購買サイト、ブログ、SNS等では商品に対するレビューが多く行われていて、
投稿されるレビューの数を感覚的に優劣つけると、
SNS > 購買サイト > ブログ
になるのかと思います。
商品の特性やアフィリエイトなどの影響で逆転するかもしれませんが、それでもSNSでのレビュー数の方が圧倒的に多いのではないかと思います。
(でも、よくよく考えると、アフィリエイトの影響で、ちゃんと書かれたレビューかどうかは別にするとブログが圧倒的なのかも?)
しかし、そのレビューの質を見ると、
ブログ > 購買サイト > SNS
になるのでないかと思います。
ブログのメディア特性としてジャーナリズム性が高く、それにマッチして書き手や内容の質が高まりやすい土壌があり、
SNSはコミュニケーションに特化したものなので、品評をするというよりは、「こういうのを買ったよ!(使った、読んだ・・・)」というアピールが目的で、結局質が高まりにくいのではないかと思います。
そこで、SNSでより質の高いレビューを書かせる場合、どうしたらいいのか?
というのが、今回の課題。
質の高まりにくい一因として考えられるのが、レビューを書く場合に、「どう書いたらいいのか」が分かりにくいからではないでしょうか?
で、結局、よく分からないから、「面白かった」「つまらなかった」など、表面的な感想に終始してしまうのではないでしょうか?
そこで、より質の高いレビューを書かせるために、書き手に視点を与えてみてはどうでしょう。
例えば、ある本について、「ストーリはどうだったか?」「表現方法はどうだったか?」など。
これを実現するために、他のレビューに高頻出の単語(たぶん名詞限定、それも形容詞がかかっているもの)を拾ってきて、それをいくつか提示してみます。
例えば、「ストーリ」「表現方法」「主人公」などの単語を提示されれば、書き手としては、「ストーリは良かったけど、表現方法はイマイチかな。主人公は・・・」と、書かれる内容もいくつか項目立って、より質の高いレビューを書くことができるのではないでしょうか?
自分自身がレビューを書くときは、何人かのレビューの書き方をまねて書いたりするのですが、この施策はそれを全ユーザの書き方をちょっとずつまねる、という感じになると思います。
懸念点は、初期段階のレビューの数が集まっていないときや、そもそも、全てのレビューの質が高くないときで、対象の商品のキーワードとなる単語が上手く拾えないかと思います。
あとは、それぞれのレビューに「このレビューは参考になったよ!」的なポイントを付加するなどでしょうか?
その場合は、いたずら目的で低いポイントをつけられたり、質の高いレビューを書き続けている人に何らかのご褒美が必要かと思います。