スピリット、活動開始から1火星年

ニュース#3

NASAが打ち上げた2機の火星探査機マーズ・エクスプロレーション・ローバー（MER）は、火星の地表で探査を始めてから昨年11月で1火星年となりました。
1火星年とは火星における1年（つまり火星の公転周期）で、約687日間です。
上の画像は、2機のローバー（探査車）のうちスピリットと呼ばれるローバーが探査している地域を、NASAの火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤー（MGS）が上空から撮影した画像です。
3D眼鏡（左が赤、右が青）で見ると立体的に見えます。
この地域はグセフ・クレーターの内部にあるコロンビア・ヒルズと呼ばれる丘陵地帯です。
この頃スピリットが探査をしていた場所はほぼ中央にあり、その少し下方にはハズバンド・ヒルという丘があります。



上の画像は2004年1月10日（左）と2005年11月2日（右）にMGSが撮影したコロンビア・ヒルズです。



上の画像はスピリットが2005年8月下旬にハズバンド・ヒルの上から撮影したパノラマ写真です。



上の画像はスピリットが2005年12月～2006年1月に撮影した「エル・ドラド」と呼ばれる地域です。

Spirit Rover on 'Husband Hill' in the 'Columbia Hills'
http://marsrovers.jpl.nasa.gov/gallery/press/spirit/20060103a.html
Still Shining After All This Time (Vertical)
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03272
Intricately Rippled Sand Deposits
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03274
Still Shining After All This Time (Polar)
http://photojournal.jpl.nasa.gov/catalog/PIA03275