なことも多々ありました。

でも、ある日、あるタクシー運転手のおじさんに会って、今までの嫌なことが帳消しになってしまいました。

その日、出かける用事があって、うちの近くの大通りに出ました。そこからタクシーに10分乗って、LRTの駅まで行くところでした。なかなか来ないタクシー、そんな時、ポツポツと、雨が降り出しました。熱帯のスコールです。「うわ、やばいなあ、これじゃ、服がびしょびしょになっちゃうなあ。」と思っていたところ、一台のタクシーが・・・ドアを開けると、「Come!」という声。その「Come!」の一言が「さあ、早く、乗って!ぬれてしまうよ!」と言っているようでした。見ると、60代ぐらいのマレー人のおじさんでした。

「ありがとうございます。」「良かったなあ。雨にひどくぬれなくって。本当にちょうど、良かった。うん?マレーシア人じゃないよね?」「そうです。日本人です。」「そうかあ。」その後、どうして、私がマレーシアにいるのか、結婚しているのか、などを聞かれたりして・・・
「私には子供も孫もいる。家族がいて本当に幸せなんだ。もう、たくさんのお金は要らないからね。少しのお金をこうやってタクシーで稼いでいるんだ。それとタクシーの仕事はね、毎日、毎日いろんな人に出会えるんだよ。それだけで本当に幸せさ。ほら、こうやって今日も君に会えて、話ができたしね・・・・気をつけて行きなさいね。」

わずか10分のおじさんとの会話。とってもあったかな言葉でした。おじさんの話す言葉から人柄がにじみ出ていました。ミラーから見えたおじさんの笑顔や言葉から嘘やお世辞で言っているとは思えませんでした。このおじさんは、子供や孫に囲まれて生活をして、タクシー運転手の仕事ができて、毎日毎日感謝の気持ちでいっぱいなんだろうなあと感じました。初めて会った外国人にさらっとそんな幸せの気持ちが伝えられるおじさんがとっても素敵でした。私もこのおじさんと会えて幸せな気持ちになってしまいました。

それ以来、同じ大通りでタクシーを待っていても、このマレー人のおじさんに会うことはありませんでした。本当に1回だけの10分間の出会いでした。2年以上経っているのに、今頃、おじさんは何をしているだろう?と思ってしまいます。きっと、今頃はラマダン中で家族に囲まれて、晩ご飯を食べているのでしょうかね。

LRT・・・無人の高架電車

                                 

 クアラルンプール中心地の様子