ごゆるり♪ふぁくとりぃ

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関塚ジャパンについて考えてみた。

2012-08-05 21:22:27 | スポーツ
ロンドン五輪では男女サッカーが躍進を続けています。女子は「目論見通り」、男子は「良くやった」ってところでしょうか。
応援の優先順位は、鹿島アントラーズ>関塚ジャパン>なでしこ と言いつつ、準々決勝はどちらも生中継を観ながら応援しました。

関塚ジャパンがとってもバランスの良いチームに仕上がって、想定以上で驚いています。
アジア大会で優勝したメンバーに、Jリーグ主力組が加わり、海外組が加わり、OAが加わって、どんどんチーム力が上がってきました。
特に守備の安定感が増したこと。これには痛みも伴いましたが、OAの2人が大きく貢献して、チームが見違えるほど変わりました。
私はトゥーロン国際大会を本気で応援して、そこで少なからず失望してしまいました。でもあの時は、ACLのあるJクラブ、リーグ戦のあるJクラブからは召集できなかったわけですし、OAもどうなるか未定だったので、戦力発掘の場であって、失望する必要はなんらなかったんだな。と今更思います。

国内最後の壮行試合でも後味の悪いドローでしたが、あのときに現Capの吉田、OA徳永はベンチでしたから、まだ守備にメスが入っていない状態でした。
その後のベラルーシ戦、優勝候補の一角メキシコ戦では本大会出場チームを相手に善戦しましたから、今回の活躍の青写真はある程度できていたように思います。この間になんらかの意識の変革があったのでしょう。

スペインに勝ったとき、これは奇跡の再来じゃない。と思いました。大差で勝つ可能性もありましたし、戦術的に、勝つべくして勝ったので。友人は「グラスゴーの必然」と言いました(うまいこと言うなあ)。
その通り、なんとグループステージを早々に突破、リベンジのエジプトにも大勝しました。
今は見ていて負ける気がしません。チームとしての戦術を一人ひとりがしっかり体現しているのだから、それもそうでしょう。前線からの守備、サイドに追い込んで奪う位置、すばやいカウンターからの攻撃、セットプレーの守備。ここまで大きく崩される場面をほとんど目にしていません。

もともとこのチームは前線にタレントが豊富と言われて、実際、攻撃においてはアイディアがたくさんありました。不安だったのは守備。サイドから崩されて失点、中盤のパスミスから失点、セットプレーからの失点、多かったです。
そこが安定したのにはOAの存在は欠かせないですが、前線からプレッシャーを与えてパスコースを限定する動きが徹底されたことも良かったと思います。速い攻めばかりで遅攻が使えず、ゲームの主導権を渡してしまう場面も予選では多かったですが、その分のスピードとパワーをうまく守備につなげた。走れる選手ばかりが揃っているので、これがうまくはまりました。

44年ぶり4強。長過ぎてイメージもできませんが、メダル。これならイメージできます。
ここまで来たら、メダルを勝ち取って(あいまいだが協会の今大会の目標はそこだったはず)帰ってきてもらいたいものです。
少なくともあと2試合出来ますから、面白いサッカーして、ひとりでも多くヒーローになってくれたらなあと願います。

五輪がいちばんの女子がW杯で優勝して、知名度が上がりました。
W杯がいちばんの男子も、ここで活躍して、男子も女子もW杯も五輪も、すべてがサッカーファン以外にも認知されるようになるといいですね。彼らのミッションはある意味、そこかもしれないとも思います。

準決勝はサッカーの聖地ウェンブリー。そしてやっとロンドンです。持てる力を出し切って、日本らしい組織的なサッカーで世界を驚かせて欲しいと思います。
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