【SIDE A】
1.ランナウェイ
2.ピロートーク
3.こころは気紛れ
4.ひとりで生きてゆければ
5.ひとりよがり
6.青春
【SIDE B】
1.めぐる季節
2.おもい違い
3.青空と人生と
4.恋はさりげなく
5.冬が来るまえに
6.歌を捧げて
紙ジャケCDシリーズ第2弾は、『SONG IS LOVE』です。1976年の作。
前回紹介した『I LOVE YOU』と違って、これは昔も今もお気に入りの一枚です
オフコースのアルバムを再収集するにあたっては、ネットダウンロードでもよかったのですが、あえてCDで購入した理由は、やはり”モノ”として所有しておきたいから。LP世代としてはジャケットや歌詞カードといったものに対して愛着を感じるのです。
特に、この紙ジャケシリーズは、レコードっぽいのがgood。
で、『SONG IS LOVE』は、この歌詞カードの写真が好きでして・・・。
まだ20代の二人、笑顔が可愛いじゃあないですか
なんだか、今の”ゆず”みたいです。
小田さん、そりゃこんな顔して、『青空と人生と』や『冬が来る前に』みたいな歌を歌ったならば、”憂愁の貴公子”みたいなイメージを持たれても仕方がありませんって
女性陣はキャーキャーと放っておかなかったでしょう。
今はすっかり、”体育会系やんちゃオヤジ”のご本人も、この頃はイメージのギャップに戸惑っておられたようです。
このアルバムに入っている曲は、『ひとりで生きてゆければ』以外、小田さんの曲もヤスさんの曲も全て、歌詞の人称が「私」、「あなた」で書かれており、非常に繊細なイメージに仕上がっています。
・・・でもね、『心は気紛れ』での、あのフレーズ。
「ナマイキナ オンナ」
初めて聴いた時は中学生でしたが、ちょっとドキドキしましたよ。
小田さんの”やんちゃ”な一面がチラリと見えるような気がしませんか?
昨年の京セラドームでこの曲が演奏された時は、このフレーズを口にする小田さんの顔が見たくて、ステージではなく、スクリーンの小田さんのアップを凝視しておりました
対して、ヤスさんの曲。
アップテンポな『ランナウェイ』、大好きな曲です。小田さんの”シュビドゥワ♪”コーラスがいい感じで。
一転、しっとり聴かせる『ピロートーク』は大人っぽいですね~。そういや、最初は”ピロートーク”の言葉の意味もわからず聴いていましたっけ
そうそう、『ひとりよがり』の中のセリフの部分、
「私の言うことをききなさい!」「それみたことか!」
というのは、ヤスさんご本人の声だそうです。
以前、公式HPでファンの方の質問に答えておられました。
その昔、これは誰の声だろうって、友人達とワイワイやって、結局「小田さんの声だよね」ってことに落ち着いておったのですが・・・思いっきり間違ってたワケですね
25年後の新発見でした。
この『Song is love』と、続く『JUNKTION』、『FAIRWAY』を合わせて、”試行錯誤3部作”と言っていたのは、小田さんだったか、ヤスさんだったか。
フォークソングというジャンルでは、もはや括ることができなくなった二人の音楽が、これからどこへ向かうのか-。二人の自信も危うさも、素直に表れているような一枚だと思います。
紙ジャケシリーズもなかなかいいですね♪
確かこの『SONG IS LOVE』が小田さんヤスさんの初プロデュース作品なんですもんね。
そりゃ試行錯誤するかも。
このアルバム以降、小田さんはフルートも演奏していて、
小学校の頃に習っていたバイオリンも候補にあがっていたけど、
小田さんが「それじゃ小田じゃなくサダになる」って嫌がったって(笑)
小田さんらしい
で、いつの間にかフルートをマスターしてきて驚いたってヤスさんがライブのMCで話されていたとか。
今一生懸命DVD見てるんだけど、二人のときのほうが今の小田さんに近い感じするな~。5人、4人のときはなんだかツッパってるっていうか。ヤスさんも穏やかな笑顔で。。二人で仲良くやってきた、って感じがします。
もしかして『ピロートーク』のイントロもそう?
フルートの音って風の音に似ていますよね。木枯らしが似合うこのアルバムにはぴったりです。
こんな真冬に紹介しておいてなんなんですが、晩秋に聴きたくなる一枚。
私は”3部作”の中ではこれが一番好きかも。
確かに、80年代の小田さんはずっと不機嫌を装ってるようなところはあるね。それもまた魅力ではあったんだけれども。
このアルバム、相変わらず二人のコーラスは抜群です。
聴いてないので、なんともわかりませんが
調べてみますと、「ピロートーク」「青春」
「めぐる季節」「恋はさりげなく」で小田さんが
フルートを演奏しているようです。
「ピロートーク」の意味、あたしは今の今まで知らなかった・・・大人なのに・・・
自分の耳がちゃんと聴いていて、ちょっと嬉しいです
で、ピロートークですよ。くるみさんてば、大人なのに!イヤ、でも確かに、これカタカナで書かれたら一瞬わかんないですよねぇ