●「132号線拡張に反対する沿道住民の会」は、
田中区長あるいは部長職以上の方の出席のもとでの、話し合いの申し入れをしましたが、区は協議を拒否しました(2021.3)
申し入れの主な論点は、
①事業の必要性 ②事業の法的根拠 ③西荻のまちづくりについて。
区の回答は、
①、②については説明済み。③については道路拡幅後のまちづくりについてなら話し合うというものでした。
●最大の疑問! なぜ、区は道路拡張計画で住民の意見を聞こうとしないのでしょうか?
この都市計画道路は、戦争が終わって間もない昭和22年の戦後復興に決められ、その後昭和41年に計画化されたものですが、その時の法律はまだ旧都市計画法でした。
この旧都市計画法は、大正8年、今から100年も前の大日本帝国憲法時代に制定されたもので、当時は<お上が決めて民が従う>のが当然とされていて、国民の声も聞かずに勝手に工事ができたのです。しかし、今はそんなことは許されるはずがありません。
昭和43年に改正された新都市計画法では、新憲法に基づき、都市計画決定前に住民の意見を反映させることが定められています。
どころが、区は「旧法下の決定は新法下の決定とみなす」との法律があるからいいのだと言って、新都市計画法に明記されている、公聴会も利害関係人の意見書提出もなくて事業を進めているのです。
これは、行政側の適正手続きを定めた憲法31条に違反しています。
●いよいよ、西荻駅前再開発が動き出そうとしています
「西荻窪駅周辺のまちづくりについて、方針策定に向けた取り組みを進める」と田中区長は議会で答弁しました。
区が今年3月にオンラインで開催した第4回「西荻窪駅周辺まちづくり懇談会」では、参加者から、<132号線道路拡張は前提になっている>という区の主張にたいして、「今まで『こぢんまりした西荻がいい』などと話し合ってきたのは、絵空ごとだったのか」という不満が出されていました。
ニュース2面には、沿道住民の声や、まちづくり懇談会での意見などを紹介しています。