Life Size

音楽の話題を日々徒然に。

Song is love

2009-01-20 20:40:26 | 紙ジャケCD


【SIDE A】
1.ランナウェイ
2.ピロートーク
3.こころは気紛れ
4.ひとりで生きてゆければ 
5.ひとりよがり  
6.青春  

 【SIDE B】
1.めぐる季節
2.おもい違い
3.青空と人生と
4.恋はさりげなく
5.冬が来るまえに
6.歌を捧げて 
 
紙ジャケCDシリーズ第2弾は、『SONG  IS  LOVE』です。1976年の作。
前回紹介した『I LOVE YOU』と違って、これは昔も今もお気に入りの一枚です

オフコースのアルバムを再収集するにあたっては、ネットダウンロードでもよかったのですが、あえてCDで購入した理由は、やはり”モノ”として所有しておきたいから。LP世代としてはジャケットや歌詞カードといったものに対して愛着を感じるのです。
特に、この紙ジャケシリーズは、レコードっぽいのがgood。

で、『SONG  IS  LOVE』は、この歌詞カードの写真が好きでして・・・。

   


まだ20代の二人、笑顔が可愛いじゃあないですか
なんだか、今の”ゆず”みたいです。

小田さん、そりゃこんな顔して、『青空と人生と』や『冬が来る前に』みたいな歌を歌ったならば、”憂愁の貴公子”みたいなイメージを持たれても仕方がありませんって
女性陣はキャーキャーと放っておかなかったでしょう。
今はすっかり、”体育会系やんちゃオヤジ”のご本人も、この頃はイメージのギャップに戸惑っておられたようです。

このアルバムに入っている曲は、『ひとりで生きてゆければ』以外、小田さんの曲もヤスさんの曲も全て、歌詞の人称が「私」、「あなた」で書かれており、非常に繊細なイメージに仕上がっています。

・・・でもね、『心は気紛れ』での、あのフレーズ。

「ナマイキナ  オンナ」

初めて聴いた時は中学生でしたが、ちょっとドキドキしましたよ。
小田さんの”やんちゃ”な一面がチラリと見えるような気がしませんか?

昨年の京セラドームでこの曲が演奏された時は、このフレーズを口にする小田さんの顔が見たくて、ステージではなく、スクリーンの小田さんのアップを凝視しておりました

対して、ヤスさんの曲。
アップテンポな『ランナウェイ』、大好きな曲です。小田さんの”シュビドゥワ♪”コーラスがいい感じで。
一転、しっとり聴かせる『ピロートーク』は大人っぽいですね~。そういや、最初は”ピロートーク”の言葉の意味もわからず聴いていましたっけ

そうそう、『ひとりよがり』の中のセリフの部分、

「私の言うことをききなさい!」「それみたことか!」

というのは、ヤスさんご本人の声だそうです。
以前、公式HPでファンの方の質問に答えておられました。
その昔、これは誰の声だろうって、友人達とワイワイやって、結局「小田さんの声だよね」ってことに落ち着いておったのですが・・・思いっきり間違ってたワケですね
25年後の新発見でした。


この『Song is love』と、続く『JUNKTION』、『FAIRWAY』を合わせて、”試行錯誤3部作”と言っていたのは、小田さんだったか、ヤスさんだったか。
フォークソングというジャンルでは、もはや括ることができなくなった二人の音楽が、これからどこへ向かうのか-。二人の自信も危うさも、素直に表れているような一枚だと思います。

コメント (6)    この記事についてブログを書く
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あら♪かわいいこと♪ (くるみ)
2009-01-20 21:30:31
ホント、かわいらしい笑顔だこと♪
紙ジャケシリーズもなかなかいいですね♪
確かこの『SONG IS LOVE』が小田さんヤスさんの初プロデュース作品なんですもんね。
そりゃ試行錯誤するかも。
このアルバム以降、小田さんはフルートも演奏していて、
小学校の頃に習っていたバイオリンも候補にあがっていたけど、
小田さんが「それじゃ小田じゃなくサダになる」って嫌がったって(笑)
小田さんらしい
で、いつの間にかフルートをマスターしてきて驚いたってヤスさんがライブのMCで話されていたとか。
返信する
Unknown (うるとらK)
2009-01-20 22:32:50
きゃ~!!小田さんカワイイィ!!
今一生懸命DVD見てるんだけど、二人のときのほうが今の小田さんに近い感じするな~。5人、4人のときはなんだかツッパってるっていうか。ヤスさんも穏やかな笑顔で。。二人で仲良くやってきた、って感じがします。
返信する
くるみさんへ (nanori)
2009-01-21 08:46:00
フルート、『恋はさりげなく』の間奏に入っているのがそうかな?
もしかして『ピロートーク』のイントロもそう?
フルートの音って風の音に似ていますよね。木枯らしが似合うこのアルバムにはぴったりです。
こんな真冬に紹介しておいてなんなんですが、晩秋に聴きたくなる一枚。
私は”3部作”の中ではこれが一番好きかも。
返信する
うるとらkさんへ (nanori)
2009-01-21 08:51:57
可愛いでしょ?でもね、二人とも作る曲はシブいのよ。このギャップがね~、たまりません。
確かに、80年代の小田さんはずっと不機嫌を装ってるようなところはあるね。それもまた魅力ではあったんだけれども。
このアルバム、相変わらず二人のコーラスは抜群です。
返信する
フルートは・・・ (くるみ)
2009-01-21 19:49:45
『SONG IS LOVE』、もぉずーーーーーーーーっと
聴いてないので、なんともわかりませんが
調べてみますと、「ピロートーク」「青春」
「めぐる季節」「恋はさりげなく」で小田さんが
フルートを演奏しているようです。

「ピロートーク」の意味、あたしは今の今まで知らなかった・・・大人なのに・・・
返信する
くるみさんへ (nanori)
2009-01-21 20:35:26
あっ、やっぱり『めぐる季節』もそうなんですね♪
自分の耳がちゃんと聴いていて、ちょっと嬉しいです
で、ピロートークですよ。くるみさんてば、大人なのに!イヤ、でも確かに、これカタカナで書かれたら一瞬わかんないですよねぇ
返信する

コメントを投稿

紙ジャケCD」カテゴリの最新記事