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震災から2年~行き詰まる復興、薄れていく関心

2013-03-11 14:46:00 | 最新ニュース
今日であの日から2年です。
東日本を中心に大きな被害をもたらした3.11の巨大地震。多くの方々が犠牲になり、そしてさらに多くの方々が日常の生活を奪われました。

幸運にも、私や私の家族は無事でしたし、今では震災前と同様の日常を過ごしています。地震直後には恐怖で声を出せなくなった息子も、当時まだ産まれたばかりだった娘も、今は元気に成長しています。
しかし、未だに避難生活を続けている方々は31万5000人もいるそうですし、さらに多くの方々が苦しい生活を強いられています。特に福島第一原発周辺の方々、いまだに除染が進まず、故郷での生活に戻れない方々が数多くいらっしゃることに、同じ福島県出身として心が痛みます。その一方で、あれだけの災害を経験しながら何となく世の中の関心も薄れてきているのを感じます。それは私自信も例外ではないのかもしれません。

福島第一原発事故は、やはり人災の側面も大きいと思っています。私達国民も、原子力の恩恵に与ってきたわけですし、やはり他人事と考えることは許されないと思います。原発に反対か賛成か、誰に責任があるのか、といった議論に終わらせてはいけません。今急ぐべき課題はたくさんありますが、その一つが、事故の被害にあった方々の元の生活をいかに早く取り戻すか、もしくはそれが仮に不可能な場合にどのような明るい未来を見出すのかです。まずは遅れている除染作業、特にそこで出た放射性廃棄物の処理の問題が重要かつ困難な課題です。そしてもう一つは、他の原発の安全対策と核廃棄物の処理の問題です。これは原発の再稼働を止めさせれば済むという話ではありません。使用済み核燃料の処理は、最終処分場の候補地すら決まっていない状況です。除染で出た放射性廃棄物にしても、使用済み核燃料の処分場にしても、「早く作るべきだけど、うちの近くは勘弁」という声が何と多いことでしょうか。個人的には、仮に自宅の近くにできたとしても仕方がないと思っています。しかし、そのためにはやはり、十分すぎる安全対策と、詳細で具体的な計画を示してもらうことが必要でしょう。避けては通れない日本全体の問題です。

東日本大震災で犠牲になった方々のご冥福をお祈りいたします。

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