おさかなひろば

さばの水揚げのシーズン。
国産のさばを買い付けるのは私の仕事。
例年1,500～2,000トンのさばを買い付けます。
トンといっても分かりづらいですね。
一匹500ｇとして1,500トンだと300万匹。
キロ150円として2億強。
どっちにしても分かりづらいのか？
この時期に1年分の原料を買い付け、これを加工屋さんで塩さばに加工してもらい、スーパーに販売します。

その国産さばの様相が今年はおかしい・・・。
とにかく小さいのです。
一般的にスーパーで販売するさばは400ｇ～600ｇ。
それが今年はほとんどが200ｇ前後。
魚は凄くいるらしく、漁師はバカでも獲れるといっています。
エサが少なく大きくならない・・・
など相変わらず有識者？達は言いたいことを言っていますが、言うだけでお金を貰える人達は違うので大問題なのです。

今年は秋刀魚も大不漁で、やっと公海上の中国や台湾船の漁がニュースになっていましたが、国内の水産業は大不振。
北海道の味覚真ほっけは壊滅的な水揚げ。
あじ、すけそうたら、鮭、いわし・・・日本を代表する魚が軒並み不漁。
いったいどうなってしまうのでしょうか...

なんとなく暗い12月ですが、夏音は冬の寒さにも負けず相変わらず元気一杯です