餅(もち)ってえのは、ほらあれですよ。 夜空の月でもウサギがねペッタン・ペッタン・ペッタンコ。
(平成22年元旦の夜空に浮かぶ月です。デジカメの限界か兎が写りませんでした)
穀物、特に米に水分と熱を加えた後に、外力を加えて練り合わせ、成形した食品の一種でつき餅(搗き餅)ともいいますね。餅はやはりつきたてが一番食感といい、味覚に訴えますねえ。
その他に世界各国で、「穀物の粉」を水を加えて練って蒸しあげたものも、餅といいまして、日本では練り餅ともいうんですが、餅といえばつき餅をさすんですなあ。 ついでに英語ではrice cakeと呼ばれます。
餅つき(もちつき)は、日本独特の「つき餅」(搗き餅)の生成方法でして、つき餅はひき臼がなくても作ることができます。 そして、餅つきは神事としての側面を持ってるんですよ。
(中華圏の代表的な餅菓子である月餅)
厳密にいうと、中華文明圏などでは穀物の粉から作った「練り餅(ねりもち・日本においては、菓子に代表される餅)」しか存在しないんですが、日本には「つき餅」と「練り餅」という製法も材料も違う2種類の餅が存在するってえことです。
伝統的な臼と杵を使用した餅つきを表す擬音はペッタン、あるいはペッタンコ。そうです あのペッタン・ペッタン・ペッタンコです。
つき餅(搗き餅)は 日本ではもち米を用いて作る餅がより一般的です。製法は、まずもち米をといでから十分に水に浸しておいた後に、水気を切り、蒸し布で包んで蒸籠等で蒸しまして、次に、蒸したもち米を杵と臼で米粒の形がなくなるまでつきます。
それから色んな形状に成形して、最後に、それらを味付けしたり、餡やきな粉をつけて食べるんですが このつきたての餅を「うすばた餅」と呼んでいるようです。
中国にも、蒸したもち米を固めたものがあるんですが、製法はもち米を底の浅い器に敷き込み押し固めるというもので、そもそも日本のつき餅とは異なるものです。
また、「餅」という字を用いず、「糯米糕」(ヌオミーガオ nuòmǐgāo)、「糯米糍」(ヌオミーツー nuòmǐcí)などと呼んでいます。
東北地方では臼と杵で付いたばかりの餅を「うすばた餅」と呼びまして、農家で認める餅の一番美味しい状態だそうです。
前置きが長いのですが 我が家も年の初めにあたり餅つき機を使って餅を作りました。
私が幼い頃、暮れになるとわが一族が一堂に会し臼と杵を使って一晩中餅をついたものです。 のし餅、鏡餅、丸餅やら一族全ての家庭で年末年始に消費する餅を全部つくのですからもう大変な量。5臼くらい続けてつくと、つき手が交代し延々と餅つきが続きました。やがて、時が経過し餅つきそのものが外注化していきました。
今は年末になると自宅でマシンを使って餅をつけます。(このマシンはこねる動作の機械で 平日はパン生地作りとパン焼きマシンとして毎晩活躍しています。
これは不二家のペコちゃん焼きです。
大判焼きの人形焼みたいなものですが、これも時代でしょうか餡子はバラエティに富んでさまざまです。
新年早々 今日も当ブログにお立ち寄りいただき 有難うございました。
注)ブログ記事のうち餅の歴史についてはフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋したものです。
今日もお立ち寄りいただいて有難うございます。