西荻窪の道路拡張を考える会

西荻に広い道路は似合わない! 都市計画道路132号線の道路拡張に反対して意見を発信しています。

デモクラシータイムス(YouTube動画)の取材を受けました

2020-09-28 15:33:40 | 道路拡張

(132号線沿道・善福寺川の橋のたもとで山岡淳一郎さんの質問に答えました。 2020.9.23)

<山岡淳一郎のニッポンの崖っぷち>
亡国のゾンビ道路 73年前の計画が生活破壊?!

すごいタイトルが付けられています。
「73年前に作られたまま眠っていた都市計画道路の拡幅計画がゾンビのようによみがえり、沿道で暮らす人たちの生活を脅かしている・・・・実は似たようなゾンビ道路は東京、全国のあちこちにある。なぜこのような時代錯誤のゴリ押し公共事業が行われているのか。身近なテーマから日本の民主主義の現状をリポートします」
という企画意図から始まった西荻窪の132号線道路問題の取材。
インタビュアーの山岡さんの、本質を見抜く早さと深さに敬服しました。
当日の天候は台風の影響で雨模様でしたが、運よくちょうど雨上がりの撮影となりました。
まず、地図を見ながらの概要説明を「西荻窪の道路拡張を考える会」の世話人・中野千枝さんから。
次に、
暴挙①旧法下での決定を新法下で事業認可は適正手続き欠如→憲法31条違反
について、熊本一規明治学院大学名誉教授が。
暴挙②あやふやな道路拡張理由
暴挙③1期工事85億円、血税無駄遣い、費用対効果は?
について、「杉並の問題を考える会」の漆原淳俊さんが語りました。
<費用対効果>は初めて明らかになった問題です。
その他、
沿道住民の声として、エイコークリーニング店とギャラリーブリキ星が取材を受けました。

<費用対効果B/Cが0.5とは?>
9月の区議会定例会で、山田耕平区議(共産党)が情報開示請求を基に質問して,
わかったことですが、補助132号線の費用便益分析・B/Cの算出結果がわずか0.5だったということです。
B/C=0.5これは何を意味するのでしょうか?
B/Cとは、道路整備等の費用と、得られる効果の比率だそうです。
値が1以下は、コストに対して得られる効果が低いことを意味します。
132号線はB/Cが1を下回っているので、道路拡張をしても交通渋滞や事故は無くならない、整備効果は低いということです。
(現状でも特段の交通渋滞、事故は無い。青梅街道の出入附近、女子大通りと合流する辺りが混み合うという附近の住民からの訴えがある)
普通、値が1以下の事業は見直しされるそうですが、杉並区はこれを全く無視していることになります。まさに税金の無駄遣いと言わざるをえません。

今回取材を受けて、改めて、この132号線道路拡張事業の「計画ありき」「理由の後付け」「税金の無駄遣い」が明らかになり、行政のあり方に納得ができない思いを強くしました。

「ニッポンの崖っぷち」の検索でご視聴いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=H8VVq6-RCOA



「132号線拡張に反対する沿道住民の会」を結成、区へ文書提出しました

2020-09-09 19:14:42 | 道路拡張
 9/9 区役所前宣伝行動に参加して、132号線道路拡張反対を訴えました。

「『132号線拡張に反対する沿道住民の会』結成のお知らせ」文書を区長秘書へ手渡しました。

132号線沿道住民は連携してがんばります!
2020年第3回杉並区議会定例会の初日、「132号線拡張に反対する沿道住民の会」を結成したお知らせの文書をもって、杉並区役所を訪問しました。
12時からの区役所前宣伝行動に参加して、訴えとニュースの配布を行い、「沿道住民の会」結成を報告するため、区長室と議会各会派の控室を訪ね、文書を届けました。
以下は文書の内容です。

杉並区長田中良 様                       2020年9月9日

      「132号線拡張に反対する沿道住民の会」結成のお知らせ
2018年9月に「都市計画道路補助132号線拡張計画」を知らされて以来、私たちは一貫して、この事業の見直しを求めてきました。
理由は
① この計画の手続きは、大日本帝国憲法時代の「旧都市計画法」に基づく手続きしか採られておらず、公聴会や住民の意見書提出などは行なわれていない。したがって、適正手続きを 定めた日本国憲法31条に違反している。
② 沿道住民の仕事や生活を脅かし、財産を不当に奪う。
③ 西荻の魅力ある個性的な街並み、商店街を壊す。
④ 理由が後付けで緊急性、必要性に納得できない。
⑤ コロナ禍の中、1区85億、2区はその倍のコストがかかるといわれている、不要不急の道路計画を中止して、深刻な経済危機を救うべきである。
などが、挙げられます。
この間、私たちの主張に賛同した方たちからの5900筆を超える署名も集まっています。
しかし、区は最初から「決まっていること」として一方的に事業認可を取得し、用地折衝へと計画を推し進めています。
そこで、私たちはこの度、反対する沿道住民同士が結束して、
『132号線拡張に反対する沿道住民の会』を結成いたしました。目的を
「132号線道路拡張に反対して沿道住民が連携し、個別交渉ではなく、団体交渉で対応する」
と定めていますので、今後、会員は一切の個別交渉はせず、会が交渉の窓口となりますことを、
ご報告致します。
現在、コロナ終息の見通しがたたない中、私達沿道住民は対策を講じながら営業を続け、   言いようのない将来への不安を感じながら毎日を送っています。この道路拡張計画をがむしゃらに推し進めることは、地方自治法の本旨である「住民の福祉の増進を図ることを」に背くばかりでなく、住民の生活と営業不安を増大させることに他なりません。コロナ対策に多くの財源をを確保すべき歴史的経済危機の今、杉並区は、132号線事業の凍結・中止の決断をし、国と東京都からの補助金、そして区費で賄われているこの事業費、つまりは私たちの税金を、多くの苦しんでいる区民、都民の営業支援などに費やして下さるよう、心よりお願い申し上げます。
                  「132号線拡張に反対する沿道住民の会」
                   杉並区西荻北 5-9
                   世話人   
                   加川弘士・照子 中野千枝 原口良子 丸茂年昭 
                   三田ふさ子・真弓 渡邊廉・恵美子 (五十音順)