さんそな日常

さんそが綴る日常あれこれ

過ぎて一日

2004年06月10日 01時30分12秒 | 日常
午前零時。
闇からやってきた列車が、冷たい光で満ちる駅へゆっくりと滑り込む。
私はドアの前で道を塞いでいる背の高い外国人カップルをよけつつホームへ出る。

都心のターミナル駅から1時間。
この時間、ここまで来るとホームを歩く人も、列車に残った人も一様に黙ったままだ。

改札に続く階段へ向かって歩く。
列車は発車時刻まで間があるらしく、まだドアを開いたままだ。
ふと、ドアの傍に立つ女の子と目があう。
大学生くらいだろうか。ショートカットの今どきの髪型。赤味がさした頬。どちらかと言うと少し丸い顔。平均よりちょっと高そうな背。
黒目がちで眠たげな目がこちらを見ている。
私は眠いので少し怒ったように見える顔でその子を見た。

やがて私の歩調に合わせて視線はすれ違った。
階段を登っても列車は発車しなかった。

それほど多くも無い人々と改札をくぐると、
私は駅の傍のコンビニへ入り、
牛乳と、
少し迷ってカスタードプリンを買い、
雨上がり、
残り6分間の、
家路へ、
ついた。

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2 コメント

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Unknown (こっぱんだ)
2004-06-10 15:10:17
意義あり!!!1!!



私は駅の傍のコンビニへ入り、

牛乳と、

少し迷ってカスタードプリンを買い、



↑迷うことなくプリンを手に取ったと思われます!!牛乳より先に!!!



お仕事お疲れ様っす(^_^)
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のんフィクション (さんそ@管理人)
2004-06-10 21:54:41
却下!!!



ほんとに迷ったんだよ!

さすがに0時過ぎに買って食べるのはハバカラれるって。

牛乳は無くなってたから必要だったし。

朝はシリアルに牛乳です。



…。

プリン三連星のあとじゃぁ説得力ないなぁ。



今日もそろそろ帰ります。
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