弦楽器と鼻笛 Nekoya四弦堂

Nekoya製作の弦楽器や鼻笛をご紹介するブログです。

ちょっとショートスケールのトラベルウクレレ

2024-02-28 15:14:00 | 日記

猫型トラベルウクレレ、今度は少しスケールを短くして作りました。
全長は同じ485㎜ですがスケールは330㎜です。
弦のテンションからゆうと半音分緩めた感じで、なんだかこの方が柔らかく良く鳴っている気がします。
ただしヘッドが少し長い事と、ブリッジの後ろを伸ばした事で鳴りが変わった可能性もあります。

ブリッジ側で5㎜程詰めて480㎜に収めるくらいが落とし所でしょうか?

携帯するならは少しでも全長は詰めたいところですが、やたらと小さくしても弾きにくくなるので、どの辺りで止めておくのかは難しいところ。






猫型トラベルウクレレ

2024-02-23 20:38:00 | 日記
トラベルウクレレを猫型(ネコレレ)で作りました。
スケールは348㎜のソプラノスケールで全長は490㎜です。
ネックはアフリカンマホガニー、ボディーはオールタモ。
トップバック共に削り出して若干アーチをかけています。
ウクレレに使う板はだいたい2㎜ぐらいの厚さですが、機械では3㎜ぐらいの厚さまでにしか出来ません。
その後は手動でカンナなり、サンドペーパーをかけて薄くしますが、全体を均一に薄くする必要もなくアーチにした方が強度が得られます。
気軽に扱える様に今まではトップを少し厚めにしていたのですが、これにより今までより鳴りが良くなりました。




猫型トラベルウクレレ No.53 Nekoya四弦堂 - Yahoo!オークション

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私が製作しましたトラベルウクレレで、猫をモチーフにしたオリジナルデザイン(ネコレレ)です。スケールは348㎜ 全長は490㎜ 幅138㎜ 厚みはブ...

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猫型テナーウクレレ

2024-02-21 21:39:00 | 日記
猫型テナーウクレレです。
このデザインで作るにあたりソプラノではなくテナーにしたのは、たまたまテナーを試しに作ろうと思ったのと重なったからでも有ります。
そもそもテナーウクレレとはマーチン社が開発した物で、元々ハワイのウクレレには有りませんでした。
本来はチューニングもEBGDで(現在でもテナー弦セットはほとんどがこのチューニングです)その後同じ音域のバリトンウクレレが開発されてからは、どっち付かずの中途半端な存在となった感があります。
現在ではソプラノウクレレと同じ音域にチューニングして弾くのが主流になり、ソロウクレレ奏者を中心に人気の様です。
自分はバリトンウクレレとソプラノウクレレを愛用しているのですが、かってはテナーウクレレをメインとしていたこともあります。
ただし、そのテンションの強さとあまりウクレレらしくない見た目と音には違和感を感じてはおりました。
さて今回製作したのはスケール全長はテナーのそれですが、ボディーは幅、厚み共にソプラノ並みとゆう仕様です。
それにテンションの緩い弦を張って、チューニングはソプラノと同じAECGにしております。
ハイテンションの弦を爪を伸ばしてフラメンコギターの様に弾く奏法は想定しておらず、歌の伴奏やゆったりと弾くソロには向いていると思います。
ソプラノではどうしてもサイズ的に合わないとゆう方におすすめです。
今回は猫型でしたが、様子を見てスタンダードな物も作ろうと思います。


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猫型テナーウクレレ ネコレレ Nekoya四弦堂 - Yahoo!オークション

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私が製作しましたテナーウクレレです。猫をモチーフにしたオリジナルデザインでネコレレと呼んでます。スケールは430mmネックはメイプルで、トップ、切り出しのサイド、削り...

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トラベルウクレレその後

2024-02-20 22:37:00 | 日記

前回作った物も普通のサイズのウクレレよりは随分と携帯性に優れておりましたが、それでも普段の持ち歩きと旅行への携行とはまるで違うものです。
先日の旅行に持って行ったのがこれ。
全長485㎜、幅140㎜、厚さブリッジ高含めて40㎜程。
何時も持って行くリュックに収まりました。
自分は鉄道での移動が主なのですが、やはり荷物は一つの方がスマートに移動出来ます。
全体のバランスを考えて、スケールは少し短い330㎜に。
1フレット分(半音)短いのでその分テンションは緩いのですが、ボディーが小さくて薄い分かえって良いかも知れません。


普通パフォーマンスでは、目立たないといけないので派手に掻き鳴らす奏法が主ですが、旅先では勝手が違います。
同じソロウクレレでもオータサン奏法(と自分は呼んでます)が良い感じで、そうなるとローG弦を張りたいところ。
そこで普通のソプラノスケールでも作ってみました。
全長は485㎜のままでスケールを長くするため、その分ヘッドを短く、ブリッジを後ろに下げました。

同じサイズの中でこの様にスケールを変える事は、実はそう単純な話ではありません。
当然鳴りは変わりますし、弾き心地にも影響します。
結局は何を最優先させるか?とゆう事なのですが、旅行に持って行く事に特化して製作しました。
春の行楽シーズンに向けて何台か作ってみます。







猫型ソプラノウクレレ

2024-02-08 21:06:00 | 日記
猫型ソプラノウクレレを作りました。
スプルーストップで、サイドバックはタモの一枚板からの削り出しです。
厚さ4cm程のいわゆるウスレレになります。
ネックはアフリカンマホガニー、指板とブリッジはインドローズです。
スプルーストップは音が柔らかいと言いますがどうでしょうか?

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