なた豆入門(今年はアニメ『ジャックとナタマメ』に協力!予定?)

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赤と白

2004-06-23 18:30:59 | Weblog
【赤と白】
「ジャック豆」とか「ジャックと豆の木」という民間の呼び名には、
大木と1年生の蔓(つる)草(なた豆)の2種類があることが分かりました。

「なた豆」という呼び名にも2種類あることが分かりました。
アフリカやアジア原産といわれる「なた豆」と、
南アメリカ原産といわれる「タチなた豆」があるようです。

とりあえず、アジア系「なた豆」と、アメリカ系「タチなた豆」と
区別して呼ぶことにします。

どちらも似た形の豆や花なので、区別しにくく、日本でも両方が
栽培されているようです。

ここで、私たち入門者にとっては毒性の問題を理解しておきたいものです。
図解(→なた豆資料館へ)を作ってみましたが、どうやら次のように分類できるようです。

(1)赤い豆と赤い花の「なた豆」は、毒性がやや存在する。赤に注意!

(2)白い豆と白い花の「なた豆」は、毒性がないらしい。入門者向け?

(3)白い豆と淡紫色の花の「タチなた豆」は、毒性が強いらしい。

ここで、問題となるのは、(2)と(3)の区別です。
アメリカ系「タチなた豆」は、アジア系「白なた豆」よりも、
ひとまわり小さい豆粒だそうです。
でも、これって見慣れていない私たち入門者には難しいですよね。

おそらく、花が咲くと(2)と(3)は色が違うので区別できそうです。

ちなみに、学名も違っています。
アジア系なた豆は、Canavalia gladiata
アメリカ系タチなた豆は、Canavalia ensiformis

毒性がなかったり、少なかったりする豆は、
そのまま食用にはせず、
若い鞘(さや)の方をきざんで福神漬けに入れたり、
収穫後の豆を焙煎(ばいせん)してお茶にしたり、
何度もあく抜きをして白餡(あん)にして食べるそうです。
それなりの加工の知恵が必要なわけですね。