雨からか寒気からか、調子がちょっと落ち気味である。
こういうときには、心の底の方から悪い考え方、悪循環が起こりそうになる。
それに巻き込まれないように、ぐっと我慢している。
村上春樹の「海辺のカフカ」の冒頭だったろうか?
「砂嵐とのダンス」という風景?メタファーが描かれている。
砂嵐を避けようと、右へ左へと避けようと、砂嵐は同じく右へ左へと追いかけてくる。
大事なのは嵐の只中でじっと留まることである。
たしかそんな意味の文章だったと思う。
渦中に留まるというのはきついことだが、もしその出来事が避けられないものならば、それをじっくり味わうことが必要なのだろう。
右へ左へと逃げ回っていると、結局その災いの思うつぼに陥ってしまう。
災いの中でじっとしていること、それを受け入れること、そのことを必死でやっている。
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