何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

手が届きそうな空

2017-06-04 12:11:54 | 
手が届きそうだった空も
信じていたものも
欲しかったものも
見つからなくて

言葉も感情も
少し前の感傷も
さまよって
遠まわりして
辿り着く場所を探している

ただの偶然にすら意味をつけたがっていたあの頃
僕たちはとても幸せだった
思い出した
その幸せは涙みたいな味がした

出会わなければ良かったなんて
あまりにも悲しいから
振り向かないで
ちょっとだけ手を伸ばす

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