何もない部屋

言葉や感情が溢れそうな夜に、
詩や日々考えていることを書いてます。

海の青さ

2016-12-03 18:54:34 | 
坂道を上り続けて
たどり着い場所は
真っ青な海が見える丘だった
それは心が吸い込まれそうなくらい
とても美しくて
遠かった

振り返り見せる微笑みも
こらえきれなくてこぼれた涙も
口づけの甘さも
幸せの余韻も
一瞬だから美しい

下ろしたてのシャツの匂い
耳元に秋の風が通り過ぎる
変わることのない
この海の青さ