ハウスウエディング

　ここ数年、結婚式の人気はハウスウエディングに移ってきた。チャペルと隣接した貸し切りのレストランスタイルのパーティができる会場（いわゆる宴会場）なのだが、その作りや料理、演出、雰囲気などそれぞれに工夫されている。

　先日、新しいハウスウエディング施設のオープンレセプションに招かれた。チャペルでの挙式から披露パーティまで、本番通りの進行で紹介するというものだった。

　チャペルでの挙式から始まるのだが、2mを超えるアメリカンな若い牧師は巻き舌日本語がうまい。狭いチャペルなので挙式も15分以内に必ず終わるような省略パターンとなっていた。賛美歌はいずれも1題目のみで聖書を読む量も減らし、実にあっけないシンプルさだ。どうせ誰もキリスト教の信者でもないし、あまり真面目に捉えると腹立たしいことばかりだが、所詮にせもののチャペルでどこの馬の骨ともわからない外人牧師ならこんなものだろう。

　どうせ誓うなら、本物の教会で本物の神父に誓ってみたいね。