さて、日曜日の佐野元春 with THE COYOTE BANDの”THE LIVE AT Festival hall 2013”の感想です。
先日のTULIPに続き、二度目のフェスティバルホール、今回は3階席の後ろから数えた方が早い列
ぴあの先行で取ったのに!とショックでしたが、実際には全く遠く感じませんでした。
むしろ今回のような座席の方がこのホールの実力がはっきりわかりました。つくづく素晴らしいホールです
ホール入り口には佐野さんのこのホールへのメッセージが飾られてました。
「まもなく開演ですので、お早めに席にお着き下さい」という定型のアナウンスの段階で早くも沸き起こる拍手
・・・早いってば
開演前から、客席には”プレミアムな夜”への期待が満ち満ちておりました。
そんな中、一曲目から『アンジェリーナ』ですよ!これはもう3階席でも立ち上がっちゃいます。
そこから『スターダストキッズ』、『ダウンタウンボーイ』と、のっけから、既にライブ佳境に入ったのかっていう盛り上がり方。
ダークグレーの細身のスーツにサングラスでキメた佐野さん。
はあ~、やっぱ格好良いわ。
それは顔がイケメンとかルックスかどうとかいうより、立ち姿に”スタイル”がある、大人の格好良さとでも言いましょうか。
歌も、MCも、そのステップも。何をやっても、いちいち格好イイんです。
だってね、客席からの「愛してる~!!」っていう黄色い声援に対して、
しれっと「オゥケイ、ありがとう」なんていう返しができる日本人、そうはいませんぜ(笑)
3月に発売されたばかりのニューアルバム『ZOONEY』から連続して6曲。(セットリストは前回記事を参照)
ザクザクした手応えのロックナンバー達は、やはりどれもライブ映えしますね。
特に『ポーラスタア』、これはアガる!!
上がりきった場内のテンションを緩めるように、中盤はしっとりとピアノで聴かせるナンバーへ。
『彼女』、良かったなぁ。
後半戦。
『コンプリケイション・シェイクダウン』のイントロが聴こえ始めてると、再び立ち上がる場内。
バンドのギタリスト、キーボーディスのソロプレイも煽る、煽る!
『ナポレオンフィッシュ~』から『約束の橋』へ、 『ロックンロール・ナイト』から『サムデイ』へと、加速する終盤。
そして最後はこの曲。
「この曲には”ヤング”という言葉を使っているけれど、ヤングっていうのは歳の数じゃない。心の有り様なんだ」
『ヤングブラッズ』
「音楽は時代を越える」と元春はよく口にするけれど、元春の曲を聴くと10代の頃に引き戻される。
それも、よくある「この曲を聴くとあの頃を思い出す」などという生易しいノスタルジーではなく、ほとんど暴力的といってもいいほどの力で連れ戻される。あの時代にリアルにワープする。なんなんだろう?この感覚は?
アンコール。
「みんなまだ踊りたい?」 (←これも相当キザなセリフですが)
アンコールの最後、デビュー当時から使っているというギターで奏でるのはもちろんこの曲。
『悲しきレイディオ』
この日の会場には子供達の姿がちらほらと。(どうやら子供は無料招待しているらしい)
そんな子供達に向かって呼びかける。
「キッズ達、大人のいうことなんかきかなくても大人になれるんだ。どんな風にって?僕みたいな大人にね!」
30年前、ここにいる多くの大人達は、「つまらない大人にはなりたくない!」と歌っていた”キッズ”でした。
自分もその一人だったはずなのに、随分と”つまらない大人”になってしまった自覚もある今日この頃。
若くあらねば、ね。
エンディング、それぞれのポジションから佐野さんの合図で一斉に駆け寄ってくる若いバンドメンバー達が、まるで仔犬のようで微笑ましかったです。80年代のハートランド、90年代のホーボーキングバンドを経て新世紀のコヨーテへ。
彼らもまたそのスピリットを継いでゆく”元春キッズ”なのでしょう。
音楽はこうして時代を越えていくのです。
そしてヤングの定義が素晴らしい!そうだったのか、と膝を打ちたくなってしまうわ。元春恐るべし
というか・・・あなたのこの文章力が本当に素晴らしい。会場に行った気になりました。
私も早くフェスティバルデビューせねば・・・
てゆーか、普通は照れると思う。
クリ約でゲストの時でもお分かりのように、元春はMCもロックです。ほかにも名言がいっぱいありました。
>会場に行った気になりました。
そう言ってもらえると素直に嬉しいです。
私の場合、ライブレポは「熱いうちに書く」か「寝かせてから書く」かは、そのライブによるんだけど(気まぐれともいう)、今回は前者。勢いでイッキに書いちゃいました。
フェスティバルホールは本当に良いです。
早くおいで~!
エンジンかけた瞬間、「もしかして…」とひらめき、
ありました!
元春20thアンジェリーナに始まり、ロックンロールナイトに終わる2枚組。
録音してました。
ここ数日、行きは元春、時々馬場俊英。
帰りはあべ姫、時々TULIP。
ちなみに5時半の目覚ましアラームは小田さんの「ダイジョウブ」です。
レポ読みながら、何回うなずいたことか。
そうそう、佐野元春にしかない、あの格好よさ。
彼のあのしゃべり口調が聞こえてくるよう。
CDにはないライブならではの疾走感が伝わってきました。
そして、ロックンロールナイトはCDでもすごい!
うわぁ、ライブ行きたかったなぁ~(涙)
素敵なライブレポ、ありがとうございます。
CDで聴いても素敵な曲ばかりですが、ロックの真髄はやはりライブなんだなぁと感じさせられた夜でした。
『ロックンロールナイト』はまさに”ライオンの咆哮”!
私の最近は、朝はアベ姫、帰りは元春。ジョギングのお供は馬場さんで、お風呂の中ではTULIP時々小田さん。
これで今月ヤスさんのベストが手に入ったら・・・もうどうしましょ?
耳が一組しかないのがツライ!(笑)
さてさて佐野元春
サザンの桑田さんのようにウニャウニャ聴こえて
しかも桑田さんより英単語多めに感じて
ああ、ワケ・ワカで ついて行けないというのが
第一印象で、特に追うこともなく
タイトルがわかる曲はサムディくらいしかありません
ですが、ですが、
ここはチャンスと踏んでお尋ねすることとしました
ほんとうに断片なのですが
浮かんでは消えて、・・・を繰り返す曲があるのです
聞いたのは1回きりで
しかもずいぶん前のことになります
ウニャウニャ歌わず
作文をたどたどしく読み上げるような歌唱で
その内容は
今日も一日無事に終わって行きました・・・みたいな
その日記ふう内容ををポツリ・ポツリと歌ってました
サウンドはとてもシンプルでした
リズムも疾走するロックとはかけ離れ
心がヒリヒリするような歌詞表現内容もなく
へぇ~ こんなのあるんだ佐野元春 なのでした
総じて、習作的な印象の作品でしたが
とても優しい内容の曲だったと思います
と言っておきつつ、
いや、ぜんぜん違うのかもしれません
どんなことを歌っていたのだろうかと
ひっかかっているのでした
ワタクシ、相当なムチャブリしてしますよね
何か浮かぶでしょうか
運良くたどり着けたとしても
同窓会で逢ってガッカリ・・・的なオチも
ありそうですね
自分を信じてみたいってところです
ご迷惑おかけします いかかでしょう
オフコースなら(おそらく、iさんもでしょうけど)、脳内データベースを瞬時に検索できるのでしょうけど、元春はそこまで熱心に聴いていたわけではないので、そんなデータベースもなく・・・。
でも、そういう曲もありますよ。初期の頃の、たとえば大瀧さんたちとのナイアガラ・トライアングルは、ロックロックせずに洒落たポップスといった感じだし、アコギ1本で詩を朗読するような感じの曲も多いですね。(現代の吟遊詩人ですから)
それにしても、私も気になってきました
何か思いつけば、またお知らせします。
音楽で満たされた1週間でした
今回はwikiを読み狙いを定め、
アマゾンの試聴を利用して探索
おみくじ、
初回から大吉の人・何度ひいても大吉に至らぬ人、
いますね
やはり後者かと・・・
知ってる詞・曲があって
懐かしい発見や新しい発見でわくわくしつつ
紛れも無く後者と・・・思いきや、
見つかりました
そっとしておくことにしました
だから、というわけではありませんが、
こんなオマケはどうでしょう
その1 読まれましたか、財津さんの特集
吉田さん(どの人かわからないけど)との絆や、
作曲はゼロからではないこと、
子供はゼロから育つこと、
チュ-リップ、全く詳しくありませんが
先週は連日、帰りがけに記事を読むのが楽しみでした
まず、そんなことないとは思いつつも、
もしも読まれてなかったら、
朝日新聞夕刊(6/10~6/14)「人生の贈りもの」です
その2 小田メロディのイイトコ取り
小田さん出演のブラビアCMはまだ見てませんが
納得のあのメロディ!
「こころに~ なばしょ~」で
小学校3~4年頃の音楽教科書にあった
優しい配慮にあふれた、
大きな見やすい五線譜・ト音記号・音符を
思い起しました
僕の贈り物変奏曲以来のこと
手元にあったリコーダーで
メロディをなぞってみました
すると、あれれ、
ファに♯がつきますが
なぞれちゃいました
驚きは
一番低い音は「ミ」
一番高い音は「オクターブ上のソ」
で構成されていること
1オクターブとチョットだけです
なのに、
こんなにも広く美しい世界を
感じさせてくれる
ゆくゆくは「東京の空」のように
しっかりと大人空間を携えて、
戻ってきてほしいものです
その3 線路はつづくよどこまでも
5年間、お疲れ・お疲れ
いつも楽しい情報をありがとう
小田さんも、鈴木さんも、
ずっと続くといいとか、なんとか、
歌ってませんでしたっけ!
実家が朝日新聞なので、母にメールして1週間分取り置いてもらいました。
最近すっかりチューリップにハマっている私には色々と興味深い連載でした。
吉田さんは初代のベーシスト。オリジナルメンバーでこの方だけが再結成には参加されてません。宮城さんが弾いてます。
小田さんのブラビアの曲には驚かされました。
ものすごくシンプルで、大きな曲ですね。
アルバム「どーも」でも感じましたが、小田さんの作る曲、余分なものがそぎ落とされてどんどんシンプルになってる気がします。