他のカテゴリから溢れたニュースを取り上げますが、2月はどちらも物理学のニュースです。
宇宙の大部分を構成していながら、その正体を捉えることができないダークマターですが、様々な観測や実験によって外堀を埋めるようにじわりじわりとその正体に迫りつつあります。
★量子干渉による重力赤方偏移の測定
A precision measurement of the gravitational redshift by the interference of matter waves
一般相対性理論によると、重力は時空の歪みの現れであり、重力場の中の時間は場の外側よりも遅く進むという重力赤方偏移が起こります。
重力赤方偏移は、これまで塔や飛行機、ロケットに搭載された時計を使って測定されてきましたが、今回原子の量子干渉を利用した実験によっておよそ4桁高い10億分の7の精度で測定できることが分かりました。
★CDMSⅡによるダーク・マター探査結果
WIMPS Give Faint Hint of Dark Matter
WIMPは、通常の物質を構成する核子との相互作用が非常に弱く、かつ非常に頻度が低いとされています。
CDMSⅡ実験ではWIMPの存在を示唆する事象を2個捉えました。
2個という頻度は0.9±0.2と見積もられるバックグラウンドレベルに対して統計的に有意な数ではないものの、今回の結果によってWIMP-核子相互作用におけるスピン非依存性散乱断面積に強い制限が与えられ、WIMPの性質についての理解が深まりました。
宇宙の大部分を構成していながら、その正体を捉えることができないダークマターですが、様々な観測や実験によって外堀を埋めるようにじわりじわりとその正体に迫りつつあります。
★量子干渉による重力赤方偏移の測定
A precision measurement of the gravitational redshift by the interference of matter waves
一般相対性理論によると、重力は時空の歪みの現れであり、重力場の中の時間は場の外側よりも遅く進むという重力赤方偏移が起こります。
重力赤方偏移は、これまで塔や飛行機、ロケットに搭載された時計を使って測定されてきましたが、今回原子の量子干渉を利用した実験によっておよそ4桁高い10億分の7の精度で測定できることが分かりました。
★CDMSⅡによるダーク・マター探査結果
WIMPS Give Faint Hint of Dark Matter
WIMPは、通常の物質を構成する核子との相互作用が非常に弱く、かつ非常に頻度が低いとされています。
CDMSⅡ実験ではWIMPの存在を示唆する事象を2個捉えました。
2個という頻度は0.9±0.2と見積もられるバックグラウンドレベルに対して統計的に有意な数ではないものの、今回の結果によってWIMP-核子相互作用におけるスピン非依存性散乱断面積に強い制限が与えられ、WIMPの性質についての理解が深まりました。
最近自分のブログも確認する時間がないのです・・・。
これからも「濃い」内容で頑張っていきますので、よろしくお願いします。