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ノラガミその後

2016年06月11日 | アニメ&漫画&ドラマ

まあ、ノラガミは結構好きだ。ブリーチ以来のヒットじゃないかな、私としては。設定がおもしろいんだな。

ウェブ上をいろいろ見てみたら、夜卜の正体は実はメジャーな神様で、ツクヨミだとかいう説に行き当たった。この神様を最初に祀ったのが壱岐家だとか。まあ、私はこの壱岐という姓に最初からものすごく違和感があったので、この説は正しいと思うなあ。主人公の姓がこれって、ちょっと変じゃん。で、ツクヨミって見てみたら月読だから、夜卜と意味的には同じじゃんよ。当たりじゃないの?

で、どう見ても違和感があった絵がこれなんだよね。絵としてとてもきれいで、これが一番好きなんだけど、唐突だったんだよ、この構図が。あと、この時点での夜卜の衣装がさ。でも夜卜がツクヨミだとしたら、これ、要するに雪月花でしょ。雪音と月と桜。まあなあ、雪音がどうしても私には袖白雪に見えてしょうがないんだけどさあ。

父様が天に相当に恨みを持つ者で、こいつの正体のほうが渦津神なんだろう。ツクヨミが代替わりした赤ん坊のときにさらってきて、暗示をかけて「やぼく」という名前を与えたんだろうよ。黄泉の国に行ったときはまだ神だったんだろう。で、それを呼び戻したのが人間の「あばた娘」じゃないかな。で、その娘と一緒になろうとしたのを天に阻まれたとか、人間になることで一緒になれると言われて神じゃなくなったとか、何かその辺りで今の「人間に憑依する」ものになっちゃったんじゃないのかね。恨みを貫き通すために、夜卜に命を奪わせる仕事をさせているのでは。だいたい、間引きって確かに自然の摂理なんだけど、夜卜のやってたのって片っ端から死に至らしめているんで、間引きってレベルじゃないよね。そういうことやらせて楽しんでるんでしょう、父様って人は。

んー。あと気になるのは、何気に「関係ない」という言い回しが出てくること。これ、キーワードになるんじゃないの。父様とあばた娘、天との間に何があったか知らないけど、それは夜卜とは関係ないよねっていうふうに最後に突き放すんだろうと思うけど。むむ、でもそれができないような設定をしている可能性もあって、その場合は、ツクヨミその人があばた娘を奪って父様を今のようにした本人なのかもしれないね。あーでも、こっちのほうが可能性としては高いような気がしてきた。

で、このいきさつを天照は知っているんだろう。風穴のところにやって来た小さな神様は、あれはやっぱり天照だと思うよ。「ほんとうの名前で呼んであげて。きっと喜ぶ」って、ほんとは自分が呼んであげたかったんだろうけどなあ。あの小さな神様も突然出てきて違和感があったからなあ。まあ、そういうのは重要人物だよね。

この漫画が少年漫画だというのは、夜卜がただ「ほめてもらえる」とか「甘えたい」から「誰かのために何かする」「自分のほうが変わる」に変貌を遂げているし、雪音にしても「強くなりたい」とか「自分の存在意義」とか言うようになっているのを描くからだろう。作者の意図はとても明確で、しっかりできている漫画だと思ったね。

さて、というわけで父様がこれからラウ・ル・クルーゼ並みに破壊するんだろうが、夜卜がどんなふうに返していくか、楽しみにしておこうと思う。だってなあ、ラウ・ル・クルーゼの破壊力はすごすぎて、キラは答えはしたけど後味悪かったもんなあ。

で、今月号の続きだけど、何かここでひよりが人間の姿になって天照神社に行って、人間として宮様に毘沙門と夜卜を助けてとか、話を聞いてとかお願いするとか、ないのかなあ。何にしても、天照が登場しないと収拾つかないところまで来てるんじゃないのかな。天神とか恵比寿とか七福神の他の神様たちとかが天照に会うとか、そういうのはないのかな。などなど、考えているのでありました。

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