論文捏造

論文捏造・二重投稿・盗用の研究不正疑惑を追及。論文捏造反対!論文撤回、訂正も監視します。

時事通信:論文172本捏造、過去最多=東邦大元准教授、麻酔科学会が調査

2012-07-01 | 東邦大学医学部 藤井善隆
東邦大元准教授の麻酔科医が国内外の専門誌に発表した論文に不正の疑いが持たれていた問題で、日本麻酔科学会は29日、172本の論文が捏造(ねつぞう)されたとの調査結果を発表した。医学系論文の捏造では、国外も含め過去最多とみられる。
 同学会によると、問題の医師は藤井善隆元准教授(52)。調査に対し、「1本も捏造していない」と話しているという。
 同学会は、藤井元准教授が国内外の41誌に投稿した論文212本を調査。1993~2011年にかけ、大学や病院計5施設に在籍中に書かれた172本を捏造と断定した。
 論文は、多数の患者に麻酔後の吐き気を緩和する薬を投与するなどの大規模な研究を行ったとしていたが、施設に残る記録と一致せず、実際には研究が行われていなかったと判断した。(2012/06/29-18:59)

日本経済新聞:論文193本、不正か 元東邦大准教授を調査

2012-07-01 | 東邦大学医学部 藤井善隆
2012/5/23 13:39

日本麻酔科学会会員で東邦大医学部の元准教授の論文193本にデータの不正があった疑いがあるとして、学会が特別委員会を設置して調査していることが23日、分かった。

 学会によると、問題となっているのは元准教授が大学院入学以降の約20年間に発表した全ての論文。過去に元准教授が研究に関わった施設とも連携し、6月下旬まで調査する。

 海外の複数の学術専門誌が元准教授の論文のデータに捏造(ねつぞう)の疑いがあるとする記事を発表したことなどを受け、学会は3月に特別委員会を設置した。

 東邦大のホームページによると、大学は「科学的合理性と倫理的妥当性に重大な疑義がある」との通報を受け、調査。懲戒委員会で処分を検討し、論文8本が臨床研究に関する倫理規範に反していたとして2月29日付で諭旨退職とした。〔共同〕

日本経済新聞: 東邦大元准教授、212論文中172本が捏造 学会調査 本人は否定

2012-07-01 | 東邦大学医学部 藤井善隆
2012/6/29 20:17

東邦大医学部の元准教授が不正に論文を作成したとされる問題で、日本麻酔科学会は29日、特別委員会による調査結果を公表した。元准教授の論文212本のうち、172本が症例数を偽るなどの「捏造(ねつぞう)」とした。同学会によると、医学系論文の捏造では、国外も含め過去最多とみられる。

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 不正に論文を作成したとされるのは、藤井善隆元准教授(52)。准教授は学会の面接調査に対し、「捏造はしていない」と否定しているという。

学会は元准教授が1990年から昨年までに書いた212本の論文を調査。172本を「捏造」、3本を「捏造なし」、残りの37本を「捏造の有無を判定できない」と判断した。

 麻酔による吐き気などを抑える医薬品の論文などでは、実際に投薬した患者が6人だったのに、220人と症例数を水増ししていた。本人に無断で別の医師を共著者に加えた例もあったという。

 こうした調査は本来、所属する大学などが実施するが、捏造が長期間にわたり、所属施設が複数にまたがることから、学会が実施した。

 同学会副理事長の澄川耕二・長崎大病院教授は記者会見し、「想像を絶する悪質さ。麻酔科医の信頼回復のため再発防止に努めたい」と話した。

 海外の学術専門誌が不正の疑いを指摘し、学会が3月から調査を開始。調査結果を受け、学会は8月までに処分を決める方針

読売新聞: 東邦大・元准教授の捏造疑惑、海外の研究者指摘

2012-07-01 | 東邦大学医学部 藤井善隆
 東邦大学医学部の元准教授(52)が国内外の専門誌に発表した193本の論文に捏造
ねつぞう
の疑いが出ている問題で、元准教授が筑波大に勤務していた2000年当時に、海外の研究者が捏造の可能性を専門誌で指摘していたことが25日、わかった。


 同大は、専門誌の編集部などから連絡はなく、調査をしなかったとしている。

 捏造疑惑の指摘は、2000年4月に発行された米国の麻酔学専門誌に掲載された。元准教授が1994~99年に発表した、吐き気止めの薬の効果を調べる論文計47本について、薬の副作用のデータが不自然だと指摘した。元准教授はその後、データは真実であると反論していた。

 筑波大によると、当時、専門誌の編集部や捏造疑惑を指摘した研究者から情報が寄せられなかったため、大学として調査しなかったという。日本麻酔科学会が今年4月にこの問題の調査に乗り出したことを受けて、同大も調査を始めたという。

(2012年6月25日11時44分 読売新聞)