さんそな日常

さんそが綴る日常あれこれ

八王子の事件について

2008年07月24日 02時35分21秒 | 日常
 
先ほど東北で地震が起きて、大変なようですが。

八王子の本屋で起きた事件のことを。





もう昨日の朝のことです。
朝はいつも携帯で見れる新聞を見るのですが、目に飛び込んできた「八王子」という文字。
正直八王子は遠くないです。なのでその記事を読んでみると、あの事件でした。

22歳の女性が刺されて亡くなったと。
もう一人若い女性も怪我を負ったと。

いつもは朝テレビをつけない私も、テレビをつけてみました。

夜、本屋の閉店前に起きた事件。
亡くなった斉木さんは本の整理をしていたという。
どの本を出そうか、どの本をしまおうか。
この本はどこに置こうか。
そんなことを考えながら仕事をしていたはずです。

仕事をしていただけです。

なのに突然。



本屋はよく行くところです。
たぶんスーパーやコンビニと同じくらい、もしかするとそれよりも多いくらいよく行くところです。
すごく身近なところです。
いろんな本があって、楽しみが沢山つまってて、わくわくするところです。
そこにいる店員さんというのは、その本を出して、整理して、私に渡してくれる存在です。

店員さん無くして本屋は成り立たないです。

そんな店員さんが、若い女の子が、突然刺されて亡くなったとか、
そんなの、すぐそばにいた人が、亡くなったようなものです。


店員の女の子を刺して、そばにいた若い女性にも切りつけて、
「誰でもよかった」とか、ふざけんな。

無関係な人を傷つけて、「名前が出ると思った」とか、何言ってやがんだ。




秋葉原の事件でも、事件の時の話を聞くと胸が詰まる思いでしたが、今回はなぜかすごく事件が身近で起こったような気がして、私にとっては衝撃でした。

会社で事件の話が出たんですが、話そうとして言葉につまって、正直涙が出そうになって言葉にならなかったです。自分でも驚きました。



犯人は会社を転々として、最近は事故があり仕事を休んでいたらしく、
「仕事がうまくいかない」と言っていたそうです。
それでなぜ次にこの行動に出るのか。

ぬるま湯のような生活を送っている私が言うのも変ですが、
世の中にはものすごい逆境の中で生きている人が沢山いるはずです。

「人生はこうでなくてはならない」とか、「これが成功した人生だ」とか、価値観に偏りがあるんじゃないでしょうか。
怪我をしたり思うように行かなかったり、この犯人なりに辛かったことはあるかもしれませんが、それだけでもう終わったような気になるのは早いです。



とにかく、もう、こんなに簡単に人が亡くなるような事件が起きてほしくないし、起こしてはいけないです。


前にも少し言いましたが、
人は絶対に一人では生きていないです。
でも、人はどこまで行っても一人です。

自分に対する覚悟もって、そのうえで周りとの繋がりを意識すべきです。



こんなことを考えていました。