田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

大林宣彦死す2「金田一耕助の冒険」1978年後半1979年前半の空気を描く

2020-04-12 18:22:24 | 映画
金田一耕助の冒険





配給 東映



角川春樹事務所




協力

mazDa 東洋工業株式会社

AGF味の素ゼネラルフーヅ株式会社



監督  大林宣彦

原作  横溝正史

ダイアローグライター つかこうへい

タイトル 和田誠




古谷一行



田中邦衛




横溝正史・金田一耕助シリーズの集大成として製作されたパロディ映画。

1978年後半から1979年前半の日本の空気を描いている。

1978年に大ヒットした円広志の曲「夢想花」もネタにされている。

1978年の大人気ドラマ「大都会PART3」の渡哲也がネタにされ

「デカが角刈りにサングラス」

と言われる。

「大都会PART3」の黒岩軍団や角川春樹の親衛隊・野性軍団に対抗して

田中邦衛等々力警部の部下を演じるコワモテ悪役チンピラ俳優の檀喧太、兼松隆、吉中六がバッファロー軍団を結成させられている。

東洋工業(現マツダ)マツダRX-7のCM、味の素ゼネラルフーヅAGFマキシムのCMもパロディにされている。

横溝正史が本人役で出演、かなりおじいちゃんである。

横溝正史はこの映画と角川映画を

「中身は薄い」

と言わされる。

さらに横溝正史は

「私はこんな映画だけには出たくなかった。」

とも言わされてしまう。

大林宣彦監督の商業性がうまく出ている。




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