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地域そのほか速

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豊橋工「まず1勝」 センバツ壮行会 

2015-03-18 05:35:00 | 地域

 豊橋工「まず1勝」 センバツ壮行会 


 21日に開幕する選抜高校野球大会に21世紀枠で出場する豊橋工高(豊橋市)で17日、野球部の壮行会が開かれ、全校生徒やOBら約700人が選手らを激励した。


  壮行会は体育館で行われ、生徒らが拍手で迎える中、選手らは選抜旗を先頭に入場。吉田豊校長が「全員野球、全力プレーを出し切って、夢の舞台を楽しんでほしい」と語りかけると、中村亮太主将は「まず1勝してみなさんと一緒に校歌を歌いたい」と決意を表明。隣接する豊橋聾学校の生徒も駆けつけ、みんなで作った千羽鶴を中村主将に手渡した。聾学校の文化祭の看板を豊橋工高の生徒が作って贈るなど交流が続いていることから、野球部を応援したいと申し出た。


  校庭では、福島県三春町から贈られた三春滝桜の苗木2本を、森和彦後援会長と中村主将らが記念植樹した。選手らはこの後、バスに乗り込み、甲子園に向けて出発した。26日に予定される第1試合で東海大四(北海道)と対戦する。



携帯110番 遭難位置 山岳地図上に

2015-03-18 05:34:55 | 地域

 携帯110番 遭難位置 山岳地図上に


 ◆県警 来年3月 GPS情報で自動表示


  県警は、北陸新幹線開業で県内の北アルプスを訪れる観光客が増えると予想されるため、山岳遭難者の救助要請に迅速に対応できるよう、携帯電話からの110番通報者の位置を、コンピューター画面の山岳地図上に自動表示できるよう通信指令システムを更新することを決めた。2016年3月からの運用を目指す。


  県内の110番を受理する県警通信指令課によると、全地球測位システム(GPS)機能付きの携帯電話から110番を受理した場合、これまでもモニター画面の地図上に、通報者の位置を表示する仕組みはあった。ただ、現行のシステムは住宅地図を使用しているため、山の中では目印となるものがほとんど表示されず、どこに通報者がいるのか、にわかには特定しづらかった。


  新システムでは、110番を受理する職員のモニター画面に、山岳地図や航空写真も表示できるようになる。山岳地図では、等高線や山荘の位置、登山ルートなども表示されるようになり、通報者の位置を特定しやすくなる。航空写真も導入することで、通報者の近くにある建物の屋根の色や周辺の地形なども、位置を判別する材料として使えるようになる。


  現在、山岳遭難の通報は、110番だけでなく、山岳警備隊が待機する登山口の派出所などにも寄せられる。ただ、県外から訪れた客は、県内客に比べて110番に通報する人が多いことなどから、新幹線開業を機に新システムを導入することにした。


  県警は、16日に県議会で成立した2015年度県予算で、システム更新などの費用として1億3800万円を盛り込んだ。通信指令課の担当者は、「位置を特定しやすくなることで、110番を受理してから担当部署へ指令を出すまでの時間が短縮され、救助活動にも役立つはず」と話している。



函館水産高校実習船が帰港

2015-03-18 02:00:27 | 地域

 函館水産高校実習船が帰港


 ハワイ・カウアイ島沖で海洋実習中、乗船していた函館水産高校の男子生徒(16)が行方不明になった北海道の実習船「北鳳丸」が17日午前、函館港に帰港した。函館海上保安部は今後、船長らから事情を聞く方針。同船の沢田成彦船長は、報道陣に「生徒が行方不明になる事故を起こし、大変申し訳ありません」などと陳謝した。


  道教育委員会によると、北鳳丸は日本時間2月24日にホノルル港で他の生徒を下ろした後も、同3月3日まで現場海域で捜索を続けたが、男子生徒の手がかりは見つからなかった。



戦争協力示す3か条 真宗大谷派が額展示

2015-03-17 08:02:25 | 地域

 戦争協力示す3か条 真宗大谷派が額展示


 「報恩の至誠を以(も)って国家に尽くす」――。浄土真宗の真宗大谷派が1937年4月、末寺や門徒に対して、今後、守り、実践すべき3か条の教義として発布した「同朋箴規(どうぼうしんき)」の額が、岐阜県養老町の同派寺院で見つかった。発布されたのは日中戦争が始まる3か月前。仏教各派が国家主義に染まり、報国意識の高揚や大陸布教など戦争協力を強めていく中、同派が残した足跡の一つ。額は18日から、名古屋市中区橘の同派名古屋別院(東別院)で開催される第26回平和展で特別展示される。


  「同朋箴規」が見つかったのは養老町栗笠の専了寺=玉井学住職(70)=。「報恩至誠」を含め、宗報で告知された「己を捨てて無碍(むげ)の大道に帰す」などの3か条が墨書されている。解説付きで額装されており、戦前から本堂の壁に掛けられてきたらしい。


  同派名古屋教区教化センターでは毎年、戦争に協力した同派の歴史を示す資料を集めて展示し、反省と平和への誓いとしている。その中で、「同朋箴規」の関連資料を探し、「箴規」宣伝歌のレコードなどが発掘されたものの、「箴規」そのものが信者の目に触れるように加工されたものは見つかっていなかった。今回、岐阜県内の関係者から寄せられた情報により額が見つかり、平和展のために借り受けた。


  同センター研究員で同展担当の新野和暢さん(39)は「仏教各派とともに大谷派が皇道仏教に陥っていた時代の産物。宗祖・親鸞の言葉の本来の意味が改変されており、当時の歴史を知る貴重な史料だ」と語る。


  戦後、同派は戦争協力の過去を反省し、「不戦決議」(1995年)に結実させたが、「箴規撤回の通知などは確認されていない」(御手洗隆明・同派教学研究所研究員)。このため、専了寺ではそのまま掲示してきたらしい。玉井住職は「ことさら額の話をしたり、門徒に尋ねられたりしたことはありませんが、3か条は現実の生活を大事にする真宗大谷派らしい文章だと思ってきました」と戸惑いもみせている。



駿河屋の和菓子継承 創業家迎え新会社

2015-03-17 08:02:06 | 地域

 駿河屋の和菓子継承 創業家迎え新会社


 ◇旧本店、24日から営業


  破産手続き中の老舗和菓子メーカー「駿河屋」を巡り、創業一族の岡本良太氏(40)が16日、和歌山市内で記者会見し、自身が社長を務める新会社「総本家駿河屋」が和菓子作りを継承し、同市駿河町の旧本店を「駿河町本舗」と改めて24日から営業を開始すると発表した。旧駿河屋の菓子職人ら15人を再雇用し、代名詞「本ノ字饅頭(まんじゅう)」やようかんなど約30品目を販売する。


  旧駿河屋の不動産や商標などは昨夏、破産管財人による入札で、有田市の医薬部外品製造販売会社会長が落札。創業家と親交がある同会長が昨年11月、岡本氏を社長に迎えて新会社を設立し、設備メンテナンスや新商品開発を進めていた。


  販売は、駿河町本舗に加え、2月に開店した京都市伏見区の1店、和歌山市内で春頃のオープンを目指す2店の計4店舗で行う。岡本社長は「手作りで丁寧に菓子作りを行い、地域の人たちの期待に応えたい」と話した。


  駿河屋は室町時代の1461年、京都で「鶴屋」として創業。1619年に紀州徳川家の御用商人となり、和歌山で店を構えた。岡本氏は、京都の創業者岡本善右衛門の子孫にあたるという。和歌山の駿河屋は昨年1月、地裁に民事再生法の適用を申請。地裁は6月、破産手続きの開始を決定し、現在も手続きが続けられている。


  この日の発表について、県商工観光労働部は「駿河屋の伝統を継承し、和歌山に駿河屋のブランドと味が引き継がれていくことを期待している」としている。