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「ソニーロリンズ」日本での演奏はもう聴けない

2006-09-03 | JAZZ
 去年日本での最後の演奏を聞きに行きました。昨年11月2日に、大阪厚生年金会館に最後の日本公演を聴きに行きましたが、今年でソニーロリンズの生演奏を日本では聞けなくなるのは少し寂しいですね。1997年、98年の過去2回、岡山シンフォニーホールにも来てくれました。「岡山でロリンズが聞ける」こんな機会はもうないだろうと思い、すぐにチケットを購入し、聞きに行きました。その演奏は、大変すばらしく、当時67,8歳のミュージシャンとは思えないすごい演奏でした。
何しろ、あの分厚い音は生演奏で聞かないと、本物の臨場感は体験できません。
過去、いろいろなJAZZの大御所が来るたびに、何度か聞きに行きましたが、こんなに、興奮させられた公演はありませんでした。それから数年経ちましたが、もう岡山には来ることはありませんでした。そんなロリンズも、75歳を迎え、年齢的にも海外公演は無理になってきたようです。奥さんに先立たれ精神的にも大変だったと思いますが、今回の公演は日本のファンの期待にこたえるためだったようです。やはり岡山に来たときよりは少し音に張りがなっかったように感じましたが初めてロリンズを聞いた方々は1時間30分休憩なしで吹き続けた演奏に驚かされたようです。
最後の曲はロリンズお決まりの「セントトーマス」で、会場は手拍子や拍手がなりやみませんでした。スタンディングオベーションで観客はロリンズに感謝の意思を表していました。
 秋になると毎年ロリンズのことを思い出しますが、本国ではまだ演奏活動を続けてほしいですね。何しろ「マイルス・デイビス」「ジョン・コルトレーン」はもうこの世にいません、本当に最後の巨人ですから。
私は「セントトーマス」や「ドント・ストップ・ザ・カーニバル」などの明るいカリプソナンバーが好きです。ロリンズの両親の生まれたバージン諸島にあるセントトーマス島の音楽的影響があったようです。
JAZZに興味がない方でも1度は聞いたことがある曲だと思います。

 お勧めのアルバムは「サキソフォンコロッサス」、ぜひ一度聴いてみてください
1956年6月22日録音されたたモダンジャズ史上不朽の名盤です。


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