時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

2015 バスク・バルセロナ紀行-45~束の間トランジット@ミュンヘン

2016-12-01 07:39:32 | ビジネスクラス
 バルセロナから到着したミュンヘンでは、東京(羽田)行のフライトへの乗り継ぎまで、2時間15分のトランジットとなりました。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-44>

 空港滞在中は、機能的かつ実用的なインテリアのラウンジで大部分の時間を過ごしました。
 やがて、出発時間が迫り、5年前に利用した時の記憶を思い出しながら、搭乗口へ。
 ANA機内の人となりました。

 厳しい冷え込みとなった、この日のミュンヘン。
 離陸前に行なわれた、翼の凍結防止のための作業を、興味深く見つめていました。


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 バルセロナ(Barcelona)から日本への帰路も、フライトの乗り継ぎ地となった、ミュンヘン(München)のフランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港(Flughafen München Franz Josef Strauß)。

 東京行のフライトの搭乗時刻まで、ルフトハンザ(Lufthansa)のビジネスラウンジで、休むことにします。

 ゴージャスな寛ぎ感を演出していたバルセロナのエル・プラット空港(Aeroport de Barcelona - el Prat)のラウンジとは異なる、メタリックで機能的なデザインですね。
 スペイン(España)とドイツ(Deutschland)との、感性の違いが窺えます。



 ビジネスラウンジの内部。

 やはり、シンプルで無駄のない、実用的なインテリアデザインに、ドイツをヒシヒシと感じさせられましたw
 ラウンジ利用者も、ビジネスマンが圧倒的に多くて、ゆったりした雰囲気に支配されていたバルセロナのラウンジとはあまりに異なる世界に、面食らいました;



 ミュンヘンでも、小腹を満たすために、ジュースとスープをいただきます。
 アップルジュースと、ミネストローネ的なスープ。

 スープは、野菜のみじん切りが盛り沢山でしたが、野菜の風味も感じられないシロモノでした(-_-;)
 ラウンジの食事に期待していた訳ではありませんでした(ましてやドイツです;)が、あとほんの少しだけでも、美味しさアップに手間を掛けてもらいたいものです。

 口直し的な役回りとなった、アップルジュースでした…。



 ラウンジで小一時間程過ごして後、東京行のフライトの搭乗時刻が近くなってきたので、搭乗口へと移動します。
 その途中で、前を通った、ルフトハンザのファーストクラスラウンジ。

 シンガポールからミュンヘンまで、ルフトハンザのファーストクラスを利用した、5年前(2011年)のクロアチア旅行時は、このラウンジを利用したことを、懐かしく思い出していました。
 その佇まいは、5年前と少しも変わっていません。



 東京(羽田)行の、ANAのNH218便が出発する、H31搭乗口。

 ANAのフライト出発時に、日本語の案内も掲げられるのでしょうね。
 日本語の表記を、久し振りに目にした思いがしましたw



 流石に、ディスプレイの表示は、ドイツ語と英語の2ヶ国語表記のみでした。
 ドイツ語では、東京は「Tokio」なのですね。

 ANA機による運航であるNH218便は、ルフトハンザとの共同運航便。
 ルフトハンザのLH4924便の便名も与えられています。



 出発を待つ、ANAの機体。
 これから、東京まで、11時間45分のロングフライトへ飛び立ちます。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 東京からの往路同様、機体は最新鋭の、ボーイング787-9。
 外気は相当冷え込んでいるのか、空港の照明に照らされていた機体には、霜か結露かで、変わった模様が浮き上がっているように見えていました。



 NH218便への搭乗は、20時ちょうどの出発時刻の30分程前から、開始されました。

 ビジネスクラスは、窓側の席でも通路へ直接アクセスが可能な、スタッガードシート配列を採用しています。
 もちろん、フルフラットとなるシートです!

 東京までの長旅の間、寛ぎ倒そうと思いますw



 ウェルカムドリンクは、シャンパンをいただきました。

 プラコップとはいえ、旅の楽しい思い出を思い起こしながら杯を傾ける気分は、乙なものですね♪



 やがて、出発の時刻となり、NH218便は滑走路へ向けて動き始めましたが、その途中で一時停止。
 凍結防止剤を翼に噴霧するので、離陸が少々遅れるとの、アナウンスが入りました。

 外を見遣ると、主翼と尾翼の部分に、それぞれ除氷車(ディアイサー)が1台ずつ張り付いていました。
 これより、凍結防止剤の噴霧を、始める模様です。



 除氷車から伸びたクレーンの先端から、凍結防止剤が勢いよく噴出して、翼に丹念に噴霧を続けていました。

 ノズルを動かしながら、翼の先端から付け根まで、まんべんなく凍結防止剤を噴霧する除氷車…こうした光景を目にするのは初めてであり、噴霧の一部始終を、興味深く観察していました。



 動画でも、撮影してみました。
 翼やエンジンのギリギリ近くまで接近して、凍結防止剤を噴霧する様子は、正に職人芸ですね!
 噴霧は、約10分程の間続けられていました。

 やがて、噴霧を終えた除氷車は、機体の傍らへ退き、機体はゆっくりと滑走路へのタキシングを再開。
 間もなく、東京へのロングフライトが始まります。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-46>>



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2 コメント

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Unknown (プー太郎)
2016-12-01 19:33:32
自分の基準が何処にあるかで、物事の評価が変わってきますね。
2か月前に、デユッセルドルフで数日間にわたって外食をする機会があったのですが、思いのほか、すべてが美味しく感じられたのです。
選んだレストランが良かったのではなく、私の基準がイギリスに設定されているためだと気が付きました。
日本のお食事に慣れ、しかも美食の国スペイン旅行の後では、ドイツの空港ラウンジでのお食事は、ありえないかもしれませんね。
ちなみに某ヨーロッパ国で外食を数回した時、お値段とお味が全くつりあわず「イギリス外食の悪口は2度と言いません」と心の中で何度もつぶやいたことがあります。
帰路の機内食に期待しています。
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プー太郎さん。 (taろう)
2016-12-01 23:50:46
確かに、物事の評価は、絶対的なことより相対的なことの方が、多いように思えますね。
私が過去経験してきた限りにおいては、ドイツの食べ物は決して不味くはなく、盛り付け等ビジュアル面でのイメージから、本来の美味しさにもかかわらず、随分損をしているなぁ、と感じてきただけに、ミュンヘン空港のラウンジのスープの不味さは、ちょっとショックでした。
プー太郎さんの仰るとおり、スペインでも殊に食のレベルの高いエリアで美食を堪能した直後で、味覚の満足水準が上がってしまっていたのでしょうねw
普段から、出汁という「風味」を効かせた味付けのものが多い関西に長く暮らしているせいか、出汁の効いていない食べ物には、敏感に反応してしまうのかもしれません。
今回の旅では、日本~欧州間のフライトは日系エアラインであったので、機内食への期待が、益々膨らんでしまいました(^^;)
帰国便の機内食、次の記事まで、今しばらくお待ちください。
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