1972年SONYから写真のラジオが発売されました。
スカイセンサーICF-5500当時定価¥16800でしたので結構高価だった
と思います。
その年の3月末に静岡県水市に配属が決まり、このラジオを購入し持って行きまし
た。清水市(現在は静岡市清水区)といえば、次郎長一家の本拠地で、私が住んで
いた社宅(1戸建民家)のすぐ近くのお寺に「次郎長親分」のお墓がありました。
江戸から明治まで活躍し、地元の人々に愛され、地域の発展に尽力されていたよう
です。
「清水次郎長」
その当時、夜になるとラジオを聴くのが楽しみでした、岡山の山陽放送が受信で
き、地元の情報がよく分かり、重宝していました。夜になると電離層に反射しなが
ら伝搬するので、ちょうど静岡あたりはスキップされず良好に受信できたようで
す。米軍向けFENも大変よく入ってきましたので、英語が良く理解できなかった
のですが、音楽中心に最新のヒット曲を聴いていました。このラジオは斬新なデザ
イン、高感度、高機能でヒットしたようです。FMトランスミッターがついてい
て、FMラジオ帯域でトランシーバーとして使える機能もありました。のちのIC
F-5800、5900の大ヒットにつながる機種で、現在でもちゃんと受信して
くれます。当時冷戦時代のソビエトでは、短波帯にOTH(ICBMなどの発射探
知に使用するレーダーの一種、超水平線レーダー)の電波が「パタパタ」と入り、
大変受信に影響があったのを覚えていますがいまとなっては懐かしい音です。
CW(モールス符号)で数字ばかりをずっと流していた局もあり、最近になって、
ある国が、暗号を短波で送信し、乱数表を利用し国内に連絡指示をしていたことが
記事に載っていました。最近はインターネットを利用できますから停波してしまっ
たようです。
1976年には松下電器産業もBCLブームに合わせて、クーガーRF-220
0を発売しました。当時定価¥34800でした。このラジオは受信性能もよく
アナログですが受信周波数が直読できる機能を搭載し大ヒットしました。AMアン
テナはクーガーシリーズ独特のジャイロアンテナでラジオは動かさずにアンテナが
回転できました。この機種は周辺機器が豊富で、写真のアンテナカップラーまで発
売されていました、これをつないで少しでも弱い電波を受信しようとしているマニ
アもいました。部屋の中は、まさに「シャック」と化し、たかがラジオを聴くのに
こんなに夢中になる時代でもありました。
1985年になるとラジオもデジタル化の波が押し寄せ、SONYからICF-2
001D「ボイス・オブ・ジャパン」が発売されました。当時定価で¥6??00
だったようです。このラジオは周波数をテンキーで入力でき、AM/FM/SW/A
IRバンドに対応し、SSBも復調できまさに万能でした。受信性能も抜群で、現
在でもこの機種を凌ぐ機種は民生用ではほとんどないくらい優れています。同期検
波を採用し混信に強く大変操作しがいのあるラジオです。現在でも受信性能を維持
しています。航空無線も聴くことができるため、いくつかメモリーに入れてメモリ
ースキャンをかけて聴いています。シンセサイザー方式ですが、ダイヤルチューニ
ングもできるので重宝します。現在は製造中止になり新品は購入できません。
私は発売当時には、高くて買っていませんでしたが、数年前フリマで出品されてい
ましたので、大変安価に手に入れることができ、自分でレストアしました。電池交
換のときにメモリーがすべて消えるので、コンデサーをバックアップ電池にパラに
つないで5分間くらいは保持できるようにしてます。受信性能も腕に自信があれば
改善できます。SONYからはこの機種以外に、定価¥600000以上する機種
もありましたが、海外で人気があったようです、最近Yhooオークションで見か
けました。
専門用語ばかりの文章で分かりにくいと思いますが、最後まで読んでいただきあり
がとうございます。
スカイセンサーICF-5500当時定価¥16800でしたので結構高価だった
と思います。
その年の3月末に静岡県水市に配属が決まり、このラジオを購入し持って行きまし
た。清水市(現在は静岡市清水区)といえば、次郎長一家の本拠地で、私が住んで
いた社宅(1戸建民家)のすぐ近くのお寺に「次郎長親分」のお墓がありました。
江戸から明治まで活躍し、地元の人々に愛され、地域の発展に尽力されていたよう
です。
「清水次郎長」
その当時、夜になるとラジオを聴くのが楽しみでした、岡山の山陽放送が受信で
き、地元の情報がよく分かり、重宝していました。夜になると電離層に反射しなが
ら伝搬するので、ちょうど静岡あたりはスキップされず良好に受信できたようで
す。米軍向けFENも大変よく入ってきましたので、英語が良く理解できなかった
のですが、音楽中心に最新のヒット曲を聴いていました。このラジオは斬新なデザ
イン、高感度、高機能でヒットしたようです。FMトランスミッターがついてい
て、FMラジオ帯域でトランシーバーとして使える機能もありました。のちのIC
F-5800、5900の大ヒットにつながる機種で、現在でもちゃんと受信して
くれます。当時冷戦時代のソビエトでは、短波帯にOTH(ICBMなどの発射探
知に使用するレーダーの一種、超水平線レーダー)の電波が「パタパタ」と入り、
大変受信に影響があったのを覚えていますがいまとなっては懐かしい音です。
CW(モールス符号)で数字ばかりをずっと流していた局もあり、最近になって、
ある国が、暗号を短波で送信し、乱数表を利用し国内に連絡指示をしていたことが
記事に載っていました。最近はインターネットを利用できますから停波してしまっ
たようです。
1976年には松下電器産業もBCLブームに合わせて、クーガーRF-220
0を発売しました。当時定価¥34800でした。このラジオは受信性能もよく
アナログですが受信周波数が直読できる機能を搭載し大ヒットしました。AMアン
テナはクーガーシリーズ独特のジャイロアンテナでラジオは動かさずにアンテナが
回転できました。この機種は周辺機器が豊富で、写真のアンテナカップラーまで発
売されていました、これをつないで少しでも弱い電波を受信しようとしているマニ
アもいました。部屋の中は、まさに「シャック」と化し、たかがラジオを聴くのに
こんなに夢中になる時代でもありました。
1985年になるとラジオもデジタル化の波が押し寄せ、SONYからICF-2
001D「ボイス・オブ・ジャパン」が発売されました。当時定価で¥6??00
だったようです。このラジオは周波数をテンキーで入力でき、AM/FM/SW/A
IRバンドに対応し、SSBも復調できまさに万能でした。受信性能も抜群で、現
在でもこの機種を凌ぐ機種は民生用ではほとんどないくらい優れています。同期検
波を採用し混信に強く大変操作しがいのあるラジオです。現在でも受信性能を維持
しています。航空無線も聴くことができるため、いくつかメモリーに入れてメモリ
ースキャンをかけて聴いています。シンセサイザー方式ですが、ダイヤルチューニ
ングもできるので重宝します。現在は製造中止になり新品は購入できません。
私は発売当時には、高くて買っていませんでしたが、数年前フリマで出品されてい
ましたので、大変安価に手に入れることができ、自分でレストアしました。電池交
換のときにメモリーがすべて消えるので、コンデサーをバックアップ電池にパラに
つないで5分間くらいは保持できるようにしてます。受信性能も腕に自信があれば
改善できます。SONYからはこの機種以外に、定価¥600000以上する機種
もありましたが、海外で人気があったようです、最近Yhooオークションで見か
けました。
専門用語ばかりの文章で分かりにくいと思いますが、最後まで読んでいただきあり
がとうございます。