REPORT FROM THE BRIDGE.

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ベルリンシュターツカペレ聴いてきました

2005-02-23 | 音楽
ダニエル・バレンボイム指揮 ベルリン国立歌劇場管弦楽団@KITARA 本日行ってきました。
演奏曲目はベートーベン作曲ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 と マーラー作曲交響曲第7番 夜の歌 でした。勿論ピアノコンチェルトは指揮&ピアノ独奏はバレンボイム氏。

ベートーベン作曲 ピアノコンチェルト 第二番
 幼少のころから、バレンボイム氏のベートーベンのピアノソナタを聴いていた。
 もちろん、LPやCDのジャケット写真は大変若く眼光鋭いバレンボイム氏。
 時は流れている。見事な白髪&ザビエルはげ。  
 そして大変小柄で短足・・。ちょっと残念 と実は思ってしまいました。
 しかし演奏が始まるや否やウットリ
 指揮をする都合なのか、ピアノの椅子は高めで体全体を大きく使っての演奏振り。
 音楽はオーケストラとの旋律の受け渡しが滑らかで素晴らしかった。
 カデンツァも構成力も表現力もばっちりで、その上弱音が綺麗なこと綺麗なこと
 
 鳴り止まない拍手で ピアノソロのアンコールを思いがけず演奏してくださった。
モーツァルト作曲 ピアノソナタ第10番 第2楽章。
 これまた、なんて地味な選曲だろう。
 私は大好きなモーツァルトを聴けてサプライズプレゼントを
 いただいた気分で超HAPPY。
 やっぱり、弱音を聴かせるのが得意で売りに違いないと確信しちゃった。
 あまりに美しいので余韻に皆聞きほれてしばらく拍手が起こらなかったほど。
→ 今日の観客は札幌にしては質が高かった。
  けれども、2.3F席は売らなかったの?と思うほどガラガラだった。
  残念・・・。
20分の休憩の後 19:50ころから

マーラー作曲 交響曲第7番 夜の歌
 PMF以外でこんな大編成の曲を札幌ではナカナカ聴く機会に恵まれない。
 バレンボイム氏は暗譜ではなかったものの、ものすごい熱血漢な指揮者になり
 第一楽章で2回もコンサートマスターの譜面攻撃し、パラパラと譜面や
 予備の指揮棒を落とす始末・・・。私は彼の左手が怪我でもしないかと
 ちょっとひやひやしてました。第二楽章に入る前に第一バイオリンが全体的に
 BACKして指揮者から距離をつくり一安心。
 肝心の演奏は・・・。
 弦楽器とくにビオラと第二バイオリンがすごかった。
 ハウリングしそうなほど楽器が響きまくって、もっと後ろの席で聞きたかったと思った。
 
 楽章が進むにつれて疲労も重なっているだろうに、
 白熱し演奏も艶やかになり、第5楽章は秀逸だった。
 バレンボイム氏の体全体を使った熱い指揮は楽団員にも乗り移り
 COOLな札幌の聴衆にも乗り移り演奏後は拍手が鳴り止まなかった。
去年のベルリンフィルよりも聴衆の質も良くBRAVO!の歓声も多く聴かれた。
私は前から6列目で通路側の席だったので、花束を持って行って
バレンボイム氏に渡したかった と本当に後悔しています。
あ~~~~~。花束をひとつももらえずバレンボイムを袖に引っ込めてしまった

今日の演奏会は本当に素晴らしかった。
バレンボイム氏が大好きになった

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1 コメント

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aura以来のコメントです (usaobasan)
2005-02-24 20:41:32
お久しぶりです。私も昨日行きました。

あんな大人数のあんな長い曲,生で聞くのは初めてだったので、かなり満腹でした。

私も、バレンボイム氏の指揮棒が、前列の奏者を攻撃しないか、気が気でなかった。

で、今はクラシカジャパンでベートーベンのピアノソナタを弾くバレンボイムを見て,昨日の余韻に浸っています。
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