(132号線沿道・善福寺川の橋のたもとで山岡淳一郎さんの質問に答えました。 2020.9.23)
<山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち>
亡国のゾンビ道路 73年前の計画が生活破壊?!
すごいタイトルが付けられています。
「73年前に作られたまま眠っていた都市計画道路の拡幅計画がゾンビのようによみがえり、沿道で暮らす人たちの生活を脅かしている・・・・実は似たようなゾンビ道路は東京、全国のあちこちにある。なぜこのような時代錯誤のゴリ押し公共事業が行われているのか。身近なテーマから日本の民主主義の現状をリポートします」
という企画意図から始まった西荻窪の132号線道路問題の取材。
インタビュアーの山岡さんの、本質を見抜く早さと深さに敬服しました。
当日の天候は台風の影響で雨模様でしたが、運よくちょうど雨上がりの撮影となりました。
まず、地図を見ながらの概要説明を「西荻窪の道路拡張を考える会」の世話人・中野千枝さんから。
次に、
暴挙①旧法下での決定を新法下で事業認可は適正手続き欠如→憲法31条違反
について、熊本一規明治学院大学名誉教授が。
暴挙②あやふやな道路拡張理由
暴挙③1期工事85億円、血税無駄遣い、費用対効果は?
について、「杉並の問題を考える会」の漆原淳俊さんが語りました。
<費用対効果>は初めて明らかになった問題です。
その他、
沿道住民の声として、エイコークリーニング店とギャラリーブリキ星が取材を受けました。
<費用対効果B/Cが0.5とは?>
9月の区議会定例会で、山田耕平区議(共産党)が情報開示請求を基に質問して,
わかったことですが、補助132号線の費用便益分析・B/Cの算出結果がわずか0.5だったということです。
B/C=0.5これは何を意味するのでしょうか?
B/Cとは、道路整備等の費用と、得られる効果の比率だそうです。
値が1以下は、コストに対して得られる効果が低いことを意味します。
132号線はB/Cが1を下回っているので、道路拡張をしても交通渋滞や事故は無くならない、整備効果は低いということです。
(現状でも特段の交通渋滞、事故は無い。青梅街道の出入附近、女子大通りと合流する辺りが混み合うという附近の住民からの訴えがある)
普通、値が1以下の事業は見直しされるそうですが、杉並区はこれを全く無視していることになります。まさに税金の無駄遣いと言わざるをえません。
今回取材を受けて、改めて、この132号線道路拡張事業の「計画ありき」「理由の後付け」「税金の無駄遣い」が明らかになり、行政のあり方に納得ができない思いを強くしました。
「ニッポンの崖っぷち」の検索でご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=H8VVq6-RCOA