時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

西九州の旅ふたたび-18~佐世保展望<2> 船越展望所・展海峰

2013-12-25 06:55:27 | 九州/日本
 貸切タクシーで巡る駆け足佐世保展望ツアー、弓張岳展望台に続いて、九十九島(くじゅうくしま)の展望スポットである、船越展望所と展海峰(てんかいほう)を順に訪れました。

 いずれも、九十九島のビューポイントとして名高いスポット。
 目の前にまで迫る九十九島の、風光明媚なパノラマが眼前に広がる眺めに見とれていました。

 <展海峰>
 <九十九島>
 <佐世保駅(A)→弓張岳展望台(B)→船越展望所(C)→展海峰(D)>

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 弓張岳展望台から貸切タクシーで約20分、次の目的地である、船越展望所へ到着しました。

 上記リンク先の地図をご覧いただければ、弓張岳展望台よりもグッと九十九島へ近付いたロケーションであることが容易にご理解いただけると思います。

 西の方向に九十九島を眺める格好となるため、ロマンチックな夕陽の絶景スポットとしても有名なようです。



 バルコニー状となっている展望所からの眺めは、「素晴らしい」のひと言!

 九十九島の島々を覆っている木々の緑が、距離の近さで弓張岳展望台から眺めた時よりも、グッと鮮やかな色彩で目に飛び込んできます♪
 その緑と、紺碧の空と海との、美しい取り合わせにも目を奪われるばかりでした。



 九十九島の海を、昨日乗船した遊覧船「パールクィーン」が航行しています。
 白い船体が、青い海に良く映えています^^



 船越展望所からの眺めを、パノラマ撮影してみました。
 画像クリックで、大きな画像が別ウィンドウで開きます。

 美しい風景を存分に見渡すことができるということは、実に気分の良いものですね!



 船越展望所からは、九十九島の中でも佐世保寄りの、南九十九島を眼前に眺めることができます。

 この日は快晴でしたが、水平線のあたりは霞んでいて、五島列島の島影を識別できたかどうかは、はっきりとは分かりませんでした;



 島と島との間を縫うような航跡を曳きながら、遊覧船「パールクィーン」は視界から遠ざかっていきました。
 優美な曲線を描いていた航跡もまた、この風景をより印象的に引き立てているようでした。

 「パールクィーン」を見送ってから、タクシーに再び乗って、船越展望所を後にします。



 船越展望所を出発すると、道路は展望所のある高台から徐々に海辺へと標高を減じて、遂には一旦入り江に沿って走るまでに、海へと近付きます!

 この後、再び上り坂となって海から離れ、もう一つの展望スポットを目指して進みます。



 船越展望所から約15分程で、その展望スポットである、展海峰まで来ました。

 展望台からの景色を早く眺めたくて、公園となっている緩やかな斜面を、足取りも軽く上っていきます^^



 駐車場と展望台との間のエリアは、大きな花壇となっていて、春には菜の花、秋にはコスモスの花で埋め尽くされるとのことです。

 コスモスの花がチラホラ咲き始めていました。
 この時からそう遠くないうちに、盛りとなったことでしょう。



 展海峰からの九十九島(南九十九島)の眺め。
 先程の船越展望所とはまた違った眺めが広がり、より多くの小島が目の前に散らばるように浮かんでいる風景を楽しむことができました♪

 正面に見える大きな島が、昨日乗船した「パールクィーン」がその入り江の奥深くまで分け入りUターンした松浦島(まつらじま)です。



 展海峰の展望台からは、北へと目を遣ると、視界の端に佐世保市街を望むこともできます。

 船越展望所からの道路は手前の入り江の最奥部にまで下りてきていて、タクシーはその道路を展海峰へと走ってきました。
 先程の海のすぐ近くを走っている画像は、その辺りの車窓を撮影したものです。



 ズームアップすると、海に沿った場所の様子が良く分かります。

 大きな建物や貯蔵タンクのように見える建造物のある辺りは、アメリカ海軍の敷地です。
 アメリカ海軍の敷地から佐世保港の海越しに広がっている佐世保の市街地―貯蔵タンクのちょうど対岸附近に見えている辺りの位置に、佐世保駅があります。



 さて、今しばらくの間、九十九島の絶景を堪能することにしましょう♪

 海に浮かぶ島々は、皆それぞれに形も個性的。
 美しさに加えて、人々の暮らしとも密接に関わり合う「活力」を感じる、生き生きとした景観でした(^-^)



 このような素晴らしい展望を、パノラマ撮影しない手はありません!
 画像クリックで、大きな画像が別ウィンドウで開きます。

 複雑に入り組んだ地形が魅せる、美しいパノラマ…時間の経過も忘れて、ひたすら見入っていました。
 点々と空に浮かんだ雲の連なりも、お気に入りの眺めでした^^



 九十九島八景と言って、眺めの良いスポットが九十九島を囲むように八ヶ所定められているそうです。
 これまで巡ってきた弓張岳展望台や船越展望所、そしてこの展海峰のいずれも、九十九島八景の一つになっていますね。

 この地図には、あと五ヶ所のスポットの位置も記載されていましたが、残念ながら、そろそろ佐世保の街へと戻る時間が来てしまいました。
 絶景と言って良い風景との別れを惜しみつつ、タクシーに乗車、佐世保の街へと引き返します。

 慌ただしいながらも、素敵なパノラマを三様に楽しめた、佐世保の展望スポット三ヶ所巡りでした!
 是非再訪して、今度は九十九島の背後へ暮れゆく夕陽の光景を、じっくりと楽しんでみたいものです。



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4 コメント

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Unknown (タヌ子)
2013-12-27 21:28:20
ギリシャ、クロアチアとそれぞれ1000を超える小島を持つ国で暮らしてきましたが、日本の風景は独特ですね。
帰国するたびに日本の緑の濃さに圧倒されます。
休養期間が長すぎて、まだすべて記事を読み終えていませんが、ざっと写真を拝見しました。
京都を訪れたのはtaろうさんが紅葉の写真を撮られた1週間ほど前で、まだ若干時期尚早の感ありでしたが、久しぶりの古都のゆったりとした空気に触れることができました。
紅葉の一番美しい時期に、こうして名所を訪れることができるtaろうさんが羨ましい。
ピロリ菌にはギリシャのマスティハが効くようですが、日本で手に入れるのは難しそうですね。
年末年始の忙しい時期、どうぞご自愛下さい。
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タヌ子さん。 (taろう)
2013-12-28 01:41:46
小島のどれもが悉く深い緑に覆われているところが、ヨーロッパとは一風異なった日本の風景を印象付けているように思えます。
日本の緑が濃く見えるのは、やはり雨が(雪も含めて)多いからなのでしょう。
その分、日本人は地中海の乾燥した風土に感銘を受けて、憧れの気持ちを抱くのでしょうね。
大事は得てして立て続けに起きるもので、ご無理なさらずにご自愛ください。
今年の秋は、普段あまり足の向かない宇治~山科方面や洛西方面へと赴いてみましたが、天気と見頃に恵まれて、大変気持ちの良い紅葉狩りができました^^
名所へ気軽に行けるのは、確かに京都住まいの役得ですね。
ピロリ菌は、1週間薬を飲み続け、来月末頃に検査を受けて、除菌の成否を判定するそうです。
マスティハのようなものがあるとは、ギリシャ良い所ですねw
タヌ子さんもお体お大事になさってください。
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Unknown (kiki)
2013-12-28 22:31:08
タヌ子さんの仰る通り、日本の小島は緑が濃いのですね。
私も遊覧船に乗ってのんびり海風受けながらこんな綺麗な小島巡りをしてみたいです。
今、数年前の大河ドラマ「龍馬伝」を見ていまして、長崎が舞台です。taろうさんの訪れたグラバー邸なども出てきてまして、まさに今「長崎行きたい病」にかかっています(笑)
ビーフシチューも美味しそう~。

今年も1年、素敵な旅&食ブログを存分に楽しませて頂きました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。
今日は雪もチラつき寒さが一段と厳しくなってきました。お体ご自愛下さい、そして良い年越しとなりますように♪
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kikiさん。 (taろう)
2013-12-28 23:20:53
九十九島の他にも、瀬戸内等でも、確かに日本の小島は樹木の緑で覆われていますね。
緑が多いということは、水の豊かな、恵まれた土地ということで、この地に暮らす私達は、その有り難みを改めて認識しないといけないのかもしれません。
この九十九島巡りは、好みに応じて大小の遊覧船やシーカヤック等の遊覧手段も選択できるので、是非kikiさんもおいでになってみてください!
決して広くはない長崎県ですが、素敵な場所に溢れていますよね。
佐世保のビーフシチュー、お店ごとに工夫を凝らしているので、食べ比べの旅をしても面白そうです^^
私もkikiさんのブログの朗らかな筆致で、個性的なご旅行等の記事を堪能させていただきまして、ありがとうございました!
こちらこそ、来年もよろしくお願いいたします。
本当に今日の雪にはビックリ!冷える訳です;
明朝東京へ発ち、大晦日に実家へ帰省します。
どうぞ良いお年をお迎えください^^
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