寒河江難聴者友の会会員ブログgoo

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音楽をあきらめない

2016-04-30 10:12:15 | 人工内耳
人工内耳の苦手なことの第一に挙げられるのが音楽。
3万から5万ともいわれる人間の聴神経を、
たった22個の電極で分担するのが人工内耳なのだから、
誰が考えても無理があることは明らか。
「ピアノをげんこつで弾くようなもの」と言った人がいた。
実にわかりやすい。
納得だ

それでも、健聴の頃に聞いて知っている曲ならば、
何度か聞くうちに、それらしく聞こえてきて
そこそこ楽しめるようになる。
そして、片側よりは両側の方が、よりそれらしく聞こえる。

先日「聴こえのフェアin山形」で、人工内耳装用者でありながら、
プロのジャズベーシストとして活躍している人の演奏とお話を聞いた。
「人工内耳は脳で聞くものだから、無限の可能性を秘めている」と。

私は健聴の頃、オーケストラの演奏を聞くこともあった。
初めて聞く曲やよく知らない曲でも、生のオーケストラの演奏だと、
はじめの8~16小節で、鳥肌が立つような感動を覚えることも
しばしばだった。
リハビリ次第では、
そんな感動もよみがえってくる可能性があるのだろうか・・・?
「脳の働きには,未知の部分がまだまだある」とも話していた。

結局のところ、「音楽を楽しむ」ということに、
どこまでを求めるのかということになるのだろうが。
はなから「音楽は無理」と諦めずに、日々のリハビリを
少し工夫してみようか・・・。
ロコぽち



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