私を良く知る方ならご存知の話ですが、私がもっとも苦手な食べ物はトマト。ただし食べられないのは生のトマトだけ。モスバーガーとは一生縁がなくても、調理されたトマトはむしろ好きで、妻がよく作ってくれる「チキンのトマト煮込み」なんかは大好物です。もうひとつ、7~8年前にお声をかけていただいて、食に関する思い出話を掲載していただいたコドモゴハン・プロジェクトでも語っているように、何故だか子供の頃からトマトジュースは大好きだったりもします。
そんなトマトとの関係を続けてきた私のルーツを辿れば、やはり幼児の頃、母によく作ってもらっていたメニューに行き着くことになります。そのメニューの名前はトマトスープ。たっぷりの玉葱を煮込んで、贅沢にも煮込んだ玉葱本体は使用せず裏ごしし、トマトジュースと牛乳を加えたシンプルなこのスープは、母の代表的なスープメニューでした。思えば生のトマトを使用せず、トマトジュースを使用していたこのスープこそが、私のトマトジュース好きのルーツでもあったと言えますね。
昭和40年頃、すでにフィンランドのFinelのVegetaのお鍋を愛用していた渋い母と当時の家の様子。前回の「危険な目に遭いやすい私」の時と同様、当時のお部屋の写真は一枚も残っていないので、自分の記憶が薄れない内に、イラスト作品として残しておきたくて描きおこしたのが、本日の写真「トマトスープ」です。
昨日紹介したapolloでは、大きな画像でご覧いただけるので、ぜひ1971年の私の様子を見てみてください。
「apollo」QUATRE ILLUSTRATION 両口和史の作品ページ
http://apollo-img.com/jp/userpage.php?u=49
コドモゴハン・プロジェクト
フレンチなイラスト「QUATRE ILLUSTRATION」両口さん、ご自身のイラストの中にもこっそり描かれる、大好きなパッケージのたべものとは…?
http://www.kodomogohan.com/web/people/ryoguchikazushi/index.html