田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

公開から40年「戦国自衛隊」クリスマスに残酷暴力シーン連続 異様なパワーのクリスマス映画

2019-12-05 16:16:49 | 映画











千葉真一







竜雷太




江藤潤  

三浦洋一  

中康次





小野みゆき

岡田奈々

にしきのあきら  

鈴木ヒロミツ  

速水亮  

河原崎健三  

かまやつひろし  

清水昭博  

三上真一郎  

角野卓三







渡瀬恒彦




成田三樹夫  

仲谷昇  

小池朝雄



工藤堅太郎  

角川春樹



草刈正雄  

薬師丸ひろ子  

宇崎竜童  

勝野洋







夏八木勲







戦国自衛隊に登場する61式戦車は映画用のダミーである。

8000万円かけて製作した。

当時、本物の74式戦車は3億円だった。










ヘリコプターは民間用のシコルスキーS-62ヘリコプターを色を塗りなおして使っている。


シコルスキーS-62ヘリコプターは陸上自衛隊は使っていない。海上自衛隊、航空自衛隊が救難ヘリコプターとして採用していた。



富士の裾野で撮影された自衛隊vs武田信玄のシーンを見た一般人は、

戦争映画と時代劇の二つの撮影が偶然重なったと思ったと言う。



これまで角川映画は東映配給、東宝上映だったが、

戦国自衛隊は東宝が配給上映している。



中田博久の首が取られる。

辻萬長、三上真一郎はナイフで首をかき切られる。

武田信玄を演じた田中浩も首を取られ、槍に突き刺されて高々と掲げられる。

角野卓三と河原崎健三は狙撃され死体が海面にプカプカと浮かぶ。

江藤潤、三浦洋一、高橋研は弓で射られ、顔面にも矢が多数突き刺さる。

クリスマスに残酷大虐殺である。



河原崎健三は息子が恐喝で逮捕されている。

河原崎健三の素顔は、この映画のように極悪非道であると思われる。


渡瀬恒彦の善人役ヒーローには違和感がある。

渡瀬恒彦はこの映画のような極悪冷酷非情・暴力的な悪役、みじめな敗者が似合っている。


県一士を演じた江藤潤は、この映画のような生真面目な役がぴったりである。

鈴木ヒロミツも自衛隊員であるが、大活躍することなく死ぬ。特別出演みたいなものか。




クリスマスに公開された戦国自衛隊。異様なまでに凄まじいパワーの狂い咲きである。

こんな狂ったパワー溢れる映画ができたのは偶然、奇跡的なものがある。

作ろうと思って作れるわけではない。



もうこんな映画は出てこない。






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