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思いつきとメモ

デジカメの憂鬱

2005年02月02日 19時32分22秒 | 日記
 友人にDPE店を数十年やっているヤツがいる。街中にあるので、近くに行った時や数十分の待ち時間があった時などに顔を出していろんな話をする。彼は写真関係の大学まで出て、大手のカメラ関係のチェーン店で働いていたが、倒産などもあり自分で機械を買ってDPEショップを開いている。

 銀塩フィルムも35mmからAPS(フジが提唱した軽量フィルムだが、案の定すぐにこけてしまいAPS用カメラを買った人はいい迷惑)、軽量カメラからレンズ付きフィルム、そしてデジカメ(多くのメディアとフォーマットでユーザーもカメラショップ側も大変)へと時代が流れ、それぞれに対応する為にいらぬ投資と苦労をしていた。
 ユーザーのことを考えないフィルムメーカーとカメラメーカーによって、ユーザーも迷うしその尻拭いをするカメラショップやDPEショップの店頭は、競合での現像無料とかプリント1枚9円だとか、安売りもしなくてはならいなかった。

 そろそろ安売りも一段落し、大手フィルムメーカーも大幅な人員削減(ほとんど首切りとパートのカット)がほぼ終わった様子。とはいえ、デジカメをプリントさせることは容易ではないし、デジカメから携帯電話のカメラへの移行で、デジカメそのものが売れなくなり安売りでメーカーも大赤字で合併吸収騒ぎである。まだしばらくは混乱が続くことは間違いない。

 想像するに、携帯電話のカメラでの画像はパケット定額により、任意のサイトにアップされる方向で動くと思われ、どうあがいてもDPE屋としては生き延びるのは大変。

 ここでこそ、技術とサービスが生きる時代となるはず。誰にでもできることではなく、大手のカメラ店では対応できないことにこそチャンスがあるはずだというのだ。