丼季報亭「8万時間の休息」

旅の記録や季節の便りそれに日々の思いを軽いトーンで綴ってみました。

465.ジブリ作品「思い出のマーニー」を観てきました

2014-08-22 21:28:12 | 芸能・映画・音楽

8月21日ジブリ作品アニメ映画「思い出のマーニー」を観てきました。 映画の途中で目頭が熱くなっている自分に気づき 思わず笑ってしまいました。

「思い出のマーニー」は『借りぐらしのアリエッティ』などの米林宏昌が監督を務め、ジョーン・G・ロビンソンの児童文学を映画化したファンタジーアニメです。

北海道を舞台に、苦悩を抱えて生きる12歳の少女杏奈と彼女同様深い悲しみを心に宿すミステリアスな少女マーニーとの出会いを描写したもので、主人公たちの目線で捉えた物語に心打たれます。


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映画のあらすじ

心を閉ざした少女杏奈は、ぜんそくの療養を目的に親戚が生活している海沿いの村にやって来た。そんなある日、彼女の前に誰もいない屋敷の青い窓に閉じ込められた、きれいなブロンドの少女マーニーが姿を見せる。その出会い以来、杏奈の身の回りでは立て続けに奇妙な出来事が起きるようになるが、それは二人だけの秘密だった。

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8月21日新所沢「シネフレッツ」午前11時 イエローゾーン 定員185名に対し 入場者は11名 小学生くらいの女の子を連れた母親の3組と 我々で合計4組の観客が映画館を独占状態。 夏休みの終わりを感じる朝でした。

さて映画の内容は 最初は退屈なプロローグ 少し眠気が襲い始めたころ 古いお屋敷に棲むマーニーと主人公の杏奈が出会ったあたりから ストーリーが夢とも幻ともつかぬまま、急速に展開していきます。

途中でやっと気づくのです。 マーニーは古い館の自縛霊でもなければ妖怪でもないことに・・・。

ある目的を持って登場したマーニーの真の狙いがわかったとき、ホロリときて いつもながらの感情移入が始まります。 マーニーの登場の目的は ラストシーンで杏奈が知人に養母を紹介する時のたった一行の台詞で達成されたのだと このとき私は確信しました。


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 自らの葛藤と苦悩が錯綜する幼かりし日の思いが目覚めるや、 遠い昔の記憶の彼方からむくむくと湧き出したあのころの出来事がジェットコースターのように脳裏を駆け巡りました。 生き別れとか死に別れとかに関して個人的にはあまり触れたくない部分でした。


 たかがアニメと侮るなかれ、挫折感や喪失感を持つ人たちには ついついホロリとさせられるのが今回の作品です。 視聴後のコメンテーターたちもWEBサイトで触れていますが、マーニーは大人向けのファンタジーアニメです。

お子様にはちょっと難しいかなあ。 親子の関係とか家族関係とか 教育番組として観れば お役に立つ作品かもしれませんね。

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ちょっと親子関係に思いをめぐらせたりしたせいでしょうか? その晩TOEICスコアで満点を取得して大願成就した娘に ついついご褒美を・・・・「彼氏とお祝いの食事でも」と 渡してしまいました。

今日も お立ち寄りいただき ありがとうございました。


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