うとうとしているうちに、夜が明けてきた。下半身の麻酔がだんだん切れてきた。
めっちゃ痛い!
痛さは個人差があると言う事だったので、私はあんまり痛くない方かも
なんて思っていたけど大間違い。マジで痛い!凄く痛い!
息を止める位痛い!笑うしか無い位痛いっす!
気絶しそうな痛みの中で、心配しているであろう母にメールを送るために、ゴソゴソとダッフィを取り出し、写真撮影…

ホントに痛い。右足、潰されてるみたいに痛いっ!いくらなんでも痛すぎ!
看護婦さんがやってきた…
「どうですか?痛みますか…」
水戸黄門が印籠差し出すように、上の写真を見せるワタクシ…
「あら、痛いってかいてある(笑)、はい、血圧図りますね~!」
「いや、ホントに痛いです、マジ痛いです…」
「痛み止めは入ってるんですよ…あとは座薬を入れる事になりますが…」
「入れて下さい」即答。羞恥心なんてはるか彼方に飛んで行って帰ってこない痛さ。
座薬をとりに行っていた看護婦さんが帰ってきた。
「ごめんなさいね、座薬はやめた方がいいわ、血圧が低すぎるのよ」
上が94 下が68は私的には普通ですが!
あとはひたすら耐えるしかない。
あまりの痛さに身体中が非常事態宣言を出している。

今地震がきたら、逃げられない!旧館は古いから、せめて30メートル先の東新館へ逃げなければならないが、ベッド脇の車椅子に到底乗り移れる気がしない。
「上官!自分はもうダメです!自分を置いて逃げて下さい!」
「馬鹿者!我が隊は全員で帰還する!」
「上官……!!!」
てか、テレビドラマの刑事さんは足を撃たれたときこんなに痛かったんだな~!この痛みの中で犯人に向けて発砲できるんだろうか、とにかくマジ痛い……!
痛いよう!というLINEを会社の友人や、妹に送って気を紛らわす。
ワタクシが激痛に耐えているのに、友人からは、会社の愚痴、妹からは、今度出品したい手作り市の情報が返ってきた。
拷問受けてる人に手作り市の話か~い!
全く余裕が無いワタクシ。

それでも、お昼を食べて午後になる頃には、まともに呼吸ができる位には落ち着いてきた。
と思ったら看護婦さんが二人やってきた。
「はい、車椅子に乗り移る練習をしますよ」
「ええっ!点滴もオシッコの管もついてるのに⁉︎」
「大丈夫、持っててあげますから」
「無理~!」
「大丈夫、大丈夫」
うまく身体に力が入らん!
「あ~、まだ無理そうねぇ、オシッコの管、どうしましょう」
「まだつけといて下さい、コレ、便利だし…」
「外しちゃいましょう!なんとかなるでしょう」
……人の話を聞いていない(泣)
オシッコの管をにゅるりと外されて、点滴の管も、手首のとこにちょこっと残して外し、
「トイレ行きたくなったら呼んで下さいね」と言って看護婦さんたちは出て行った…
そうであった、人生はまだサバイバルなんだった。しばらくサバイバルな人生について、思い巡らした後、一人で車椅子に移ってみる。
お?できた~
トイレにも行ってみた。大丈夫だった~!これはまたすぐに車椅子探検が再開できそうじゃない
つづく
めっちゃ痛い!
痛さは個人差があると言う事だったので、私はあんまり痛くない方かも

息を止める位痛い!笑うしか無い位痛いっす!
気絶しそうな痛みの中で、心配しているであろう母にメールを送るために、ゴソゴソとダッフィを取り出し、写真撮影…

ホントに痛い。右足、潰されてるみたいに痛いっ!いくらなんでも痛すぎ!
看護婦さんがやってきた…
「どうですか?痛みますか…」
水戸黄門が印籠差し出すように、上の写真を見せるワタクシ…
「あら、痛いってかいてある(笑)、はい、血圧図りますね~!」
「いや、ホントに痛いです、マジ痛いです…」
「痛み止めは入ってるんですよ…あとは座薬を入れる事になりますが…」
「入れて下さい」即答。羞恥心なんてはるか彼方に飛んで行って帰ってこない痛さ。
座薬をとりに行っていた看護婦さんが帰ってきた。
「ごめんなさいね、座薬はやめた方がいいわ、血圧が低すぎるのよ」
上が94 下が68は私的には普通ですが!
あとはひたすら耐えるしかない。
あまりの痛さに身体中が非常事態宣言を出している。

今地震がきたら、逃げられない!旧館は古いから、せめて30メートル先の東新館へ逃げなければならないが、ベッド脇の車椅子に到底乗り移れる気がしない。
「上官!自分はもうダメです!自分を置いて逃げて下さい!」
「馬鹿者!我が隊は全員で帰還する!」
「上官……!!!」
てか、テレビドラマの刑事さんは足を撃たれたときこんなに痛かったんだな~!この痛みの中で犯人に向けて発砲できるんだろうか、とにかくマジ痛い……!
痛いよう!というLINEを会社の友人や、妹に送って気を紛らわす。
ワタクシが激痛に耐えているのに、友人からは、会社の愚痴、妹からは、今度出品したい手作り市の情報が返ってきた。
拷問受けてる人に手作り市の話か~い!

全く余裕が無いワタクシ。

それでも、お昼を食べて午後になる頃には、まともに呼吸ができる位には落ち着いてきた。
と思ったら看護婦さんが二人やってきた。
「はい、車椅子に乗り移る練習をしますよ」
「ええっ!点滴もオシッコの管もついてるのに⁉︎」
「大丈夫、持っててあげますから」
「無理~!」
「大丈夫、大丈夫」
うまく身体に力が入らん!
「あ~、まだ無理そうねぇ、オシッコの管、どうしましょう」
「まだつけといて下さい、コレ、便利だし…」
「外しちゃいましょう!なんとかなるでしょう」
……人の話を聞いていない(泣)
オシッコの管をにゅるりと外されて、点滴の管も、手首のとこにちょこっと残して外し、
「トイレ行きたくなったら呼んで下さいね」と言って看護婦さんたちは出て行った…
そうであった、人生はまだサバイバルなんだった。しばらくサバイバルな人生について、思い巡らした後、一人で車椅子に移ってみる。
お?できた~

トイレにも行ってみた。大丈夫だった~!これはまたすぐに車椅子探検が再開できそうじゃない

つづく