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こんな池をご存知ですか?

2006-08-14 | 歴史
 旧岡山藩藩学校にあった遺構の一部で、当時の形を今に伝える貴重なものです。
池の形は半円形をしており「泮池」と呼ばれ中国、周代の様式で国内では珍しい遺
構です。、中央の石橋も大変立派なものです。

私が小学生のころ、このあたりでよく遊んでいました。近くに甚九郎稲荷や天神山
があり、当初岡山県庁はこの天神山にあったそうです。今は県立美術館や文化セン
ターになっています。岡山の地名辞典によるとこのあたりは昔、岡山、石山、天神
山の三つの丘があり、そこを中心に町が形成されていったようです。
私は石関町で生まれましたが、父は紙屋町(現在の表町3丁目)で生まれたようで
す。紙屋町には鐘撞堂があり時報を知らせていたそうです。戦災で過去の遺産もす
べて焼けてしまいましたが、この遺構は戦禍からも生き残ったようです。
現在デジタルミュージアムにミニチュアの鐘撞堂が再現、展示されています。
「鐘撞堂」
昭和43年ごろまで城下交差点から裁判所の東まで路面電車(番町線)が走り現在
より活気があったような気がします。最初のころは城下交差点で電車の給電部を運
転手が降りて、長い棒で架線を架け替えていたそうです。私の時代にはスムーズに
走っていましたが、ポイントは手動で切り替えしていたと思います。
旧藩校は柳川交差点の北東に位置し、江戸時代から教育文化の中心だったのでしょ
う。藩士の子弟の教育に最適な環境作りに力を入れていた名君池田光政公の志が現
在に引き継がれ、岡山大学などの教育施設となって地域に貢献しています。
市内の文化ゾーンなどに来られたときには、一度立ち寄ってみてください。


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