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そして紅茶の海を行く

お絵かきと自転車と写真が趣味のナオミア、福岡に移住。

星入り水晶

2007-07-17 19:04:03 | 理科
昨日は地震、びっくりしました。いかにビックリしてその後テレビをつけてニュースを観たか、先ほどまで一生懸命このブログに書いていたのですが・・・突然データーが消えてしまい愕然(T-T)どこかヘンなところを押してしまったらしい・・・もういちど書く気力はないです(汗)
でも被災地の方々に早く普段の日常が戻ってくることを心からお祈りしております。


気をとりなおして、さて、今日は有楽町の交通会館で週末まで開かれている鉱物の即売会へ行きました♪
鉱物シュミと言っても私は時々出して眺める程度だし、標本はウチにあるので充分!と思っているのですが、即売会というヤツ、行くだけでも行ってみたい・・・小さいの1個くらいなら買ってもいいかも・・・そうだ、蛍石の立方体に結晶しているヤツ欲しいし!!
結局「気に入った蛍石を1個だけ買う」と固く決心して会場へ。
神保町三省堂書店の鉱物フェアにたまたまでくわして、鉱石買った事はあるんですが、即売会にわざわざ出かけるのは初めて。わくわくです。

さて、着いてみると会場はとっても小さかったのですが、綺麗な標本がいっぱい♪見とれているうちにあっという間に2時間以上過ごしてしまった・・・。標本も小さくて1000円~3000円くらいの値段も手ごろなのがたくさん。会場にはたくさん石を買う人のためにプラスチックのトレイが置いてあったのですが、ハッと気が付くとトレイの中に7個も石が・・・いかんッ!いっこだけってゆったじゃん自分ッ!!
それから削りに削って、結局3個買いました。
本日の写真の星入り水晶と、それから蛍石を2個♪

写真の水晶、高さは3.5cmくらいで小さいんですが、寄り添った白っぽい半透明の水晶の中に、スパークした黒い星模様が散りばめられていてファンタジック!一目ぼれしてしまいました。こんなカワイイものが地面の中にあるなんてスゴイな~

蛍石は色々売っていた中から、グレーの小さな結晶がいっぱいかたまってる小石みたいなアメリカ産を一つと、それから角砂糖みたいなのがごちゃっと固まってるエメラルドグリーンの中国産を一つ購入。そっちもお気に入りですが、蛍石は写真撮るの難しいからあとで(笑)

迷った末買うのをやめた石は、金色のさいころ型の結晶が白い母岩についている黄鉄鉱とか(もうちょっと高くてもいいから結晶2個ついてるのが欲しいな~)、ブルーグレーの透き通った結晶がとっても綺麗だった天青石・・・あれは綺麗だった!でも天青石って蛍石よりもろいんだよね・・・それで迷った末返して来ました。あとは初めて実物を見た十字石とか、色がちょっと変わるらしいジルコニアとか・・・

他にも、方解石も色のきれいなのがたくさんあったし、アクアマリンも綺麗だった・・・特にショーケースの中に飾ってあったおっきい棒状の結晶・・・25万位だったけど、眼の保養~!うっとり。ラピスラズリは私が持ってるやつの方が金色の点々多くて綺麗かも、と思ったりして(産地を失念したのが残念)。アメジストは私が持っているよりずっと色の濃い100%ぶどうジュースみたいなのがあって見とれました。こんなに色の濃いの初めて見た気がするよ!岩塩も水晶みたいに透き通っていて綺麗だった~!しかも私の好きな立方体の結晶だし、すごく欲しかったけど、塩だから溶けちゃうもんね(^^;)
うろうろ眺めていて、ふと眼を上げると、うおう!堀秀道さんが来てるじゃんッ!図鑑持ってくるんだった!!サイン欲しい~ッ!(笑)

と内心で叫びつつ、ひっそりと鉱石買って帰ってまいりました。まぁ初めての展示会だからな。
また鉱物売りのイベントがあったら、是非行きたいです。気長に構えて、厳選してちまちま買うのがいいな・・・(*^-^*)

小学3年生の科学(笑)

2007-07-11 16:42:36 | 理科
最近、鉱石にハマりがちなのですが、ウチにある標本はちいさいのばかり。もっときちんとした大きめの石が欲しいけど、予算も置き場所も無いしなぁ・・・と思っていた私。すると、「双眼実体顕微鏡があれば小さな標本も大迫力で楽しめる」というような事が、堀秀道さんのご本に書いてあったのであった。

なるほど!双眼実体顕微鏡ってホドのものでなくても、両目で眺められるルーペがあればいいんじゃん!
てなわけでその後東急ハンズに行った際、そんな感じのルーペがないか見てきました。あった・・・ケドやっぱし高い!おしごとが決まったらお祝いに買ってもいいけど、現状のワタクシの身にはあまるよ・・・(-_-;)

そのときは代わりに、堀秀道さんの『楽しい鉱物図鑑』を買って帰ってきたのですが(図鑑の写真なら場所をとらないもんね♪)でも、その後すぐ本屋さんで見つけたのが、今日の写真の物体。
『小学3年生の科学』のふろく、双眼けんび鏡!!(←顕微、がひらがななのがいかにも小学3年生/^-^)1260円。やす~いッ!しかも方解石のオマケつき!!おお~!

最初に「双眼実体顕微鏡」と言われて想像していたものに近かったので、ためしに買ってみました。親戚の子供にでもあげる風を装って(?)レジへ。
でも、本屋さんからの帰り道はるんるん。めちゃくちゃ楽しみだし!!(笑)

帰ってきて、説明書を読みながら組み立てて、早速小さな蛍石を覗いてみましたら、これが結構いい感じに見えるんです。所詮プラスチックの玩具なので、倍率低いんですが、それでも大体5倍位に見えるらしい。私の持ってるルーペが2倍だから、比べてもずっと良く見えます。置いて眺められるから視界がブレないしね♪眼が疲れないのだ。

いや~スゴイ!!(*^-^*)こんな良いものが付録で手に入っちゃうなんて、今の小学3年生は恵まれているぞよ!!な~んてご満悦なナオミア殿、持っている標本をかたっぱしから眺めていたら、ちょうど訪ねてきたウチの母に「あんたはいつまで経ってもコドモねぇ」と呆れられてしまいました。

いや、だけど、コレつかうと、たんに赤いシミのついた小石みたいなヤツの赤い部分がちゃんとルビーだって判ったり、なんとなく灰色~のでこぼこした天青石が、セレスタイトの名に恥じない透明感だったりしてるのが判るんだよ~!スゴイんだってば!!
やっぱり付録ってヤツは、あなどれません。

たなばた

2007-07-07 10:43:00 | 理科
久しぶりにバタバタした一週間が終わったと思ったら七夕です。
ブログにUPする時間が無かったのですが、数日前(木曜日)妹と池袋のプラネタリウムへ行きました。突然思いついて行ったので、特に話題のCG番組トカでもなく、子供の頃見たプラネタリウム番組に、ちょこっとCGで銀河の映像なんかが混ざっているという程度でしたが、私は美しくて満足。でも妹は「もうちょっと迫力のあるCG番組の方がよかったな~」という感想。

七夕番組だったので、織姫と彦星の話とか、あとは流星群の話でした。今年の七夕も東京は曇りなので星は見えそうにないけど、曇りや雨の七夕には、かささぎが増水した天の川に橋をかけてくれるので、ちゃんと二人は会えるという説明でした。へぇぇ、知らなかった!雨の日は会えないのかと思っていたよ~。しかし何故かささぎなんだ?

綺麗な星空と銀河の映像を見ながら、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』のおかげで、天の川周辺の星座はちょっと判るかも自分!と感心。『銀河鉄道の夜』って、天の川の土手沿いに走る汽車で、出てくる逸話もちゃんと順番どおり天の川沿いの星座に関連してるんですよね。
汽車の窓からかささぎが見えるシーンがあったけど、あれって雨の七夕の夜天の川に橋をかけてくれるかささぎ達だったんだな~。感心感心。

仮想の星空を堪能したあとは、夏物セールが始まったばかりだったのでちょいっとショッピング・・・(笑)とはいえ、私は何も買いませんでしたけど。
いや、石を買ったんだった。半分に切っためのうの小石で、中が空洞になっていてちっちゃな水晶がびっしり生えてるやつ。上手く写真に撮れたらUPするかも。ミクロ・・・とはいわなくてもミリの世界ですが、ルーペでのぞきこむと水晶洞窟みたいで綺麗です。

さて、本日の写真は先月撮った梅雨の晴れ間のお月様。もっとちゃんと月を撮るにはやっぱり望遠レンズが必要なようだ・・・



宝石に疎すぎる・・・

2007-06-29 20:00:09 | 理科
あづいです。
嗚呼・・・あづい・・・暑苦しい・・・この湿気の高さがやりきれない・・・という訳でせめてなるべく涼しげに写った蛍石の写真をUP。実際はもうちょっと緑色濃いですが。

蛍石というのはアルミニウムや鉄を作る際に溶融剤として使われているんだそうです。で、私が今回博物館で買った蛍石は単なる緑のカタマリでいかにも溶融剤として釜に放りこまれそうなシロモノなんですが、それでも眺めてるとぼんやりした透明感が南の海の底みたいで綺麗だ・・・蛍石ステキ。もっと透明なヤツ欲しいなぁ。

それにしても、当たり前なんですが、いわゆる宝石も鉱物なんですよね(^^;)鉱物のご本を読んでいたら、宝石の説明もたくさん載っておりました。宝石にはあんまり興味無いんだけどついでに読んじゃう。・・・まぁ単に、高価すぎるので興味ないんですが(汗)。
でもダイヤモンド、金、銀のうちどれか100万円相当分プレゼント!な~んていう目にあったら、私はダイヤではなく銀を選ぶと思う・・・金もいいけど、やっぱり銀だな・・・特に銀食器(^-^)。あの手入れしないと錆びるところとか、手入れするとキレイキレイになっちゃうところとか、100年、200年日常使いしててもいい感じなところとかステキだ・・・100年前の銀食器はいい感じだけど、100年前のダイヤモンドの指輪はなんとなくコワイ感じがするよ。石って念がこもるって言うしね(笑)

で、宝石に関するトリビア知識を増やしていて、始めて知って驚いたことが。
キュービックジルコニアって、人工ダイヤモンドではないんですね!組成も全然違うじゃん!子供の頃にテレビ通販で名を覚えてから、ン十年騙されていたぜ自分ッ!!(1個も持ってないけど)

私はずっと、炭素に圧力かけて焼いてダイヤモンドを人工的に作ったのがキュービックジルコニアなのだと思っていました。ついこの間東急ハンズでみかけたときも、そう思い込んで眺めていた・・・そうか、見た目が似てるってだけで、全然違うシロモノなんだ~驚愕しちゃったよ。
つまり人工的に作ったジルコンなのだそうです。もちろん天然のジルコンという石もあって、昔からダイヤモンドのイミテーションに使われていたらしい(汗)ジルコンなんて石、知らなかったけど、日本名の「風信子石」というのは聞いたことがある。文字から想像していた石と全然違うなぁ。

でもダイヤモンドの影でアイデンティティ不確かな扱いのジルコンちょっと可哀想。一方人工ダイヤは、いまだに宝石にできるような無色透明美しいのは出来ないみたいです。豆知識でした。あ~びっくりした。

『楽しい鉱物図鑑』と『石の思い出』読みました

2007-06-26 22:13:33 | 理科
じめじめ梅雨っぽくなってきました。でも水不足解消にはもうちょっと降った方がいいんじゃないかな~。
「雲の中にいるみたいだね」と妹に言ったら
「そんなこと言わないでよ!余計ベタベタしてくるじゃん」とおこらりた(^^;)

さて、そんな霧雨の降る中、私は図書館へ。
図書館に行くときは、大体お目当ての本は1冊か2冊なのだけど、実際に行くと結局6冊位借りてくる事が多い・・・よくまぁあとからあとから読みたいご本が見つかるもんだ、と我ながら感心する。図書館があって良かった。読む本全部買ってたら出費もスゴそうだけど、あっという間に部屋が本でいっぱいになっちゃいそうだもんね。
児童文学、編み物の本、薔薇のご本・・・と来て、今回は鉱物のご本をどっさり借りてきました。ここ数日のマイブームであります♪
でも結局、堀秀道さんのご本がいちばん読みやすくて素敵だ・・・鉱物ってもともと専門的で地味なので、堀先生みたいに、専門用語を知らない人にもなるべく読みやすく判りやすく、そして客観的かつ冷静でいながら謙虚で寛容、しかもちょっぴりロマンチック♪なんてご本を書いてくださる学者さんはとっても貴重な存在かも。鉱物の事はさっぱり知らない私が、最初から最後まで通して読めちゃう図鑑なんてスゴイ!『楽しい鉱物図鑑』なんだか一気に読んじゃった。面白かったです。ほしいな~。

A.E.フェルスマン著、堀秀道訳の『石の思い出』というご本も読んだんですが、これも面白かった。鉱石と鉱山をめぐる、学者さんや地元の人たちを描いたささやかでドラマチックなエッセイでした。
戦前のエッセイということで、微妙に古風なのと、作者さんが旧ソ連のお方なので、まだまだなじみの薄いロシアの日常が覗けたのも珍しい読書体験だったかも。


ところで蛍石の保管方法、色々なサイトさんを廻ったり、ご本を読んでわかったのですが、やっぱり日光も湿気もダメみたいですね~。そうだよな~なんとなく見た目も岩塩と似てるし(^^;)。やはりいままでどおり、箱とビニール袋にいれて、引き出しの奥にしまっておいた方がよさそうだ・・・。蛍石があんなに綺麗なのに宝石にならないのは、とにかくもろいからみたいでした。大事に扱おう。

しかし、そんなもろくて風化しやすい鉱物を、世界中でじゃんじゃん掘り出しちゃったら、あっというまに無くなっちゃうんじゃないだろうか?と心配。現に日本ではもう殆ど出てこなくなったって書いてあったし。
やっぱり私はコレクターさんたちのサイトやご本に載ってる写真を眺めて満足するようにしよう・・・うむ。
な~んていいつつ蛍石、かっこいいのが目の前で売ってたら確実に欲しくなりそうな気がしますけどね(^^;)結晶がちゃんと立方体になってるヤツ、いいなぁ・・・。

ところで今日の写真はこの前upしそこなった紫陽花の写真。蛍石の写真じゃなくてスミマセン。鉱物の写真は花以上に撮るの難しいよ・・・。
でもこの紫陽花の写真の色合い、ちょっと暗めですが、実はとっても気に入っていたりします。自画自賛♪数打ちゃあたるデジカメ写真(爆)
瑞々しくひっそり咲く額アジサイ。素敵に梅雨っぽいよな~、水が好きなんで梅雨は結構好きさ。(でもカビは嫌い!)

蛍石に関する素朴な疑問

2007-06-25 12:19:01 | 理科
ウチにはちっちゃな蛍石が5個くらいあってみんな色も透明度も違っていてそれぞれお気に入りなんですが、しかし、蛍石を所有するにあたって基本中の基本、「保管のしかた」がよく分からないのであった・・・(泣)
博物館に行ったのは、蛍石って本来、正八面体(本日の写真参照)より、立方体に結晶する事の方が多いということだったので、立方体の真四角な形をしてるのを見てみたかったのと(これはめでたく拝見できました)、地面の中のどんなところでどんな風に生成されるのか、知りたかったんですが、生成の仕組みは結局判らなかった・・・。

堀秀道さんの『楽しい鉱物学』にも結局蛍石の生成については詳しく書かれてなかったしなぁ・・・蛍石も水晶みたいに高圧熱湯温泉の中で出来るんだろうか?水入り蛍石ってのもあるのかな?

それと保管方法、紫水晶が紫外線に弱くて、明るいところに置くとすぐ退色しちゃうので、蛍石もそうなんだろうか・・・?と心配なのだ。今日の写真の蛍石も、ずっと紙箱に入れて引き出しにしまってあるのだけど、もし退色しないんなら、もっとフツーにテーブルの上トカに置いておきたい。先日博物館で買った緑色のカタマリも、その辺にゴロっと置いておきたい。
サイトを見ても、紫水晶の退色については厳重注意して下さっているサイト様が多いんですが、蛍石については何も書いてないんだよね~。

色々なサイトを拝見してみましたら、蛍石にも水晶と同じくらいファンが多いということがわかって、数々の綺麗な蛍石の写真で目の保養~♪させていただいたんですが(*^-^*)、謎は深まるばかりなのであった。判らん専門用語がいっぱいだし(結晶分離品って何だ?カーボナタイトって何だ?)「蛍石は岩塩と同じハロゲン化鉱物」だってご本に書いてあったけど、まさか蛍石は水に溶けないよね・・・?(←確信が無い/汗)そもそもハロゲン化鉱物ってなんだろう?ウチのハロゲンヒーターとなにか関係があるんだろうか?・・・
嗚呼スゲー気になる!

ちなみに写真の蛍石は、結晶の割れやすい方向にあわせて人工的に正八面体に割った状態で売られていたもの。高校時代(だったかな?)に友達とマジメな鉱石やさんへ行って買ったものです。シーンとした、何かの研究室みたいなそっけない場所で、非常~に緊張したのを覚えていたりします。声も出せない雰囲気だった(^^;)これは確か中国産だったと思う。

正八面体可愛いけど、わざわざ小さく割ることないのにな~もったいない(笑)なんて思っちゃう私は、形を加工した石(特に丸いのとか)にはあんまし興味が無いのであった。

国立科学博物館へ行きました(つづき)

2007-06-23 21:46:32 | 理科
私はちょっとコワかったんですが、やっぱり科学博物館では恐竜が大人気みたいでした。ようやく見つけた鉱物コーナーはほんのちょっぴり・・・いいけどさ。
「地球館」の鉱物コーナーなんて、部屋の片隅の暗いところに並んでいて、横を一度通ったのに存在に気が付かなかったっす(泣)一生懸命探して廻った末、受付で訊いてみたらようやく所在がわかったのであった。
とにかくどこに何があるのかわかりづらいッ!お目当てのある方はまず受付で訊いてみることをお勧めします。展示品多いから、「廻ってるうちに見つかるだろう」なんて思ってると日がくれちゃうもんね。

でもとにかく鉱物コーナーは人気が無かったのでした。地味なのかなぁ。「マニアな世界だ・・・」とつぶやいていたアベック彼氏がいたが、確かにそうなのかも。私もあんまり詳しくないけど、眺めていて綺麗だと思うんだけどな・・・まぁ誰も居なくて、空いてて見やすくて良かったけど。
しかしその一方ミュージアムショップの鉱物コーナーは大人気だったッ!!大混雑。みんな必ず立ち止まる感じ。何故じゃ?

鉱石って、展示をじっくり眺めるほどのモノではないけど、思ったほど高価でなく手に入るとなると話は別って事なのだろうか?私がしゃがんで「どうしよう・・・また蛍石買っちゃおうか・・・それともあっちの真っ青なメノウ板にしようか・・・」なんて悩んでいると次々に人が来る。小学生少年少女も高校生男子集団もおかあさんもおじちゃんも、みんな「どれか石買って帰りたい」モードだ!
修学旅行なのか制服の男子生徒が「お?あれなら俺買える・・・買おうかな」と立ち止まって、3000円~6000円くらいの紫水晶のカタマリ群の前で真剣に悩んでいたのが微笑ましかったです。修学旅行のお土産が博物館のアメジストって悪くないと思う(アンモナイトの化石でもいいけど)。

私は結局エメラルドグリーンの蛍石を買ってしまいました。小学生の女の子と取り合いになるところでした。(結局、彼女は水晶をお買い上げ)
確かに自分で購入する石は、展示されてる石より時間をかけてよく眺めるよな~なんて思ってしまいました(笑)展示されている石のほうが何十倍も立派なんですが。

ところで写真は「日本館」のステンドグラス。「日本館」は展示物以上にクラッシックな建物が見ごたえありましたです。階段の吹き抜けにあるフーコーの振り子もやっぱり好きさ(TDSのより小さい気がしたけどね)。

国立科学博物館へ遊びに行きました。

2007-06-23 19:48:03 | 理科
鉱物の本を読んでいたら、もっと大きな標本がみたくなって、ついでに天文コーナーも見たくなり、上野の科学博物館に行ってみました。
何年ぶりだったんだ?6年ぶり?全然内容が変わっていて、どこに何があるんだか・・・鉱物はどこだ~ッ!?
行っても行ってもあるのは、化石と、剥製ばかり。ホネホネだ!ホネホネばっかりだ!!コワイっす~!!(泣)
恐竜の化石のコーナーは特にでかくて怖かった。こんな生き物がホントにいたんだ・・・恐竜の時代に生まれなくて良かったぜ自分。
恐竜の時代は、植物もヘンテコリンなデザインのが多い気がしました。神様って、実は結構マイブームみたいなのがあるのだろうか?(←創造物をデザインする際に。だってジュラ紀と現代、だいぶシュミ違うよ!/笑)
ちなみに写真のホネホネは大昔海に住んでいた生き物らしい。つまり竜なのか?
でかすぎる・・・しかもいかにも歯がするどい。

鉱物標本BOX

2007-06-22 23:48:25 | 理科
今日は夏至でしたが、雨でした。
毎年夏至の頃になると長野まゆみの『夏至祭』を読み返すワタクシ。初期のささやかなお話ですが、大好きなのです♪あとは『夜間飛行』が特に好きかも。やはり長野まゆみは初期の作品が好きさ。まだ読んでいない作品で、好きそうなの出てないかな~と先日図書館でパラ読みしてみたのですが、やはり最近のご本はあまり好みじゃなさそうでした・・・ちょっとガッカリ。
かわりに寮美千子さんの『ラジオスターレストラン』というご本を借りて読みました。寮美千子さんのご本は『小惑星美術館』というのを昔読んだことがあって、まぁまぁ面白かったのですが、『ラジオスターレストラン』もまぁまぁ面白かった・・・・・・この作家さん、雰囲気とか壮大なテーマとか素敵だけど、どうも主人公が良い子すぎるのがちょっと苦手だったりします。・・・もうちょっと登場人物の感情の動きとか、風景描写とか、リアルだったらきっと大・大好きな作家になったと思うんだけどなぁ・・・でも、『星兎』も読んでみたいと思っているのですが。

ついでに本棚の奥から堀秀道さんの『楽しい鉱物学』を出してきて、10年ぶり位で読み始めました。お宝鑑定団に時々でている鉱物博士のご本です。
「自然界のもので美しく光り輝くものといえば、夜空の星と鉱物の結晶であろう」なんて書いてある。ソウソウ!!と、首を縦に振りつつ読み進めるワタクシ。
水晶とかラピスラズリとかって、つまりお星様みたいだから好きなのだ!子供の頃はまさに、こういうきらきらしたヤツが、空に浮いてるのが星なんだと思っていたもんね。
ウチの妹は「パワーストーン」とか「水晶は浄化の力があって云々・・・」というような話が好きなんですが、わたしはそのまんま、こんな綺麗なものが地面から出てきたってだけで、充分素敵じゃん!と思うのでした。しかもこれって地球のカケラなのだから星にはちがいないよな。

さて色々な石の特徴や鑑定の仕方を読み進めていると、実際の標本が見たくなって、とうとう本棚の上から昔買った標本を引っ張り出してきてしまいました。もはやいつ買ったのか覚えていない、東急ハンズで買った60種類セットのヤツ。当時、親に怒られるんじゃないかと思いつつこっそり買って来たら(ということは結構高かったんだろうか?)、思いがけず父に「いい買い物だ」と言われて嬉しかった覚えのある品だったりします(でも仕舞い込んでますが)
久々に眺めてみると「うおう!なんとクリソプレーズがあるじゃん」とか、「アスベストってイメージ良くないけど結晶綺麗だな~」なんてささやかな発見が♪でもこれ、ウラン原石が入ってるのがちょっとコワイ(^^;)毎回箱を開けるたびにこのURANIUMの文字にはドキドキするよ・・・

60種類といっても結構内容が偏っていて、とにかく綺麗めな石が多いです(そんなに高級な石は入ってないけど)。私は鉱石では特に、アメジストとそれから蛍石が好きさ。堀秀道先生は ”蛍石は水晶に比べて輝きが平明で魅力的でない”みたいな事書いてるけど、私は水晶より好きかも。
あの微妙に柔らかそうな、半透明なところがいいよ~!なんて思いながら眺めていたら、妹が「おお!綺麗なもの出してきてるじゃん!そうだ、ぴったりの箱があるからあげるよ!」と言って突然、コレクションケースというか厚さのある額縁のようなのをくれました・・・ホウ
「早く入れてみて!」と急かされつつ35種類選んで詰めたらほぼぴったりの大きさ!(写真参照)かっこえ~!!めちゃくちゃ気に入ったっす!!ありがとう妹よ!思いがけず大興奮のワタクシ。
いままではボロいダンボールの箱に入っていたのですよ。あんまり開け閉めするとすぐ破れそうなヤツ。しかも隙間に黄色くなった新聞紙が詰めてあったのだ。
でもこれなら、このまま壁にも飾れる!嬉しいぞ~!

35種類選ぶのが難しかったのですが、やはり特に色の綺麗なヤツを選んでしまう。ちょっぴしコワイ例のウラン原石は、見た目灰色と白のまざった普通っぽい石だし、鉄鉱石や電気石やヘマタイトなどの地味な石と一緒に仕舞い込んでしまいました。サヨナラッ!あ~ドキドキ(汗)