【なた豆は暑さを好む?】
『なた豆日記』に刀豆(なたまめ)の収穫時期を書きました。
生育時期はどうでしょう?
わが家は商業栽培ではありませんので、試行錯誤で育てています。
狭い経験ではありますが、ナタマメは5月のゴールデンウィーク頃から9月の晩夏まで旺盛に成長するようです。
マメールなどの観賞用の玩具は季節に関係なく、発芽さえすれば目的は達成するということらしく一年を通じて発芽はしそうです。
わが家では、1つの缶を購入し、室内で2月中旬に育て始めたと記憶していますが、移植後の生育は春の間はゆっくりでした。
やはり、夏の2~3ヶ月に、人間は汗をかき、刀(なた)豆は水を吸い、ぐんぐん新陳代謝を活発化させるようです。
まさに、ジャックと豆の木の毎日ですね。
【なた豆は植え時より”汗かき時”が大切?】
11月に入り、マメールから育った赤刀豆は、すでにカサカサに乾燥して黄色くなっています。
一方、6月頃に遅れて植えた昨年収穫組の白刀豆たちは、10月頃ようやく栄養満点のサヤがたわわに実り、今でも緑色をしています。
ただ、しっとり感はなくなり、こちらもサヤの表皮は硬くなってきています。
実家では、6月頃に最初に植えた白刀豆が、除草剤の影響で生育不良になりました。
母が7月になって、別の場所に植えた白刀豆が父の組んだ支柱をぐんぐん伝って伸びました。
こちらは、晩夏にたわわなサヤを実らせました。
やはり、今でも緑色をしています。
さすがに、11月に入ると盛んにナタマメの蜜を吸っていた蟻たちも姿を消してしまいました。
蟻が活動を終える頃、刀豆も収穫を迎えるという目安もあるかも知れません。
(収穫時期については→『なた豆日記』をご参照ください)
赤刀豆の3月から9月という半年くらいの生育期間の内、実際に毎朝びっくり大成長モードに移った期間は暑い2~3ヶ月だったと記憶しています。
ということで、刀豆は、どうやら炎暑の2~3ヶ月を経過すれば、蒔く時期が多少前後しても秋の収穫は期待できるということのようです。
【なた豆の若サヤは時間差栽培が効果的?】
もし、農家で商業栽培をするとしたら、3月の桃の節句あたりから5月のゴールデンウィークくらいまでの間に、数週間ずつずらして植えるとかなり長期間にわたって時間差の収穫が期待できるかも知れません。、
時間差の収穫についてですが、サヤは小指の先からせいぜい中指くらいの未成熟なサヤ自体をそっくり食用にする段階と、秋以降、完熟した豆を目的とする収穫の2つの区別があると思います。
有名な福神漬けに入れる刀豆のサヤのきざみ漬け(中国では醤油漬けともいうらしい)は、前者の収穫です。
成長速度の速い刀豆は、この幼いサヤの期間が短いので、時間差生育はきっと大切だと思います。
ある時期に集中して若いサヤを収穫するという方法もあるでしょうが、我が家の近郊農家などは、少しずつインゲン豆などと同じように販売をしているようです。
農家の説明によると、親指の太さくらいで10センチくらいの刀豆のサヤの片側にテンプラ粉をつけて、揚げて食べるとおいしいということでした。
(赤刀豆か白刀豆か確認していませんが、これくらいの大きさになると毒性には注意したほうがよいと思います)
わが家で白ナタマメのサヤを若いうちに食べたときも、あっという間にサヤが巨大化してしまったので、1週間か2週間で若サヤの試食はできなくなりました。
ということで、ゆでた(白)刀豆の若サヤを食用に使うなら、時間差栽培が有効と思われます。
【なた豆の完熟豆は秋から冬にのんびり収穫する?】
完熟豆を目的とするなら前述したように栽培時期はあまり神経質になる必要はなく、秋から冬にかけて、おいおい収穫すればよいでしょう。
あの忙しかった真夏の思い出をたどりながら。。。
これは趣味の園芸栽培や農家の小規模栽培を想定したお話であります。
大規模な商業栽培は、健康食品や加工商品の製造販売計画に従うのでしょうから、そんなのんびりした話ではないかも知れません。
【なた豆栽培の北限はどこか?】
次に、刀豆の生育地域についての感想です。
南方起源と思われる刀豆の仲間の生育北限はどこなのでしょう?
中国では、福建省などの南方が生育のメッカと思っていましたが、北京に近い河北省などの北方でも刀豆は栽培されていました。
日本では有名な薩摩刀豆などの九州や中国・関東・東海地域などの本州までやはり広い地域で栽培は可能なようです。
知人によると、寒暖の差が大きい諏訪湖周辺の山間部(傾斜地)でも大きな刀豆のサヤが収穫できたそうです。
ただ、北海道では巨大な刀豆のサヤがたくさん収穫できたという話をあまり聞きません。
わが家の白刀豆を札幌郊外の親戚にわけてあげたのですが、6月に植えたせいもあるのでしょうが、花は咲いたがサヤはできなかったということです。
北海道では本州と違い、真夏の炎暑期間が短いので、5月くらいまでには植えないとサヤの生育期間が確保できないのではないかと親戚は言っていました。
つまり、植える時期も大切ですが、一定の暑い期間が確保されないといけないようです。
たぶん、2ヶ月程度は、毎日、汗をかきかき人間が急成長する豆たちの根に水をやらねばいけないということでしょう。
おそらく、米も日照時間とかが大切な収穫の条件のひとつになるので、刀豆も似たことがいえるのかも知れません。
北海道で刀豆が大規模に収穫できれば、米の一大産地である北海道に新たな商品作物が加わることになるのではないでしょうか?
上手に育てれば、刀豆も北海道でぐんぐん育てられるのではないかと想像しています。
来年は、早めにわが家の白刀豆を親戚に送ってあげるつもりです。
『なた豆日記』に刀豆(なたまめ)の収穫時期を書きました。
生育時期はどうでしょう?
わが家は商業栽培ではありませんので、試行錯誤で育てています。
狭い経験ではありますが、ナタマメは5月のゴールデンウィーク頃から9月の晩夏まで旺盛に成長するようです。
マメールなどの観賞用の玩具は季節に関係なく、発芽さえすれば目的は達成するということらしく一年を通じて発芽はしそうです。
わが家では、1つの缶を購入し、室内で2月中旬に育て始めたと記憶していますが、移植後の生育は春の間はゆっくりでした。
やはり、夏の2~3ヶ月に、人間は汗をかき、刀(なた)豆は水を吸い、ぐんぐん新陳代謝を活発化させるようです。
まさに、ジャックと豆の木の毎日ですね。
【なた豆は植え時より”汗かき時”が大切?】
11月に入り、マメールから育った赤刀豆は、すでにカサカサに乾燥して黄色くなっています。
一方、6月頃に遅れて植えた昨年収穫組の白刀豆たちは、10月頃ようやく栄養満点のサヤがたわわに実り、今でも緑色をしています。
ただ、しっとり感はなくなり、こちらもサヤの表皮は硬くなってきています。
実家では、6月頃に最初に植えた白刀豆が、除草剤の影響で生育不良になりました。
母が7月になって、別の場所に植えた白刀豆が父の組んだ支柱をぐんぐん伝って伸びました。
こちらは、晩夏にたわわなサヤを実らせました。
やはり、今でも緑色をしています。
さすがに、11月に入ると盛んにナタマメの蜜を吸っていた蟻たちも姿を消してしまいました。
蟻が活動を終える頃、刀豆も収穫を迎えるという目安もあるかも知れません。
(収穫時期については→『なた豆日記』をご参照ください)
赤刀豆の3月から9月という半年くらいの生育期間の内、実際に毎朝びっくり大成長モードに移った期間は暑い2~3ヶ月だったと記憶しています。
ということで、刀豆は、どうやら炎暑の2~3ヶ月を経過すれば、蒔く時期が多少前後しても秋の収穫は期待できるということのようです。
【なた豆の若サヤは時間差栽培が効果的?】
もし、農家で商業栽培をするとしたら、3月の桃の節句あたりから5月のゴールデンウィークくらいまでの間に、数週間ずつずらして植えるとかなり長期間にわたって時間差の収穫が期待できるかも知れません。、
時間差の収穫についてですが、サヤは小指の先からせいぜい中指くらいの未成熟なサヤ自体をそっくり食用にする段階と、秋以降、完熟した豆を目的とする収穫の2つの区別があると思います。
有名な福神漬けに入れる刀豆のサヤのきざみ漬け(中国では醤油漬けともいうらしい)は、前者の収穫です。
成長速度の速い刀豆は、この幼いサヤの期間が短いので、時間差生育はきっと大切だと思います。
ある時期に集中して若いサヤを収穫するという方法もあるでしょうが、我が家の近郊農家などは、少しずつインゲン豆などと同じように販売をしているようです。
農家の説明によると、親指の太さくらいで10センチくらいの刀豆のサヤの片側にテンプラ粉をつけて、揚げて食べるとおいしいということでした。
(赤刀豆か白刀豆か確認していませんが、これくらいの大きさになると毒性には注意したほうがよいと思います)
わが家で白ナタマメのサヤを若いうちに食べたときも、あっという間にサヤが巨大化してしまったので、1週間か2週間で若サヤの試食はできなくなりました。
ということで、ゆでた(白)刀豆の若サヤを食用に使うなら、時間差栽培が有効と思われます。
【なた豆の完熟豆は秋から冬にのんびり収穫する?】
完熟豆を目的とするなら前述したように栽培時期はあまり神経質になる必要はなく、秋から冬にかけて、おいおい収穫すればよいでしょう。
あの忙しかった真夏の思い出をたどりながら。。。
これは趣味の園芸栽培や農家の小規模栽培を想定したお話であります。
大規模な商業栽培は、健康食品や加工商品の製造販売計画に従うのでしょうから、そんなのんびりした話ではないかも知れません。
【なた豆栽培の北限はどこか?】
次に、刀豆の生育地域についての感想です。
南方起源と思われる刀豆の仲間の生育北限はどこなのでしょう?
中国では、福建省などの南方が生育のメッカと思っていましたが、北京に近い河北省などの北方でも刀豆は栽培されていました。
日本では有名な薩摩刀豆などの九州や中国・関東・東海地域などの本州までやはり広い地域で栽培は可能なようです。
知人によると、寒暖の差が大きい諏訪湖周辺の山間部(傾斜地)でも大きな刀豆のサヤが収穫できたそうです。
ただ、北海道では巨大な刀豆のサヤがたくさん収穫できたという話をあまり聞きません。
わが家の白刀豆を札幌郊外の親戚にわけてあげたのですが、6月に植えたせいもあるのでしょうが、花は咲いたがサヤはできなかったということです。
北海道では本州と違い、真夏の炎暑期間が短いので、5月くらいまでには植えないとサヤの生育期間が確保できないのではないかと親戚は言っていました。
つまり、植える時期も大切ですが、一定の暑い期間が確保されないといけないようです。
たぶん、2ヶ月程度は、毎日、汗をかきかき人間が急成長する豆たちの根に水をやらねばいけないということでしょう。
おそらく、米も日照時間とかが大切な収穫の条件のひとつになるので、刀豆も似たことがいえるのかも知れません。
北海道で刀豆が大規模に収穫できれば、米の一大産地である北海道に新たな商品作物が加わることになるのではないでしょうか?
上手に育てれば、刀豆も北海道でぐんぐん育てられるのではないかと想像しています。
来年は、早めにわが家の白刀豆を親戚に送ってあげるつもりです。
東北は秋田でなた豆を育てています。と言っても趣味的に今年初めて育てています。莢はまあまあの大きさだと思いますが、中に豆となる部分が入らず、ぽっこりしないまま、朝と晩は涼しくなってきていますので、生育が無理かと心配してます。比較的温暖な地区で成長するかもしれないし、追肥もEM菌の活性液ぐらいでした。一応有機肥料にこだわりを持っています。
刀豆茶を作る方法を教えて下さい
思い切って、トマトやキュウリやイチゴのように、ナタマメも温室栽培したらどうでしょう?
北海道でも収穫できるのでは?
わが家でも少し前に昔作った「なた豆粉」が出てきて、お茶にまぜて飲んだりしました。
便秘がちな妻的感想は、「なた豆粉」(茶と呼ぶか、コーヒーと呼ぶか?)は多少はお通じに効果があるかも?という感じでしたが、夫は全く健康面に影響はなかったとのことでした。
でも、いろんな「お茶」が出回っている中に、「なた豆」のお茶?があっても不思議はありません。
何に?どれだけ?効果があるのか不明ではありますが、我が家では、夫がいろんなお茶を毎朝作っては飲ませてくれてます。
緑茶に麦茶に柿の葉茶にドクダミ茶に、それからそれから。。。
たまには、おいしい緑茶を朝食後、じっくり味わってみたい妻ではあります。
misanさまのご健康を心からお祈りしています。