何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

死ぬほど愛されたい

2018-01-01 00:54:53 | 
朝日が昇ったばかりの窓の向こう
眩しくて目を覚ました
隣にいたはずの君はいない
透き通ったカーテンが風でなびいていた
昨日開け放ったドアから君は飛びたった
その姿を見送りながら
掴んだら迷わず離さない強い想いに
ずっと憧れていたのだと知った夜だった

やさしさや慈しみを求めるのは
みんな同じような痛みを持っているからか
形を求めるのは孤独な自分を受け入れられないからか
なぜ苦しくて胸が痛むのに惹かれ合うのだろう
追いかけても追いつけないその姿
振り向かない涙の数
傷ついても
傷ついても
それでもまた
死ぬほど愛されたがっている



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