猫とミシンと・・ときどき 散歩

猫が好き、花が好き、山が好き、モノづくりが好き。
好きなものをつづったブログです。

黒羽織でアシンメトリーチュニック

2018-04-28 | その他の着物リメイク

 

黒の羽織をお預かりしました。

 

ちょっと変わったデザインにしたいということで

裾が斜めになったアシンメトリーチュニックをお作りしました。

 

 

 

 

画像では・・よくわかりませんね・・。

裾 斜めです!

 

サイドに スラッシュポケット。

 

 

 

切り換えに オレンジ色のパイピングを挟みこみ。

 

 

 

袖口は ギャザーでふっくらと。

 

 

 

 

 

後ろは・・

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

可愛らしいお客様。

とってもよくお似合いでした。

 

 

**************

 

久しぶりに 本を読みました。

”怒り” ”悪人”の著者 吉田修一氏の”横道世之介”という本です。

地元・長崎出身の作家さんということと

世代が近いということで

本の中に登場する設定に共感する部分が多く

とても好きな作家さんです。

 

内容としては

この主人公・横道世之介が

長崎から上京して 東京という街で過ごすキャンパスライフ。

 

世之介自身が 

とっても変わった人格で 突拍子もない人生を送る・・

 

・・というわけでは決してなく

どこにでもいそうな普通の少年が

ごくごく 普通にキャンパスライフを謳歌?!する様子が

 

淡々・・と描かれている本です。

 

 

ただ・・この本を読んでいると

 

ごくごく普通の日常の繰り返し・・と思っていることや

よくある 

人との出会いや別れが

知らず知らずのうちに

誰かの分岐点であったり

自分の分岐点になっていたり・・

 

そして 

何気ない日常のやり取りが

”誰か”の日常の記憶の一部になっているんだと

いうことに気づかされます。

 

 

 

 この本の最後では

40歳になった登場人物たちが

ふっとした瞬間に

 

”世之介”を 

 

思いだすことで

「あぁ・・そんな奴もいたなぁ~。」っと

彼の存在から

その頃の”自分”を懐かしく思い返し

20年という月日とともに

”今の自分”を確認する・・

 

という本です。

 

 

 

 

ちょうど 今月末に25年ぶりの同窓会があります

本の中身と同じ時代に

学生時代を過ごしたこともあり

ちょっと感情移入して読んでしまいました。

 

懐かしくもあり

切なくもあり・・

 

学生の頃を思い出すのは

ちょっと複雑ですね・・。

 

 

 

 

コメント
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