goo blog サービス終了のお知らせ 

西荻窪の道路拡張を考える会

西荻に広い道路は似合わない! 都市計画道路132号線の道路拡張に反対して意見を発信しています。

東京ガス跡地にスーパー建設

2020-08-09 17:08:28 | 道路拡張

(132号線沿道沿いのたばこ屋さんの植え込みで見つけた小さな自然)

東京ガス(区が防災の拠点と言っていた!)跡地には、スーパーのライフが
8月8日(土)午後6時30分~西荻南集会場でライフ建設の説明会が開催されました。
参加者は50名余りで、会場はいっぱい。近隣住民の関心の高さがうかがえました。




東京ガスの跡地は、建物と駐車場を含めて5715,9㎡(1729坪)あります。
そのうちの4474㎡がライフの敷地面積(借地)になり、建物は地下1階の3階建て。
地下と1階が食品売り場、2階、3階が駐車場になるそうです。
敷地の残り部分1240㎡がどうなるかは知らないとのことでしたが気になるところです。
住民からは主に、出入庫や車での来客による交通渋滞への心配(青梅街道側からは迂回しなければ入れない)や、工事中を含めた騒音、粉塵、振動などへの懸念と対策への要望がだされました。
面積の割合から緑地の少なさも指摘されました。
132号線道路との関連では、道路拡張予定部分に自転車置き場が設置してあり(南側にもあるが少ない)、質問への答えからも、道路計画が差し迫っていると考えていないような印象を受けました。
一日の予想来客数は4000人とのこと。 ホント~ ?

スーパーの進出には賛否ありますが、商店街が守られ西荻らしい街並みが失われないこと、交通渋滞を招かないことを望みます。






132号線沿道住民の会.7/28結成集会はコロナ禍で中止に。

2020-07-25 09:52:56 | 道路拡張


7月28日(火)の132号線沿道住民の会結成集会は中止です

「132号線拡張に反対する沿道住民の会」を7月に結成し、結成集会を開催する準備を進めていましたが、昨今のコロナ感染拡大状況の下で開催することは無理と判断し、7/28開催の集会を中止することにいたしました。
杉並区は、事業認可後の「用地説明会」を<新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から一旦延期>することを沿道関係者に通知しています。
今後区が行う予定の用地説明会→個別交渉に向けて、あくまでも私たち住民は連携して132号線道路拡張に反対していきます。
ニュース「ニシオギ132 №9」を配布・郵送・メール配信で、沿道住民の結成集会をお知らせしたばかりで、残念ですが、この度は中止にして改めて開催を計画したいと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

道路拡張の理由「東京ガス緊急車両出動のため」は、嘘だった?

2020-05-27 17:06:39 | 道路拡張
東京ガスは移転してしまった!
都市計画道路132号線の沿道、西荻北5丁目にある東京ガスの建物

 <建物裏の広い駐車場に今は一台の車両もない

 <6月8日から解体工事が始まるとの通知

「都市計画道路補助132号線」(神明通り入り口→西荻窪駅→青梅街道までの南北1070m)の道路拡張計画。第1期事業区間は、北側の青梅街道から関根橋を越えたところまでの約半分606mとされている。その真ん中あたりの沿道にあるのが「東京ガス西部支店」だ。

今までずっと、「東京ガスは防災の拠点」と説明されていた
●平成30年7月(約2年前)、北側地域の測量説明会で初めて道路拡張計画を知らされる。
そのときの出席者の話を聞くと、「道路を広げなければならない理由の一番具体的な説明が、東京ガスの存在だった」。
●同年9月13日、上記測量説明会開催の通知が近隣6軒中4軒に届いていないことを知って、改めて住民の集まりを持って、区の担当者から説明を聞く。
そのときも、災害時に東京ガスの車両が緊急出動しなければならないことの重要性が説明された。
●同年10月28日杉並区長宛ての手紙を提出。11月2日付で都市整備部からの回答には、道路拡幅理由として、防災力の向上のため「災害発生時に幹線道路(青梅街道)と防災拠点(東京ガス)を相互に連絡する道路として、さらに避難道路として活用することを考えています」と記されていた。
●同年11月29日、平成31年1月30日住民集会。「東京ガス緊急車両出動」の問題が議論に。
「そんなに東京ガスが重要なら、いっそ安全にスムーズに出動できる青梅街道沿いに移転してもらって、跡地を防災のための施設や公園にしたほうがいい」などなど住民からの意見。
●令和元年7月9日区長へ要望書を提出。
住民は、東京ガスの統廃合による移転計画を知っている、早急に真偽を確認し、もし移転が確定なら区が積極的に関わって跡地に防災公園を作ってほしいことを要望。
●同年9月18日都市整備部長からの回答(今から8か月前だ!
当該路線の東京ガスについてですが、現時点で東京ガスから、組織の見直しを検討している旨はうかがっておりますが、移転等の具体的な計画は確認できておりません。今後も、公園など跡地の公共利用の視点も含めて、東京ガス西部支店の動向については注視してまいります。」と。
以上が「東京ガス」をめぐる経過だ。
道路拡張の理由はいい加減! 対応もいい加減!
あんなに防災上の拠点と位置づけていたのに、8か月前でもまだ、「東京ガス」の移転を把握していないと言うのにはおどろきだった。実は、東京ガスのことなどどうでもいいことだったのだろう。
今年、令和2年5月東京ガスは移転し、解体工事が始まろうとしている。

なぜ、11mの道路を16mに広げなければならないのか。
70軒以上の店舗・住宅をつぶしてまで。
街の開発とは何なのか。
税金の使い方が間違っているのではないか。
新型コロナ感染症で混沌としている人々の生活、経済への不安・・・こんな時に道路拡張事業を本当にやってもいいのか?
不要不急の道路拡張事業は中止してほしい。
そして、改めて、東京ガスの跡地を防災公園にすることを区に求めたい。


 









コロナ禍の中、不要不急の道路事業の中止を区へ陳情しました

2020-05-26 22:53:41 | 道路拡張

杉並区役所前で月一回行なわれている宣伝行動に参加。今はコロナ感染で自粛している

コロナ禍の中で、都市計画道路132号線道路拡張事業の中止を求める陳情書を区議会へ提出しました

                                2020年5月26日
杉並区議会議長 様
   
   新型コロナ感染症拡大影響下での都市計画道路補助132号線事業に関する陳情
  
          
【陳情の主旨】
新型コロナ感染症拡大影響下の歴史的危機の中、不要不急の都市計画道路補助132号線事業は直ちに凍結・中止を要求します。
【理由】
 コロナ対応の非常事態宣言が延長された中、5月5日に開催された東京都の対策会議では、(前略)「直ちに取り組む優先度が低いと考えられる事業のうち、未着手、未発注、一時停止が可能な事業は、原則延期又は中止すること」(中略)として具体的に「区画整理、市街地再開発など、都市開発の推進等に関する事業」(後略)が依命通達として決定されています。この依命通達の中で道路については「都市インフラを維持するための応急修繕」として「執行上の工夫を行った上で継続させる事業」と限定的な事業執行のみが指摘されています。
※「新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえた当面の都政の運営について(依命通達)」
 段階的に外出や営業自粛が続き、また、終息までは1年以上は要する等の報道の中、一人一人の区民は、言いようのない将来への不安を感じながら毎日を送っています。
このような歴史的危機の中で、補助線事業と称して行政側が個別訪問などで当該地の住民と接すること自体、地方自治法の本旨である「住民の福祉の増進を図ることを」に背くばかりでなく、住民の生活と営業不安を増大させることに他なりません。加えて、コロナ感染症拡大防止の為として、公開での説明会も無しに個別折衝のみで手続きを進めることは、補償問題への共通の住民理解を得ずに、事業が一人歩きすることになり、何の道理もなく合理的理由もありません。
 又、杉並区が推進する都市計画道路・132号線は、事業費の一部は国と東京都からの補助金で賄われています。132号線事業の凍結や延期を行えばその費用はコロナ対策や都民・区民・市民の生活と営業支援などに費やすことができます。
 コロナ対策に多くの財源を確保すべき緊急かつ重大局面の今、杉並区は、不要不急の132号線事業の凍結・中止の決断を下すべきです。
6月の定例議会で中止について議論して下さることを求めます。
                                    以 上


                                 

リチャードさん追悼

2020-05-13 21:00:53 | 道路拡張

東京ガスの跡地を利用した施設と防災公園の提案を描いたリチャードさんの絵

私たちのかけがえのない仲間、
リチャード フレイビンさんが、5月11日永眠されました。

76歳でした。
突然の別れに、私たちは今、深い悲しみに沈んでいます。
コロナ禍で、面会が制限されていた病院からやっと自宅に戻られ、さわやかな新緑に囲まれた居間に横たわるリチャードさんのお顔は、やさしい笑みを浮かべているようでした。
リチャードさん、ありがとう。
私たちは決してあなたのことを忘れません。
リチャードフレイビン和紙作家
(写真、Sindブログより)

一昨年の9月から道路拡張に反対して「西荻窪の道路拡張を考える会」を立ち上げてからずっと一緒に頑張ってきました。病気の治療中でも道路問題のことを心配し、拡張反対の意志強く積極的な姿勢は一貫して変わりませんでした。
ユニークな発想ときっぱりした発言は、その存在感を際立たせていました。

道路拡張の理由として、区が最初に最も強調したのは、「災害時に東京ガスの緊急車両が青梅街道まで出られるようにするため」でした。
しかし、リチャードさんは「私、毎日東京ガスの前通っていますが、人が少ないし建物もあまり使われていません」「東京ガスは移転して跡地を防災公園にするのが地域のためになります」と説得力のある言葉で反論し、すぐに、東京ガスの建物を子どもや年寄りの施設にして敷地を防災公園にする構想を持って、絵(上)を描いてくださいました。
その後まもなく、リチャードさんが言っていたとおり、本当に東京ガスの移転があきらかになり、今年5月には、車も人もいなくなってしまいました。

ジャパンタイムスに「西荻窪を守る」を投稿したリチャードさん
思えば、「ジャパンタイムス」へ西荻のことを投稿されたのはわずか一年前のことです。
文章には、西荻の街を愛する気持ちがあふれていました(再録します)。
「ジャパンタイムス」2019年5月

西荻窪を守る
 西荻窪は中央線の荻窪と吉祥寺の間にあるユニークな街です。
4月14日に掲載された『Transforming nonessentials into essentials』という記事の中で、オーストラリアのファッションデザイナー・Vaughan Allison氏は「東京であまり知られていない魅力的な場所はどこですか?」という問いに、「西荻窪」と答えました。
「西荻窪はたくさんの宝物にあふれています。路地を歩けば、あちこちで宝物に出会えます」

今、若い世代の間で「東京で住みたい街」に選ばれる理由が、そこにあると思います。
 服飾デザイナーである私の妻は、西荻窪に40年以上住んでいます。私や妻のようにここに住んでいる者にとって西荻窪での生活は、日々ちょっとした贈り物をいただいているような、そんな気分で満たされています。
 ここには、昔ながらの魚屋、肉屋、八百屋、パン屋があり、バラエティーにあふれたレストラン、ギャラリー、本屋、アンティークショップ、音楽ライブやスペシャルイベントがあります。夜になれば、たくさんの人たちがくつろぎの場へ集まり、リラックスしながらお酒や食事を楽しみます。西荻窪に住む人たちや商店街の人たちにとって、それはとても誇らしいことです。
 ところが残念なことに、私たちの街の未来は今とても不安定です。
青梅街道から西荻窪駅に至る北銀座通り商店街では道路拡張が計画されています。これは、東京に残る魅力的な地域が、また一つ壊されるということです。このようなことが起きぬよう願います。
私たちはこの意味のない計画から西荻窪を守るために、出来ることはなんでもしていくつもりです。                              RICHARD FLAVIN
<リチャードさん制作のポスター>
(中央のステッカーは豊泉奈々子作)

「西荻窪の街を守りたい」というリチャードさんの遺志を、私たちは継いでいきたいと思います。
リチャードさん、あなたは私たちの心の中にずっとずっと生きつづけています。