武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

2025年 支部長審査会

2025年01月28日 | 審査会
今年に入り、ひと月近くが経過しました。


非常に厳しい寒波が北日本を中心に襲っていますが、湘南地区は寒さはあるものの、比較的温暖な気温を保っています。

年末から年始にかけて、支部内の稽古生はみなさん非常に元気な姿を見せてくれており、とても盛り上がりのある稽古が各道場で行われています。




以下、私事での想いをいくつか述べさせていただきます。


先日、全国の支部長審査会が行われ、私も参加して来ました。


審査を受験したわけではありませんが、受験者の対戦相手を自ら買って出ての参加となります。


いつも対戦相手が不足している支部長審査会ですので、その支援と、一方では、今の自分の力量を試す意味も込めて、なるべく参加することにしています。


また、稽古生の皆さんには試合や審査会で「頑張れ!」と言っておきながら、自分自身は戦いの場に身を置いていないことがなんとも心苦しく、稽古指導にもブレが生じる恐れもあり、また実戦の場での最低限の戦う力を維持することも心がけたいと考えています。


目の前の相手が自分自身に対して、真剣に対峙して打ち込んでくるこの緊張感が大切で、こうした場に身を置く覚悟がなければ、武道団体の指導者としてはどうしても物足りなく感じます。



4年ほど前に亡くなられた大道塾の初代塾長である東先生の想いとして、支部責任者の新年の合同稽古を兼ねた行事でもある、この年に一度の、1月初旬の支部長審査会。


今回の催しの参加者の中で、高段位を持つ者は審査受験者の採点係を兼ねての参加となりますので、審査会が始まって最初の2時間ほどは、私は採点係としての立ち仕事となります。


その後、組手審査になるタイミングで慌ててイソイソとサポーターを着用して、組手審査の相手を務めます。


長年調子の悪い私の膝。

2時間ほど立ちっぱなしで、私の膝はガチガチに固まってしまっていますが、まあ何とか、それでも少しは動けそうです。


ウォーミングアップも何もあったものではありませんが、いつでもどこでも、体と心を戦える体制に整えておくことも、武道家としての心構えでもある。


年齢と体格の近い、各道場の指導者である支部長さんの相手をするかと思いきや、私よりも一回りほど、12歳ほど若く、現役で北斗旗(全日本選手権)にも出場しているの体重が80キロ程の選手が今回の審査会に参加しており、その相手役を務めることになりました。


現在72キロ程の私とは多少の体重差がありますが、現役の頃は、20キロくらいまでは同じようなものと考えていたので、それほど気になる差ではありません。


相手の受験者は、大道塾の指導者としては第一人者ともいえる行徳・東中野支部の加藤支部長の元で稽古をしている稽古生であり、極真空手の団体でも実績を残している選手でもあるとの話で、なかなか体幹の強い、力強い選手である。


この選手は、数年前にシニアで全国優勝をした後、一般の部で北斗旗にも挑戦を続けているようです。


個の受験者は、組手審査の一人目の相手に対し、右の強いパンチを強烈に相手に効かせおり、その相手をしていた支部長さんは少し厳しい結果となっていたように思います。


私はこの選手の相手役として、二人目の打撃・四人目の立組・五人目の寝技と、3度の対戦をすることに…


相手は年齢的に6人の連続組手を行っており、スタミナ面では私が有利に進めるべき戦いでありながら、結果は0勝1敗2分という結果でした。


得意としている立組でバランスを崩されて、極めの動作を受けての判定負けとなり、打撃と寝技が引き分けという結果です。


決して手を抜くわけではありませんが、全て引き分け狙いで行って、結果的に負け越してしまうのは、自分の甘さがあったように感じます。自身の昇段審査に置き換えてみれば、保留となる結果です。


因みに昨年の支部長審査の相手役では、一勝一敗という結果でした。


年々成績が下がっているようでもありますね…。



今回の審査の組手で、自分自身で感じた事は、

・ 戦いにおいては特に何も怖いものはなく、アップをしていなくとも、これだけ短い時間では息も上がらない。


・ 組手審査の相手をするときは、必要以上に気負って対応する必要はない。


・ 普段からミット練習や組手といった自身の稽古をほとんど行っていないため、技の伸びが弱くなってしまっている。この辺りは普段から何らかの対策が必要。


・ 毎日の稽古指導の中で、ある程度は体を動かしているので、打撃の攻防では最低限の反応は出来ている。しかし、手ごたえのある、満足のできる打撃はほとんど打てていない。相手に十分なプレッシャーを与えられていないのは役不足だと感じる。


・ 昇段審査の相手役として参加する時は、攻防の中では特に、守りとカウンターにより徹するべきだと感じた。


・ 自分自身の間合いの取り方が甘く、近距離での微妙な間合いを維持しつつ、時には打撃の連続的な攻撃やボディーへの攻撃にもつなげたい。


・ 投技や立組は、相手の体幹が強くて体重が重い場合は崩しが必要であるのに、すっかりと忘れてその場での打撃の攻撃に終始してしまっている。


・ 肘打ちが上手く入らないのには理由がある。ガードが固ければ、崩しを行ってから、技のつなぎの中で、バリエーションのある肘を使うべし。


・ タックルやサバ折り、プッシュや崩しの稽古指導を普段から行っていながら、その場では、全く意識できていなかった。


・ 後から思い返せば、出来た事はたくさんあるのに、戦いの最中には最低限のことしか意識に残っていない。意識に上らないのは、自分の技術として、まだしっかりと色々な動きが身についていないという事である。


・ 立組や寝技では、不用意な組み方や対応をしてしまっている。全く慎重さが足りない。


・ 打撃はイメージ練習をより多く行い、立組と投技や寝技は、普段から少しは攻防の練習に参加するべき。ただし、膝の負担を最小限に抑えなければ、今後の指導に支障があるため、極力、トータルの負担の軽減には配慮すべし。



年に一度の本番勝負となる支部長審査の相手役を、膝のダメージが軽減されてきた昨年から行っていますが、今回の戦いで一つの気付きがあり、ある程度、来年からの目標値が決まりました。緊張感もなく、なんとなく組手審査の相手役を行っていただけではいけないんだという事を、改めて感じた次第です。


今年も、対戦していただいた相手に感謝いたします。



さて今後は、


1.日常の稽古ではこれまで通り、自分の稽古よりも稽古生への稽古指導に徹する事は変わりなし。しかしその中で、稽古指導の中で自身の稽古をしていくという、私が考える指導者としての道を極めたい。


2.技の説明や見本を見せるときの意識を、より実践に近づけて高めてゆく事。


3.イメージトレーニングを、稽古指導の合間にもより多く行う事。


4.体力維持をするための自己トレーニングの時間を、定期的に確保する事。


5.投げ技や、投げ技に入る前の崩し、そして寝技のスキルは少しでも向上していけるように普段から努力する事。


6.攻撃力よりも、防御力とカウンター技術の向上により重点を置く事。


7.実際に使える技の幅を広げていく事。


8.より気負わず迷わず、安定した精神状態で戦いの場に立てる心を養う事。


9.勝てずとも負けない、特に安易に崩されずに投げられない身体操作を身に付ける事。


10.勝負に際しての、年齢に応じた、且つ指導者の立場としての武道家の悟りを得たい。



抽象的とも思える言葉が並びますが、普段は表に出さない今の私の心の中の正直な想いです。



良いことも悪いことも隠さずに、堂々と表に出す事を心掛けていきたい。

これは変にカッコつけをすることなく、すべてをさらけ出すという初代塾長である東塾長から学んだ、一つの教えです。


膝のダメージがやや軽減されてきた昨年から始めた、支部長審査の相手役としての役割の中で、少しずつ悟りにも似た感覚を会得して、極めていきたい。



支部長審査、支部長会議から懇親会と、とても楽しいひと時でした。


練馬時代の総本部道場の稽古仲間である長谷川支部長、過去に何度も試合で拳を交えたコノネンコ支部長、札幌西支部の菅原支部長の他、普段あまり話が出来ていない方々ともお話が出来たのも良かったです。

皆さん普段からとてもしっかりと考えて、一生懸命に取り組まれている様子が、私の励みになります。



今は、何よりも、体を悪くされた草加支部の能登谷支部長の回復を願うばかりです。


今年も気合を入れて頑張って行きましょう!




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関東地区合同審査会

2025年01月27日 | 審査会
昨年の12月21日(土)、新宿スポーツセンターにて関東地区の合同審査会が開催されました。


支部から、5名が参加しています。


1名は、秋の無差別の試合審査で合格が出ており、今回は組手審査を除く基本・移動・投げ技の審査のみ。


残りの3名の内、二人は昨年からの再審査となっており、組手審査のみ再審査となります。


基本・移動・組技すべてにおいては既に昨年の時点で合格を頂いていながら、審査会の中では、その審査項目は全て同じように行わなければなりませんのが大道塾の審査会です。


結果、組手審査での怪我により一人が保留、組手審査での勝ち星が稼げずにもう一人も保留となり、残りの三名が合格となりました。


厳しい結果に終わった方、怪我をした方、ダメージもなく良い審査が行えた方など色々ですが、一つの厳しい経験でも、それも一つの、自分の人生の中での財産になるものだと思います。


厳しさというものを、気持ちよく受け入れる心を養う事こそ、武道家の正しい心の置き方であると思います。


怖い事や厳しいことは、なるべく避けて生きていきたいと考えるのが普通の考えかもしれませんが、その厳しさや怖さを「覚悟」の気持ちで、当たり前に受け入れる精神性を持ってこそ、真の武道家であり、そうした心を養っていくのが道場の稽古の在り方であるはず。


そうした人物が、今の日本の屋台骨を支えていく精神的な柱になるものだと思います。


今回の審査会も迫力のある、とても良い審査会であったと思います。


先代の塾長がお亡くなりになられた後、新しい塾長の元で、新しい審査会の形が少ずつ、しっかりと形作られてきています。


私自身、微力ながらも可能な範囲ですが、力を惜しまず、しっかりと協力して頑張っていきたいと考えています。


今回受験をされた方々、大変お疲れ様でした。


また、会場まで応援に足を運んでいただいた方々、大変ありがとうございました。






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11月から12月頃の各クラスの様子 辻堂一般部(土曜・辻堂Jrクラス)

2025年01月27日 | 稽古日誌
現在Jrクラスと言っても参加者は、3名と大人のお手伝いの方が1名の合計4名で稽古を行っています。


今期は、小中学生の希望者があまりおらず、高校生が二人と、小学5年生が一人と、50代の大人が一人の稽古では、さすがに小学生にとっては厳しい環境です。


その小学生が今月の12月限りでJr選手クラスの登録を末で退会する事になり、また来年から、小中学生の選手クラスの募集を始めることになります。


高校生も学業に塾やバイト、更にはテスト期間になると色々と忙しく、先月は、参加者が大人のお手伝いの方がお一人だけ、という日がありました。


そうなるとそのシニアクラスのKさんとのマンツーマンの練習となります。稽古時間の1時間は半ほどの間、ずっとミットを持ち、組手の相手になってと、細かく動きを矯正しながら、プライベートレッスン宜しく稽古を行ったことがありました。


奇しくもその直後のシニアの大会に出場されたkさんは、見事に関東地区の交流試合で初優勝を飾ることが出来、私自身、大変嬉しく思いました。




Jrクラス所属の他の二人の高校生のうちの一人は、そもそも戦いが嫌いなB君ですが、今年の感想と来年の抱負を語ってもらった時に、「来年はそろそろ審査を受験するか何かで、成果を示したい!(と、親から言われて…)」などと話をしていましたので、活躍が期待できるかもしれません。


稽古には全く休まずサボらすにとても熱心に稽古に来ていても、大会出場や審査受験には一切かかわらず稽古にのみ取り組んでいたB君は、お母さまの話では、「元々人との争いごとや戦いが好きではない…」というお話でした。


しかし、ここで学ぶことの意義を感じ取られていているのか、稽古に通わせてくれているお母さまと本人の努力には、感謝と共に期待に報いたいような、その活躍を皆に紹介したいような、チョット何とも言えない、複雑な気持ちにさせられます。


もう一人の高校生は、先日の全国大会で腕十字を決められて敗退したY君です。


いつもやる気満々で、ウチの道場の稽古にどっぷりとはまりながらも、アルバイトや学校生活を楽しんでいる様子も見られます。


若い時期の人生を楽しみつつ、楽しく稽古を続けて頂きたいと思います。


来年からのJrクラスに期待して!




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11月から12月頃の各クラスの様子 辻堂一般部(土曜日クラス) 

2024年12月16日 | 一般部 稽古日誌
多い日は20名を超える人数で稽古をしている辻堂土曜クラスですが、最近は人数が落ち着いてきて、10名弱から15ー6名くらいで稽古を行っています。

時には人数が10名を割ることもありますが、人数が少なければ少ないなりに、細かい技術指導ができるため、人数が少ない日もそれなりのメリットがあります。


私の経験上、活動場所のスペースが広くなれば、稽古環境が良くなり、参加人数が増えることはわかっているのですが、スポーツクラブのスタジオをお借りして稽古をしている手前、早々贅沢も言えません。

毎週定期的に活動場所が確保できることのメリットを考える方が建設的で前向きな気持ちになれるというものです。



私の指導する道場では、昇級に関わる出席回数は厳密に捉えており、実際の総本部の規定のほぼ倍数の稽古回数をこなすことを、支部の内部規定として設けており、受験可能な方を厳選して審査案内にリストで表示するようにしています。

その理由は、一回の稽古で行う組手の攻防の数が少なく、技術練習が主体で、その技術練習がとても細かく、とても時間をかけて行っているからです。

激しさを抑えて、技術練習を中心に行うと、上手くはなりますが、本当の強さが身に付くのには時間がかかります。

いわゆる組手(スパーリング)ばかりしていれば、より早く組み手慣れをして一部の人はとても強くなりますが、新しい技術を習得するのが難しく、技術の幅が狭くなることと、稽古に来られなくなる方が増えてくるものです。

一方で技術練習を中心に多く行っていれば、稽古中の怪我は減り、稽古に参加できなくなる方は少なくなる一方で、組手の攻防(スパーリング)の量が減り、組み手慣れをするのに時間がかかり、本当の実力を養うのに時間がかかることになります。


私は、一部の素質のある人間を贔屓にして、そうした人物だけを伸ばす稽古ではなく、また、自分で好きなよう稽古をしたいという、わがままで我慢強くない人物を育てるつもりもありません。

いわゆる学ぶ姿勢を高める、師から学ぶという、 ”稽古” という体系をしっかりと築きたく、その中で学ぶことを志した方をなるべく一人でも多く取りこぼさずに、置いてきぼりにすることなく、ゆっくりでもよいので、全員の力を向上させたいと願っているために、現在の稽古指導体系を実践している次第です。


その為、総稽古回数が十分にあったとしも、実力が足りなかったり、審査会直前の出席が十分でなかったり、毎回稽古に遅れてくるなどの状況が見られれば、その実力と心の養われ具合をしっかりと判断して、受験リストを作成するようにしています。


正直、支部内の稽古生は全員、ほぼ毎日出席記録を付け、全員の出席状況と稽古における上達具合、気持ちの入り方などを正確にチェックして記録をしていますので、かなり厳密なものだと思います。

逆に私なりに、入会された方全員の昇級・昇段のペースや将来の目標値に関しても、全員の記録を、私なりにアバウトながらも目安を示していますが、これがなかなか思い通りに行かないのは、人それぞれの事情があるからだと思われます。



子供のクラスは、小学校もしくは中学校などの進学のタイミングで大会をしていく子も多いのですが、いつまで継続すれば、どのくらいの成績や昇級・昇段を目指せるかといった目標値を設けることは、私自身のモチベーションの維持にもつながっています。

時期を見てこのブログなどで示す予定ですが、私が考える支部の目標値を皆さんに示して、意識の共有を図りたいと考えています。



ところでこの辻堂の土曜日クラスも例外ではなく、長く稽古を続けていると、私の目標値とは異なり、稽古に継続して参加できなくなる方もちらほら出てきます。

ひとりの人間が生きていくためには、若い方は学業があり、年齢の高い方は仕事や家庭、その他健康などの問題や、心の状況にもいろいろと変化が出てくるものです。

一つの道を突き詰めて、極めるほどに続けるという事は、本当に難しい事であり、ある意味でそうしたことができる方は、ご自身はご謙遜されるかもしれませんが、それは大変すばらしい、一つの大きな才能なのだと思います。

この辻堂道場にも、そんな尊敬できる、とても長く稽古を継続しているか方が多くおられる一方で、若い方も増えてきています。

最近は若手の頑張りが目を引いており、木曜日も土曜日も高校生だけで4から6名の参加があります。

20代の若手も、40から50代、中には60代の方で若い帯の方も負担なく、一緒に稽古が出来る環境が我が道場の良さであると思います。


大道塾の横須賀支部・湘南支部では、参加した人数の半数の方には、一部稽古指導を担っていただく役割がありますので、黄帯か緑帯を取得するまでには、突き蹴りを含めた打撃全般の技術、投げ技や寝技の基礎的な理解はしっかりと深めて頂けるようにお願いします。

また、支部独自の基礎動作の反復練習の方法や、首相撲の崩しのパターン練習、寝技の基礎運動や各種の受身など、基礎動作に関しては、しっかりと回数をこなして、身に付けたうえで、一定以上の指導ができるレベルを目指していただけるようにお願いします。


最近、新しい方が数名入会され、また新しい雰囲気が生まれてきた辻堂土曜クラスです。


しばらく寒い時期が続きますが、頑張って行きましょう!!







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10月から11月頃の各クラスの様子 追浜一般部

2024年12月01日 | 一般部 稽古日誌
現在、私が指導する横須賀湘南支部の中で、一番バランスが取れていて安定している大人のクラスと言えるかもしれません。

所属する稽古生の人数はそれほど多くはありませんが、出席率はいつも所属人数の半数以上。

中には長期休会者もいますが、所属稽古生の出席率という点では、かなりの高出席率です。

中高年が多く、皆さんとても仲が良いです。

みな、稽古期間が長いこともあり、年齢が高いこともあり、皆言葉が上手くコミュニケーションが大変スムーズです。

これが安心して若い方も参加できる雰囲気に繋がっているのか、中学生から高校生の継続率もとても高いです。


中学校を卒業し、三重県の海洋関連の専門校に進学した高校生は、退会することなく、長期の休みになり実家に帰省する時期には、稽古に参加してくれています。

大会には出場しなくても、稽古には熱心に参加して、持ち前の素質を発揮してくれている子もいます。


追浜や日曜クラスに所属する稽古生の出稽古が多いのも、このクラスの特徴で、多い時は優に二十人を超える参加者があります。

しかし、一つちょっと困ったことがあります。


皆さんが休まず長く稽古に参加されていて、全体レベルがとても高くなることで、新しい方が入会しづらい雰囲気になっていないかな? という事です。


このクラスでは基本動作からとても難しい動きを反復することがありますが、中学部に上がったばかりの子や、入会してから、まだ稽古回数の少ない稽古生は、稽古について行くのがとても大変な様子。


それでも、周りの方々がとても優しく気さくで、全体の稽古時間短めで、大会を目指す選手層が少なめで、自分の稽古以外に若手の面倒を見てくれる上級者がいることで、全体のバランスが取れている気がします。


このクラス、大人のクラスながら、気合がとても充実しているのは、二十年以上の追浜道場の歴史の中で、長く継続的に稽古に参加している方々が多いことによる賜物です。

このムードを継続して、より充実したものにしていきたいと考えています。





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