__ 最近は、男女平等の進まぬ日本にシビレをきらして、やれ女性の国会議員を増やせだの、女性管理職の割合が低すぎるとか、「ポリティカル・コレクトネス(政治的妥当性)」の大義の下、男女比の「是正」に躍起になっているよーに見えます。
だけど、そんな一律に「男女平等」にしてしまって問題ないのか?
男が圧倒的に多いのは、そーなった理由がありはしないか?
「女と男は、違う生き物だ」って実感があるのに、同じにさせるって、それはどちらかを追い詰めることにならないのか?
1998年に上梓され、日本で200万冊の大ヒットとなり、従来の男性観・女性観を完全に覆した、ある種の「事件」となった本を紹介しておきたい。
【アラン&バーバラ夫妻が書いた、画期的な「男女の違い」本】
若い人たちは、読んでいないだろーから、40歳代以上の基本認識となっているであろー、この本の基本コンセプトを知らないでいる。
男女の違いは、心理学よりも「脳科学」で扱う主題となってきているが、その先駆けとなった書物がこの本である。
この本の基本的アプローチは、次の一文に集約される。
> 【男女平等は政治や道徳の問題だが、
男女が同質であるのか或は本質的に違うのかは、科学の問題である】
__ 「はじめに」に記載されている家族間の会話の具体例が、見事にこの問題を浮き彫りにしているから、見てみよー。
> よく晴れたのどかな日曜日の午後☀️、
ボブとスーは10代の娘たち3人を連れて、家族そろってドライブ🚘に出かけた。
ハンドルを握っているのはボブ。妻のスーは助手席に座っているが、何かというとうしろを向いて、娘たちのおしゃべりに加わっている。
しかし、ボブには、4人が好き勝手にしゃべりちらしているようにしか聞こえない。がやがやとうるさい声が切れ目なく聞こえるだけで、まったく内容がつかめないのだ。
ついにボブはキレた。
「うるさいぞ、静かにしないか!」 車内は水を打ったように静まりかえる。
「どうして?」。スーが口を開いた。
「運転できないだろう!」 ボブは腹立ちまぎれに答える。
妻と娘たちは顔を見あわせ、「なんで?」とつぶやいた。
なぜボブがどなったのか、彼女たちにはわからない。自分たちのおしゃべりが運転とどんな関係があるというのだろう。
また、ボブはボブでわからないことがある。どうして女たちは、それぞれ全然ちがう話題を一方的にしゃべるばかりで、相手の話を聞こうとしないのか。少し静かにしていてくれないと、運転に集中できやしない。ボブは思った。その証拠に、出口を見過ごして高速道路🛣を降りそこねてしまったじゃないか。
この問題の根本的な原因は、男と女はちがうという単純な事実に尽きる。
どちらが良い悪いではなく、ただちがうのである。
これは科学者、人類学者、社会生物学者には常識でありながら、あえて世間には知らせてこなかった事実だ。(私注;1998年当時の見解)
というのも、人種や性別、年齢などで人間を差別しない、つまり「政治的に正しい」(私注;現在の「ポリティカル・コレクトネス」)ことをめざす社会的では、そんなことを口にするとつまはじきにされるからだ。
いまの世の中では、技能や適性、能力において、男女差はないことになっているーだが、その前提が完全な誤りであることは、科学の世界では以前から知られていた。
だとすると、私たちがいままで拠りどころにしてきた考えも、大きく揺らぐことになる。男と女がもっと充実した人生を送るには、おたがいの弱点をあげつらうのではなく、性によるちがいを理解するしかない。
__ この本を読み進めるにあたって、大前提として、「太古の人類が如何にして生活を送っていたか」ー何十万年も続いた、その太古の男女共同生活のモデルを頭に叩き込んでおかねばならない。なぜなら、それらの遺伝子情報は、私たちの脳の古い層に間違いなく蓄積されてあるからだ。
> 昔々、はるか昔のこと、男と女は仲むつまじく楽しく暮らしていた。
男は危険だらけで油断のならない外界に毎日出かけては、自分の生命を賭けて食べ物🍖を手に入れる。それを女と子どもたちに食べさせ、猛獣や敵から家族を守らなくてはならなかった。こうして長い距離を自由に動きまわる感覚が発達し、動く標的を確実にしとめるために弓矢の腕もあがった。
男の職務内容をひと言で表すとすれば、メシの調達係に尽きるー それが、男に期待される役回りだった。
いっぽう女は、男が家族のためにわが身を賭してくれることで、自分の価値を実感していた。男の優劣は、獲物を殺して家に持ってかえれるかどうかで決まり、その奮闘ぶりを女が認めてくれれば、男の自尊心は満たされた。
メシ調達係兼保護者という職務を遂行しさえすれば、家族は男を頼りにしてくれたのだー 「二人の関係を見つめなおす」必要もなければ、ゴミを出したり、おむつ交換を手伝うことも求められなかった。
女の役割もまた明確だった。子育て係に任命されたことで進化の方向も定まり、その任務に見あった能力を発達させていった。
周囲に危険はないか監視し、家の周囲の狭い範囲を動きまわる能力を磨いた。目印を頼りに道を見つけたり、わが子にかぎらず相手の行動や外見の微妙な変化に気づくのが得意になった。
女は子どもの世話をしたり、果物🍊や野菜🥬、木の実🌰を集めたり、同じ群れの女たちといっしょに過ごしたりして一日を送る。
食料調達の最終責任を負う必要はないし、敵と戦うこともない。家族生活をきちんと維持できるかどうかで、女の優劣は決まる。家事や子育てがじょうずだと男に認めてもらうことで、女は自尊心を満足させるのである。
生命をはぐくむ秘密は女性しか持っていないので、子どもを育てる能力は神秘的なもの、神聖なものとされていた。
だから、動物を狩ったり、敵と戦ったり、切れた電球を交換する役目は女に期待されなかった。
こうして、生きるのがせいいっぱいで、人間関係まで手が回らなかった時代が何十万年も続いた。一日が終わると、狩人たちは獲物を持ってかえってくる。獲物は平等に分配され、同じ洞穴に暮らす仲間といっしょに食べる。女たちが集めてきた果物や野菜と交換もする。
食事を終えると、男たちはたき火🔥のまわりに陣取って、燃えさかる炎を眺めたり、ゲームに興じたり、物語を語ったりする。
いまならリモコンでテレビのチャンネルを変えたり、新聞を読みふけるようなものだ。(私注;1998年当時)
狩猟で疲れきった男たちは、翌日に備えて休養しなければならない。女たちは子どもを世話しながら、男が空腹を満たし、ゆっくり休めるよう気を配る。
ここでは、男も女もおたがいの貢献を認めているー 男は寝転んでいるからといって粗大ゴミ扱いされないし、女は「私は家政婦じゃないんだから」と憤ることもない。
ボルネオ島、アフリカやインドネシア🇮🇩の一部、オーストラリア🇦🇺のアボリジニー、ニュージーランド🇳🇿のマオリ族、カナダ🇨🇦やグリーンランド🇬🇱のイヌイットたちは、いまもこのようにシンプルな暮らしをしている。(私注;1998年当時のこと)
そこでは、誰もが自分の役割を承知し、理解している。
__ この共同生活の経験が、骨の髄まで(遺伝子レベルまで)浸み込んでいると思って間違いないだろー。
男は、狩猟民として永らく生活していた。女は、男たちの狩りの間、子どもと家庭生活を守っていたと。
その昔ながらの行動に近いことであれば、熟練しているしストレスも少なく精神的に安定している。
ところが、何十万年も狩りして暮らしてたのに…… ある時から農耕にシフト・チェンジしなければならなくなった。
> もともと男は意思疎通ではなく、狩りを第一の役目として進化してきたことを。狩りをするときは、言葉以外の合図でやりとりするし、ときには物音ひとつ立てず、獲物を何時間も見張らなくてはならない。
現代の男たちも連れだって釣りに出かけるが、おたがいひと言も口をきかないで釣り糸を垂らしている。気の合う仲間と釣りができるのは楽しいに決まっている。ただ、わざわざ口に出して言う必要を感じないだけだ。
__ 狩猟民に適した攻撃性ホルモン、テストステロンは遣り場がなくなり、別の方面で発散せざるを得なくなる。じょじょに狩猟本能から離れた生活を余儀なくされる。
農耕から商業や工業へ、つまり自然から離れた仕事が増えてくる。脳の古い層に蓄えられたスキルでは、適応できなくなるほどに社会全般が様変わりして、その結果男女ともに多大のストレスを抱え込む仕儀となる。
イギリス産業革命以来、世界中の国で職業選択は複雑になっても、そーそー私たちの脳は変わらない。生き残るために身につけた男脳・女脳は、心の奥底で「遺伝記憶」として生き続ける。ただし、例外的な脳も存在する。
> 男の15〜20パーセントは女っぽい脳を持っていて(私注;その多くはゲイになる)、
女の約10パーセントは男っぽい脳の持ち主だ。
__ 現代に生きる「裸のサル」は、PC💻端末とゆー究極の遊び道具を手に入れても、なかなか脳内の思い込み(既成概念)は変わらない。
この本では、まるで箴言みたいに、男と女の間に横たわる真実を表現している。それを抜き書きしながら、寸評を加えてみよー。
> 9割の女は空間能力(右脳)に限度がある。
> 女の空間能力が劣っているのは、男以外の生きものを追いかけたことがないから。
> (女は)立体地図を使えば、驚くほど楽に地図が読めるようになる。
> イギリスの自動車学校🚗が実施した調査によると、イギリス男性の82パーセントは、舗道の縁石にぴったりつけて車を停めることができるし、71パーセントは一発で縦列駐車ができるという。
しかし女性になると、同じようにぴったり車を停車できる人は22パーセント、縦列駐車が一発でできる人は23パーセントしかいない。
シンガポール🇸🇬で実施された同様の調査でも、縦列駐車の正確さは男が66パーセントに対して女が19パーセント、成功率は男68パーセント、女12パーセントだった。
__ たいがいの女は縦列駐車が苦手である。そして地図を見て道を辿ることが苦手、ナビゲーター失格の烙印を押されている。
たとえば、地図製作自体は平面作業なので、男女の能力に差が見られない。しかしその地図を基に3次元立体に起こしてイメージすることが女には難しい。縦列駐車も同じことで、要するに空間を立体で認識することが苦手なのである。
そして、この空間能力の不足が、女性が自らを客観視できないことと繋がってくる。
> 空間能力が必要な仕事__ 航空機関士/エンジニア/レースドライバー/原子力技術者/パイロット/航空管制官/ドラッグカー・バイクレーサー/建築家/運行乗務員/保険数理士/ビリヤード🎱・スヌーカー選手/会計士
__ 圧倒的に男が多い職種、勿論女性に門戸はひらかれているが、現場の声を聞くと、その専門職になる為の「養成コース」に女性志願者がいないとの事。
> チェス、作曲、ロケット工学🚀といった、空間能力と数学的推理力が求められる分野で、過去に女が男を凌駕したことはめったにない。
> 教職、上演芸術、人材育成、文学など、女が優れた能力を発揮するのは、抽象的な推理力が最重要ではない分野だ。
> 空間能力が同等なら、女のほうが有能である。
> 女の施主から注文をとりたい? それなら立体模型を作ることだ。
__ 作曲って、交響曲ともなると最早数学の領域ではないかと思う。坂本龍一の芸大での卒論は、テーマが数学的アプローチで音楽に取り組むよーなものだったと記憶する。
同じよーに、小説は構成とか、プロットの繋げ方とか極めて数学的なアプローチを伴うものだと思っているので、女性が文学に優れた能力を発揮するとは、韻文的なものだと私は思う。
男性的テストステロンに富んだ私は、一般に女流作家は読まない。根源において、女性の経験は男の生き方に何ら役立たないと思っている。身体の構造が、別の生き物である。生理も出産もないし、女性のよーに受ける性ではない。
いままで、瀬戸内晴美・山田詠美・吉本ばなな・柴門ふみ・シモーヌ=ヴェイユくらいか、2冊以上読んだことがある女流は。わたしは根っからのレアリストであるから、実地に役に立たない見解や思想は、時間をかけて読むまでもないと堅く決めているのよ。
やはり、筋道が立っているとゆーか、辻褄が合うとゆーか、精緻な整合性を求めると、女流では破綻が出てくる。生きる指針とゆー意味では、同性から得ることの方が圧倒的に多い。
男のバカさとゆーか、純粋で軽やかな処は、女性のよーに血腥い生活からは生まれない。女性は尊い本質を兼ね備えているのは間違いないが、天使は天使でも、どこまでもいっても、天に舞い上がられない「地縛天使(アースバウンド・エンジェル)」に過ぎない。
大地性と現実性が強すぎて、次元をまたぐイメージを抱けない。
> 女は過ちを認めることをいとわない。なぜなら女にとって、過ちを認めることは相手との信頼関係を築き、つながりを強めるひとつの形だから。しかし、男はちがう。自分の過ちを認めた男は、インディアンと戦ったカスター将軍を最後に存在が確認されていない。
> どうしてモーゼは40年も荒野をさまよいつづけたのか? 人に道を訊かなかったから。
> 男にとって失敗とは、敗北にほかならない。
> 男は批判されることを嫌う。だから処女と結婚したがる。
__ この辺読んでいると、社長の自死は、ほとんどが男であることに何か納得してしまう。モーゼが女だったら、40年もかからなかったって、案外真実をついているかも知れないな。頑なな男は、飛び抜けてデキる男に多い気がする。
この頑なさは、職人には不可欠な要素である。腕のいい職人には、並の職人が意識していない処に徹底的に拘る頑なさがあるよーだ。この段階をつねに完璧に仕上げるから、全体に締まりが出てくる、そんな拘りがあるものである。
それを、自分律(自分の鉄則)として、風が吹いても槍が降っても必ずやり遂げる覚悟を決めているから、仕上げの品質にブレがないのである。これは、その人なりの「ルーティン(信仰みたいなもの)」なのだと思う。
こーゆー、空中楼閣を頭の中に築いている感覚は、立体の完成図が出来上がっている感覚は、女には感じられない男の職人ならではのものじゃないかな。凄いものです、法隆寺なんか千年後のたるみまで頭に描いているのですから、高度な建築家は神(アーキテクト)に近い存在ですよ。
> 人間関係に悩みがある女は仕事に集中できないし、仕事に行きづまっている男は人間関係にまで気がまわらない。
> 女が悩みについて話すのは、ストレス軽減策にすぎない。聞いてもらいたいだけで、解消してほしいとは思っていないのだ。
> ストレスがたまればたまるほど、女はしゃべって、しゃべって、しゃべりつづける。
__ 人間関係って、太古の男は、ほぼなかったんじゃないかと思います。狩の間はほぼ無言ですし、同じ思いで働いている同性は自分の分身みたいなものです。皆の力を合わせて、ひとつの狩りを成功に導きます。おのおの任された自分のパートを成し遂げることに精一杯で、悩んでいる時間もなかったのではないかと想像します。狩の腕前や技や力の差は、お互い歴然とわかっていたと思いますし、男社会はタテの序列がはっきりしていますから、案外安定していたのではないかと。男子校みたいなイメージでしょーかね。
男は、悩みに対して、一直線に解決の方向に向かいます。だから、女から相談されても、自分なりの解決策を提示できれば、会話はそれで終わりです。女が、話を聞いてもらいたいだけで、解決してほしいなんて露ほども思っていないのが本音だなんて、驚天動地の指摘でした。
この本に出逢った頃、三十を過ぎていましたが、ほんとうに驚いたのを憶えています。そーだったのか、これで辻褄が合うなと、過去を振り返り安心したものでした。さんま師匠の『恋のから騒ぎ』での女子の会話が初めて腑に落ちたといいますか…… 男付き合いが主体の社会生活だと、言われるまで女の本音はわからないものです。
いまは、男は解決策を話題にしますが、それで女と話しが噛み合わなくなっても、それはそれで良いと思うよーになりました。何故ならそーやって永い永い数十万年もの月日を過ごしてきたご先祖の遺伝子を受け継いでいるからです。人類が生き延びるために、安全を確保するために、「狩り」のために必要だったからです。
狩人としての遺伝記憶が、いまの私を動かしているのならば、それは有り難く受け取っても良いし、喜んで背負う十字架☦️でもありますね。別に女に好かれなくとも良いわけです。
> 刑務所にいる囚人の9割は男だ。
> 人類で男が優位にたっているのは、その攻撃性に拠るところが大きい。
> 動物王国では、テストステロンの多い者が支配者となる。
> スポーツは狩猟の代わりである。
> 男は理想のパートナーを探しつづける。しかし結局はむだに年をとるだけ。
__ 攻撃性=テストステロンの数値、男の強さは、テストステロンの多寡で決まるとは、ちょっと意外です。闘志といいますか、闘争心が大切なんですね。どんどん強くなって、益々テストステロンの分泌が激しくなる。そーなると、自分以外のすべてが自分の獲物と化すのだろーな。
週刊『少年チャンピオン』に、格闘哲学マンガ『刃牙』が連載中だが、「地上最強の生物」として君臨する、範馬勇次郎(刃牙の父)はテストステロンの数値が異常に高く、その攻撃性は全ての人類(女も男も)を自分の獲物と見做しているとゆー設定となっている。
攻撃する者が、社会の優位に立つとは面白い指摘だ。社会の首位にも立つし、落伍者の首魁とも成ると。世間の両極端に等しく存在するとは、これは良いことなのか、悪いことなのか、さすがの異端のY遺伝子🧬だけのことはある ♪
> 男の頭は問題点に索引をつけて整理できるが、女の頭はひたすら問題をかきまわすだけ。
> 女の子が男の子よりおしゃべりになるのは、それだけ母親から話しかけられる時間が長いからかもしれない。『社会行動と言語の獲得》という本を書いている精神科医マイケル・ルイス博士の実験では、母親は娘のほうに多く話しかけ、みつめていることが確認された。
> 女はおしゃべりが恋人
> 男は自問自答する
> 科学の世界では、はじめにイブありきだった!
> 女の知能は男より3%ほど高い。(脳細胞の数は男の方が40億個ほど多い)
> 男の「魅力」は免疫系の強さにある。研究によると、女は男に出会ってからたった3秒間で免疫系の分析を終えるという。
> 女は周辺視野が広く、男はトンネル視が得意。
> 女はメイクラブ、男はただのセックス
> 人間も動物だと断言されると、たいていの人は難色を示すだろう。しかし、私たちの身体の96パーセントは、ブタやウマと同じなのである。人間にしかできないことは、ものを考えて、先の計画を立てることぐらいだ。
__ わたしも、聖書ではアダムが先に生まれ出たことになっているが、人類の基本成分は女性だと思っているので、イブが先にコノ世に産まれたのだと思う。アダムがいなくとも無性生殖で存続していた時期があったのではないだろーか?
突然変異で、男アダムが生まれたとする方が、科学的には納得できる気がする。つまり男は、攪乱分子とゆーわけである。ただし、極めて貴重な異分子である、なんとなれば人類史で大事にされたのは「男子」であったから。弱いし、平均寿命も短い。それなのに、人類に変化をもたらすのは、この「バカ」のみで、期待を一身にうけて育つ。
成人しても、バカはバカだが、自分の意志で計画的にバカを実行する、現実的利益を度外視できるバカである。女には、こんな天文学的な無駄が信じられない、生き残るのに現状維持で十分だと思っているから、バカほど人生に挑戦することは少ない。
つまり、バカは変革担当で、落ちこぼれも多い。でもその中には珠玉の逸材が眠っていることもある。長い目でみたら、バカもそれなりに役立っているなとゆーのが女の正直な感想だったのかも知れない。
それに甘えてとゆーか、母から励まされて、弱々しい異分子は、いつしか覇権を目指すよーになった。母に背中を押されて、泣き虫だったバカは、いつしか王となり、宰相となり、大統領と成った。
お騒がせの🅿️大統領かて、母に慈しまれ抱きしめられた温もりを憶えていよー。わたしは、報道は真実を伝えてなくて、🅿️大統領の正義は間違いなくあるのだと信じるが…… いまは、全世界の敵である。これもまた、異分子である男のバカだからこその所業で、後世の歴史評価はいかなるものとなるものか……
_________玉の海草